「ハードカバー/黒衣の使者」
原題:I,MADMAN
1988年 米 89分
■監督:
ティボー・タカクス
■出演:
ジェニー・ライト
クレイトン・ローナー
ランドール・ウィリアム・クック
ステファニー・ホッジ
●あらすじ
奇妙なホラー小説を手に入れた女性の周囲で小説通りの殺人が起き始める。
作家の正体を探る内に彼女はその小説がフィクションではなかった事を知る……。
アヴォリアッツ映画祭グランプリ受賞。
(TSUTAYA DISCASより)
★感想など
先日観た「マスターズ・オブ・ホラー 悪夢の狂宴」を紹介していた本に同じく載っていた本作。
評価は「こんな手垢のついた題材の本作に、どうしてアボリアッツはグランプリを与えたのか」と散々。
この文章の直後に括弧書きでその時のアボリアッツの審査委員長の名前を記しているくらいだから
ようはそいつの趣味だろうくらい言いたいのかも知れない。
その評価を気にしてか長らく観てなかったが、「マスターズ・オブ・ホラー」観たらこちらも観たくなったので早速鑑賞。
まあ微妙の極みみたいな感じでしたね。
映像とか凝ったりしてる風だが何故か格好良くも美しくもない。
話の展開も遅くもったりとしている感じとか、現実だか幻想だか分からないような内容は
1970年代のオカルト映画風な作りである。
でも大して面白くないかな。
アボリアッツでグランプリとかになっていなければ、良くあるレンタルビデオバブルの一作で済んだのにね。
ただ主演のジェニー・ライトは美しく儚げな魅力がありましたね。
ハリー・ポッターの不思議ちゃんが大きくなったような感じだった。