レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

日本の首領(ドン) 完結篇

2012年06月07日 23時50分34秒 | やくざ/マフィア/ギャング/ノワール/不良

「日本の首領(ドン) 完結篇」
1978年 日本 131分
■監督:
 中島貞夫
■出演:
 三船敏郎
 佐分利信
 片岡千恵蔵
 菅原文太
 遠藤太津朗
 野口貴史
 志賀勝
 寺田農
 西村晃
 金子信雄
 小林稔侍
 小池朝雄

●あらすじ
飯干晃一原作の壮大なドラマをオールスターキャストで映画化したシリーズ完結篇。
政財界の黒幕・大山は病に倒れたが手術の結果、九死に一生を得た。
大山は大日本同志会を結成、任侠団体の統一を唱えるが、
西の首領佐倉・東の首領大石ともに同意せず三者は虚虚実実のかけ引きをくり広げる。
一千億円のサイパン島開発プロジェクトをめぐって首領戦争は最終局面を迎える。
最後に誰が生き残るか!?
黛敏郎が音楽を担当。
(東映チャンネルより)

★感想など
どんどん親分が駄目になるねえ。
と言うより、前作から三船敏郎が登場して以来、三船敏郎の方が首領(ドン)として描かれているとしか思えない。
西の首領佐倉が最後の方で義理の息子に言う台詞なんて、親分的にはありえないでしょう。
正直、駄目だなこのシリーズ。
ただ収穫としては、菅原文太がシリーズ通してイケイケなやくざな所は嬉しかった。
菅原文太って、他の東映やくざ映画では、結構大人しい役が多いからね。
全編大友勝利的キャラクターを演じてくれているのは嬉しい限り。
本作の役は名前こそ違うものの、まるで前作「野望篇」のキャラクターのその後っぽい設定が嬉しい。
後は野口貴史が大幹部役で全編登場するんだが、大物感がまるで感じられない辺りが素晴らしい。
金子信雄も相変わらずだし、そういった意味では楽しめるかも知れないけどねえ。
70年代も後半の東映やくざ映画を観ていると、60年代後半くらいの作品に興味がわいてくるね。
まあ近い内に観る予定ですが。
コメント
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