レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

プロジェクトV

2021年11月26日 16時17分12秒 | アクション

「プロジェクトV」
原題:急先鋒/VANGUARD
2020年 中国/香港 107分
■監督:
 唐季禮(スタンリー・トン)
■出演:
 成龍(ジャッキー・チェン)
 楊洋(ヤン・ヤン)
 艾倫(アイ・ロン)
 徐若晗(シュー・ルオハン)
 母其彌雅(ムチミヤ)

●あらすじ
ジャッキー・チェン扮する国際的警備会社の社長が巨大な陰謀に立ち向かっていくアクション・エンタテインメント。
監督は「THE MYTH/神話」「カンフー・ヨガ」のスタンリー・トン。
世界を舞台に要人警護を専門に請け負う国際特殊護衛部隊“ヴァンガード”。
トン・フアンティンはその創設者にして正義感あふれるチームのリーダー。
ある日、ヴァンガードのクライアントであるロンドンの実業家チン・グォリが、
とある莫大な裏金をめぐる陰謀に巻き込まれ、彼の娘でアフリカで野生動物の保護活動に従事するファリダに危機が迫る。
こうしてチンの依頼を受け、ヴァンガードの精鋭チームを率いてアフリカへと向かうトンだったが…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
これ、最近のジャッキー映画としては当たりだね!
なんか90年代のジャッキー映画を観ているかのような錯覚に陥る作り。
つまり楽しい。
映画冒頭からずっとアクションのつるべ打ちで、しかも同じようなアクションは続かない。
舞台もアフリカのジャングルや急流の滝。中盤は戦争映画のような様相を示し、ラストはドバイの街並みをバックに
大暴れする展開と、全く飽きさせない。
この辺は監督の唐季禮(スタンリー・トン)の力で、この人が監督したジャッキー映画はどれもスタンリー・トンらしさがあって
どの作品もオススメできる程傑作揃いである。
本作は流れなども含めて「WHO AM I?」に似てるかなと思ってたが、「WHO AM I?」はスタンリー・トン監督じゃなかった(笑)
まずアクションはスタンリー・トンらしくデッドリー・スタントなアクション多めでテンション上がる。
しかしいつもと違うのはジャッキーがメインではなく、若手俳優にメインを譲っている感が良い。
デパートでのアクションは「ポリス・ストーリー/香港国際警察」を想起させるが、若手の楊洋(ヤン・ヤン)は
デパートの3階くらいから1階までジャンプして飛び降り、それを見ていたジャッキーが同じように続こうとするが
「階段あるよ」って言われたら「じゃ、それで」って飛び降りるのを止める流れは歳相応な感じで大変微笑ましかった。
そう言えば冒頭の唐辛子を手に塗りたくって戦うやつも「プロジェクトA2」の引用だしね。
そうは言っても「ブラック・パンサー」並みに急流でのボートアクションとか魅せてくれるんだけどね。
若手にちょうど良くアクションを譲るバランスが絶妙に良かった感じだね。
いつもはオレがオレがだもんね。ようやくジャッキーも譲れるようになったかと少し感心感心(←何様だオレw)
アクション面は俳優以外にも工夫が満載で、007ばりの秘密兵器のオンパレードが楽しく
それを「アベンジャーズ」並みのキメキメなポーズで決めるのがヒーロー映画っぽい感じもあり楽しい。
若手俳優たちの活躍も目覚しいが、その中でも徐若晗(シュー・ルオハン)と言う女優さん。
超可愛いね!
かつて「地獄第19層」で冼色麗(シエン・セリ)を見た時に似た感じだね。
外人たちも中国語を喋る香港映画ライクな作りで、ラストは皆揃って「お正月おめでとうございます」
これは旧正月映画なのかな?
香港映画黄金時代はこういった旧正月を祝う映画が良くあったよね。
大体シネマ・シティ製作でユンファ主演の映画ね。
エンドロールのNGシーンも懐かしく、あの頃の楽しい気分になれる嬉しい映画。
コメント
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