レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

組織暴力 兄弟盃

2012年06月19日 22時34分50秒 | やくざ/マフィア/ギャング/ノワール/不良

「組織暴力 兄弟盃」
1969年 日本 93分
■監督:
 佐藤純彌
■出演:
 安藤昇
 菅原文太
 丹波哲郎
 待田京介
 渡辺文雄
 嵐寛寿郎
 野添ひとみ
 山城新伍
 室田日出男
 八名信夫

●あらすじ
安藤昇、菅原文太の出演、無法者集団の10年間にわたる戦いの歴史を描いたリアルアクション映画。
原作は岩佐義人『銀座私設警察』。
復員した木島と特攻くずれの大場は、荒廃した銀座で縄張りを広げるが、木島は殺人でムショ送りとなる。
木島が出所すると大場は復興した銀座でユニバース興業の社長として金の取立て、差し押さえなどで銀座の顔役となっていた。
再び二人は組むものの、右翼の大物・加納のワナにはめられてしまう。
(東映チャンネルより)

★感想など
タイトルは「組織暴力」だが、前二作とはシリーズとしての繋がりはない。
いつも脇で出ていた印象がある安藤昇の完全主役作品。
やっぱりこの人はドスが効いていていいねえ。
菅原文太の役も時代に取り残された男の苦悩が出ているが、全く救いがないまま終わるのも
本シリーズの特色ではある。
ちなみに菅原文太の役は、「仁義なき戦い 広島死闘篇」の山中をベースに大友勝利の暴力性を足したキャラ。
こんな感じかな。
リアル路線とは言いつつも、基本的にフィクションなので、主演するやくざは英雄的活躍をする。
これは前作の渡辺文雄と同様。
後の実録路線では当然そういった役はないが、こういったフィクションやくざ映画も面白いね。
本作は前二作と繋がりがないと言ったが、ラストの寂謬感は前作との終わり方と完全にシンクロする。
そういった意味ではリアルと言える。
まあ以外と楽しいシリーズでしたよ。
コメント
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