「日本の首領(ドン) 野望篇」
1977年 日本 142分
■監督:
中島貞夫
■出演:
三船敏郎
佐分利信
菅原文太
松方弘樹
西村晃
成田三樹夫
小池朝雄
高橋悦史
野口貴史
金子信雄
志賀勝
にしきのあきら
嵐寛寿郎
内田朝雄
ユセフ・トルコ
岸田今日子
●あらすじ
西の首領・佐倉一誠と東の首領・大石剛介、二人の首領の存在が日本の財政界を揺さぶっていく。
飯干晃一原作の壮大なドラマをオールスターキャストで映画化した『日本の首領』シリーズの第2作。
昭和46年、勢力を回復した中島組は、関東進出の第一歩として桜商事を作る。
東京の暴力団松風会の会長・大石剛介は右翼の大物・大山規久夫を顧問に迎えて、暴力団連合“関東同盟”を結成し、これに対抗する。
両者の対立は、国際的な範囲にまで発展し…。
(東映チャンネルより)
★感想など
今回は親分がイマイチだなあ。
部下の使い方が下手だし、関東には負けっぱなしだし。
これじゃあまるで駄目親分じゃないか。
良くモデルの大親分が怒らなかったなあ。
時代が変わっているのもあって、やくざ映画と言っても「仁義なき戦い」のようなドンパチは少なく
経済戦争と言うか、よりリアルな争いとも言える内容に終始している。
魅力的な役者を揃えながらも、話の核が親分と家族になっているために
いまいちやくざ映画特有のスピード感に欠けるのが難点かな。
そう言えば、「ゴッドファーザー」を意識した音楽も雰囲気に合ってない感じだなあ。
別にチャララ~にしろとは言わないが。
でも本作の終わり方は確実に後を引くのは間違いない。
一体この後はどうなるんだろうという興味でわくわくする。
と言った訳でラスト、完結篇に続く。