「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」
原題:GODZILLA: KING OF THE MONSTERS
2019年 米 132分
■監督:
マイケル・ドハティ
■出演:
カイル・チャンドラー
ヴェラ・ファーミガ
ミリー・ボビー・ブラウン
渡辺謙
章子怡(チャン・ツィイー)
●あらすじ
『GODZILLA ゴジラ』『キングコング:髑髏島の巨神』に続く、「モンスター・ヴァース」シリーズ第3弾。
前作から5年後を舞台に、復活したゴジラ、モスラ、ラドン、キングギドラが壮絶な死闘を繰り広げる。
前作に続き、渡辺謙が芹沢博士役で出演。
(TSUTAYA DISCASより)
★感想など
怪獣世界は共有してますよと言う「モンスター・ヴァース」シリーズ第3弾。
マーベルのパクリにしか思えないことは、この際無視しよう。
ゴジラ、ラドン、モスラときて、敵はあのキング・ギドラとくれば
まさに「三大怪獣 地球最大の決戦」じゃないですか!
私が一番好きなゴジラ映画です。
さて前作の『GODZILLA ゴジラ』では肝心要のゴジラを全然登場させず、出てきてもキッチリ姿を見せないなど
不満が多かったが、本作では最初から最後まで怪獣が登場しっ放しなので、もっと怪獣見せろの欲求不満にはならない。
だけど登場人物が、ほぼ全員頭がイカれてるとしか思えなかったのが、イマイチ話にのれなかった原因かな。
一番イッチャってるのが渡辺謙で、ゴジラ教の信者にしか見えなかった。
出てくる人たちがどいつもこいつも怪獣が一番。
地球が意思を持っており、再生するためには怪獣がまず邪魔な人類を抹殺すべし。
みたいな発想の敵役とか。なんだっけこういった考えって? スピリチュアルだっけ?
一方渡辺謙らがいる組織モナークも、ゴジラはどうやったって自分たちの味方だみたいに信じ込んでいるのも気持ち悪い。
本作の主人公は、前作の『GODZILLA ゴジラ』でゴジラが暴れている時に長男を亡くしておりゴジラを憎んでいる。
この人の気持ちは至極当たり前としか思えないのだが、それを渡辺謙はゴジラは悪くない。
むしろいつまでもゴジラを憎んでいるお前が間違っている。
その憎しみを忘れたいなら、ゴジラを許せ。
みたいな感じだからね。共感できるか!
他の怪獣たちが最初ギドラに、最後はゴジラに従う設定も嫌だったなあ。
怪獣は自由なのがいいのに、アメリカ人は現実の生き物の延長にしたいらしい。
こういった発想はキリスト教の教えが云々と書いてあったサイトを一度だけ見たのだが
もう一回探してその記事をちゃんと読んでみたいぞ!
とまあつらつらと書いていますが、あまりゴジラ映画を観てない人には良いんじゃないでしょうか。
あと、中国人博士役の女性がチャン・ツィイーとは思わなかった。
てっきり釈由美子かと思ってたよ(笑)