レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

帝都大戦

2021年11月25日 02時17分56秒 | SF/ファンタジー

「帝都大戦」
1989年 日本 107分
■監督:
 一瀬隆重
■出演:
 加藤昌也
 南果歩
 嶋田久作
 野沢直子
 丹波哲郎

●あらすじ
『帝都物語』の続篇。
太平洋戦争末期を舞台背景に、甦った魔人・加藤保憲と霊能力者・辰宮雪子との闘いを描く。
昭和20年。戦争による被害が広がる中、内閣は霊能力者・辰宮雪子の能力により連合軍の幹部たちを呪い殺すための計画を進行していた。
しかし、人々の怨みを受け復活を果した魔人・加藤保憲が再び帝都を破滅に導くために活動を開始する……。
(YAHOO映画より)

★感想など
前作がつまらなかったから、このまま放っとくと続編はいつまでも観ない気がしたので
(「イウォーク・アドベンチャー」の続編「エンドア/魔空の妖精」みたいに)頑張って観てみた。
そしたらスタッフがレレレ的になっていてちょっと嬉しくなった。
まず謎の役職、総監督の藍乃才(ラン・ナイチョイ)。
本作の前に「孔雀王」の監督したからその繋がりかな?
総監督とか言ってるけど、名前貸しただけかな? とか思ってる。
そしてSFXにスクリーミング・マッド・ジョージ。
と言っても彼は日本人なのでオファーされてもおかしくはない。
やってることはいつもと一緒で、少女のからだを虫にしたり、
「ソサエティー」とかでもやってた、腹の中から手を出して腹の皮を伸ばすやつとかいつも通り。
そういうのは置いておいても、ストーリーがかなりシンプルになった分、前作ほどヒドイとは思わなかった。
話が分からないと言うことは無いんだけど、特に面白いとは感じなかったなあ。
と言っても丹波哲郎が祈り増幅器を使って自分の呪いをパワーアップさせて世界の要人を呪い殺そうとするなんてのを
大真面目にやってるのは結構バカで笑えるけど。
本作では完全に怨霊として復活した加藤だけど、よくよく見るとこの人何もしてないよね。
誰かの前に現れてはただ「帝都は滅びるべきだ」と言ってるだけ。
帝都を滅ぼすための行動は、特に何もしてないように見えたが?
霊力もショボイし、魔神ではなく魔人と言う表現がほんとピッタリな感じだった。
でもまあ邦画としてはまさしく超大作って感じのこのシリーズ。
当時はやっぱり話題になってたし、こういった映画が邦画で作られていたことが嬉しいよね。
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帝都物語

2021年11月25日 02時17分20秒 | SF/ファンタジー

「帝都物語」
1988年 日本 136分
■監督:
 実相寺昭雄
■出演:
 石田純一
 原田美枝子
 嶋田久作
 姿晴香
 佐野史郎
 勝新太郎
 中村嘉葎雄
 宍戸錠
 桂三枝
 坂東玉三郎
 いとうせいこう
 西村晃
 大滝秀治

●あらすじ
荒俣宏の伝奇SFを映像化。
帝都壊滅を企む魔人・加藤保憲と、霊能力者たちの闘いを描く。
実在の人物が実名のまま多数登場し、人造人間の権威・西村真琴博士を実子の西村晃が演じたことも話題となった。
(YAHOO映画より)

★感想など
本作はレレレ界隈では有名な作品。
なのに今まで観てこなかったが、機会があったので今さら鑑賞。
まず映像とか雰囲気は抜群に良いね。
映画ではなく写真で見たらかなり面白そうに見えると思う。
魔人・加藤を演じる嶋田久作も最高に格好良い。
これは確かにレレレ界隈でも人気になるね。
そして圧倒的な予算で作られた街のセットなど、とにかくスケール感が大きいのも邦画らしくなくて素晴らしい。
それに負けず劣らずの豪華な出演陣も名前を見るだけでもビックリさせられるくらいのオールスター・キャストだ。
ただ、話が絶望的なまでにつまらない!
ストーリーがあるんだか無いんだか。盛り上げたい箇所はどこなんだかが全く不明で、だらだら映像が続く感じ。
ジョニー・トーの映画に似てるなと思ったが、あちらよりかは全然マシだけど。
それでも観ていてかなり眠くなるくらい退屈だった。
また編集もかなり悪く、音楽含め途中でのぶつ切りがかなり多い。
まるで4時間の映画を無理矢理カットしているかのよう。
最後まで観るのが結構苦痛だったけど、頑張って最後まで観てみました。
話が分かりづらいのは原作読んでないからだ。
もしそういう意見なのだとしたら、映画としては完全に終わってるな。
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