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「帝都大戦」
1989年 日本 107分
■監督:
一瀬隆重
■出演:
加藤昌也
南果歩
嶋田久作
野沢直子
丹波哲郎
●あらすじ
『帝都物語』の続篇。
太平洋戦争末期を舞台背景に、甦った魔人・加藤保憲と霊能力者・辰宮雪子との闘いを描く。
昭和20年。戦争による被害が広がる中、内閣は霊能力者・辰宮雪子の能力により連合軍の幹部たちを呪い殺すための計画を進行していた。
しかし、人々の怨みを受け復活を果した魔人・加藤保憲が再び帝都を破滅に導くために活動を開始する……。
(YAHOO映画より)
★感想など
前作がつまらなかったから、このまま放っとくと続編はいつまでも観ない気がしたので
(「イウォーク・アドベンチャー」の続編「エンドア/魔空の妖精」みたいに)頑張って観てみた。
そしたらスタッフがレレレ的になっていてちょっと嬉しくなった。
まず謎の役職、総監督の藍乃才(ラン・ナイチョイ)。
本作の前に「孔雀王」の監督したからその繋がりかな?
総監督とか言ってるけど、名前貸しただけかな? とか思ってる。
そしてSFXにスクリーミング・マッド・ジョージ。
と言っても彼は日本人なのでオファーされてもおかしくはない。
やってることはいつもと一緒で、少女のからだを虫にしたり、
「ソサエティー」とかでもやってた、腹の中から手を出して腹の皮を伸ばすやつとかいつも通り。
そういうのは置いておいても、ストーリーがかなりシンプルになった分、前作ほどヒドイとは思わなかった。
話が分からないと言うことは無いんだけど、特に面白いとは感じなかったなあ。
と言っても丹波哲郎が祈り増幅器を使って自分の呪いをパワーアップさせて世界の要人を呪い殺そうとするなんてのを
大真面目にやってるのは結構バカで笑えるけど。
本作では完全に怨霊として復活した加藤だけど、よくよく見るとこの人何もしてないよね。
誰かの前に現れてはただ「帝都は滅びるべきだ」と言ってるだけ。
帝都を滅ぼすための行動は、特に何もしてないように見えたが?
霊力もショボイし、魔神ではなく魔人と言う表現がほんとピッタリな感じだった。
でもまあ邦画としてはまさしく超大作って感じのこのシリーズ。
当時はやっぱり話題になってたし、こういった映画が邦画で作られていたことが嬉しいよね。