レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

怪奇!二つの顔の男

2024年12月04日 22時13分33秒 | 怪奇/スリラー/幻想

「怪奇!二つの顔の男」
原題:I, MONSTER
1971年 イギリス 80分
■監督:
 スティーヴン・ウィークス
■出演:
 クリストファー・リー
 ピーター・カッシング
 マイク・レイブン

●あらすじ
伝説の怪奇俳優、クリストファー・リーとピーター・カッシングが共演した
アミカス・フィルム版『ジキル博士とハイド氏』。
精神科医のマーロウ博士は発明した新薬を自らの体を使って実験する。
しかしその結果、博士は邪悪なモンスターの化身となり…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
イギリスのホラーと言えばハマー・プロが名門だが、本作を制作したアミカス社も割と有名らしい。
そして本作はそのアミカスの代表作なのかな?
名優クリストファー・リーが一人二役を演じているが、特殊メイクに頼るのではなく
自身の演技力で二役を演じ分けているのはお見事。
ストーリーのベースは「ジキル博士とハイド氏」だろうが
本作では覚せい剤などの、違法薬物によって身を持ち崩す男の話とも置き換え可能なのが興味深い。
背景も大部分はセット撮影かもしれないが、ガス灯時代の雰囲気を見事に再現している辺りは
まるで「シャーロック・ホームズ」のような世界観で、非常に雰囲気が良い。
まさにタイトルにある通り、怪奇ムードたっぷりな本作は、探偵小説好きな人にはピッタリと言えるであろう。

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