
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナV 天地撃攘」
原題:黄飛鴻之五龍城殲覇/ONCE UPON A TIME IN CHINA V
1994年 香港 89分
■監督:
徐克(ツイ・ハーク)
■出演:
趙文卓(チウ・マンチェク)
關之琳(ロザムンド・クワン)
鄭則仕(ケント・チェン)
熊欣欣(ホン・ヤンヤン)
莫少聰(マックス・モク)
王静瑩(ジーン・ウォン)
劉洵(ラウ・シュン)
董[王韋](トン・ワイ)
●あらすじ
黄飛鴻を主人公にした人気シリーズの長編第5作目。
北京を脱出し、広州に戻った黄飛鴻一行。
彼らは、横行する海賊を成敗できない政府に代わり、海賊退治に乗り出すことになるのだが…。
(KunGFuTuBEより)
★感想など
これ結構面白かったぞ。
ストーリーは単純の極みだが、海賊退治の話が「プロジェクトA」っぽくて良かった。
と言っても本作の低予算っぷりは悲しくなるくらいだ。
功夫シーンは「天地覇王」よりはまともになっていた。
と言うよりも「天地覇王」がデタラメ過ぎたとも言える。
ラストの闘いなんてほとんどマンガで、趙文卓の黄飛鴻が「ストII」の竜巻旋風脚をまんまやってたりしたからね。
だが本作では、ほとんどの功夫シーンは熊欣欣がメインで頑張っている。
クライマックスまでほとんど熊欣欣しか印象に残らないくらい。
この辺は完全に李連杰版とは違う所。
キャストも今までのキャラ全部盛りって感じで、ぷち豪華さを感じる。
ストーリー的には十三姨と十四姨の三角関係を盛り込みながらのコメディ演出が目に付く。
本作では完全に關之琳の十三姨より、王静瑩の十四姨方が良かったなあ。
いじらしかったり、可愛かったりと、王静瑩の方が強く印象に残る。
こっちを選んでもいいんじゃないのって思うくらいにね。
まあ本作で多くの人が頂けないと思いそうなのは、黄飛鴻が銃を撃ちまくるところかね。
これ完全に「天地黎明」を引っくり返しちゃってるからね。
でもまあ本シリーズを作った徐克がそうしてるんだからいいか。
徐克としても、黄飛鴻は李連杰じゃなきゃ駄目だとか思いながらこれ作ってたのかね。
でも俺個人的には全然イケタ。
さあこれから趙文卓の黄飛鴻TVシリーズだ!
映画版二作で全然不安は感じていない。むしろ楽しみだったりする。
でも一本が長いんだよねえ。。。
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