『量産型リコ -最後のプラモ女子の人生組み立て記-』第4話「金になる」
2024年 日本 24分
■監督:
ヤングポール
■出演:
与田祐希(乃木坂46)
市川由衣
佐月絵美
矢柴俊博
浅香唯
森下能幸
石田悠佳(LINKL PLANET)
田中要次
●あらすじ
リコ(与田祐希)の父・浩一郎(矢柴俊博)は謎多き存在だが、
家族のためにはどんな危険を冒してでも働く優しいお父さんである。
仕事で悩みを抱えるリコは、悩みを打ち明けることにするが、
緊張してしまった浩一郎は何も言うことができずにその場から逃げ出してしまう…。
情けなさを覚えた浩一郎は、やっさん(田中要次)に導かれるがままに矢島模型店に入り、
とあるプラモデルを作り始める。
リコも合流し、徐々に色付けられていくプラモデルをみた浩一郎は仁(森下能幸)の話をし始める…
(テレビ東京より)
★感想など
どうにも今回と言うか、このシーズン3は脚本がイマイチだなあと感じる。
と言うかシーズン1が神がかっていただけかも知れないが。
まずシーズン1の時に観ていて感じたのは、主人公であるリコとその周りの人たちとの距離感がきちんと描かれていた事。
リコはともかく、毎回リコと絡む周りの人たちのキャラクターの性格とか考え方、生き様がきちんと描かれていた。
リコが出てなくてもその人がどういったキャラクターで、どんな感じでみたいなのが自然に伝わってきた。
勿論悩みとかうまくいかない部分も持ち合わせていて、その壁みたいなのにぶつかっている最中とかに
リコと絡みだし、プラモを通じて何かうまい事解決していく。
この時、例えばプラモを一切登場させないドラマにしたとしても、
楽しく観る事ができたような気がするくらい、それぞれのキャラが立っていた。
一方本シーズン3の場合、それぞれのキャラクターの人物像がハッキリと見えてこない。リコも含めて。
そしてプラモでの解決方法が、毎回無理矢理感が凄く強い感じがする。
シーズン1のプラモが、無くてもドラマとして通じたのが、只の潤滑油的な扱いだったのに対し
シーズン3は、バラバラの人間同士を、プラモで無理矢理繋げて強引に解決させた気にさせているように感じるんだよねえ。
前話のお母さんの話も違和感を感じたが、本話のお父さんに至っては、
お父さん、リコ、プラモ。全てが噛み合っていないよね。
ここのスタッフ、シーズン1で全て出し切ったと言っていたみたいだけど、正にそれが真理かもね。
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