「クライモリ デッド・パーティ」
原題:WRONG TURN 5:BLOODLINES
2012年 アメリカ 91分
■監督:
デクラン・オブライエン
■出演:
カミラ・アーフウェドソン
ロクサンヌ・マッキー
ダグ・ブラッドレイ
サイモン・ギンティ
●あらすじ
「クライモリ」シリーズのスタッフが放つスプラッターホラー。
小さな町のハロウィーンパーティに訪れた5人の若者たち。
だが、謎の男と喧嘩になった彼らは、男と共に保安官に捕まってしまう。
しかも、男は“奴ら”と共謀して殺人を繰り返す凶悪犯で…。
(TSUTAYA DISCASより)
★感想など
シリーズ第5弾だが、今回はいつもの彼らを養っている父親(勿論他人です)の存在や
いつもの彼らの兄弟設定と言うか、上下関係もなくなってるし
舞台となる街の名前が今までと違っているなど、最早シリーズ物とは言えない感じになってきた。
まあ前作の舞台も廃病院だったし、すでに「クライモリ」ではなくなっているな(笑)
今回はハロウィンの街が舞台となっており、どちらと言うと「パージ」シリーズのような雰囲気になっている。
被害者の殺し方も趣向を凝らしており、この辺は「ソウ」シリーズを意識しているのか?
と言っても別につまらないわけではなく、むしろシリーズで一番面白い作品だったかも。
殺し方がバリエーション豊かなのと、舞台が街なところに新鮮味がある。
さらに父親役のキャラクターが強烈で、ほぼ一人で話を引っ張る力があったのが大きい。
反面、女保安官がバカすぎて、数少ない仲間を次々に敵に各個撃破のチャンスを与え続ける無能っぷりと
間違った考えでも、自分の考えに固執し過ぎてどんどん状況を悪くさせていくのは
観ていて良い気持ちはしなかった。
しかしこの嫌なキャラクターが、きちんと殺されるのがこのシリーズの良いところでもある。
普通のホラー映画なら、生き残るキャラクターだからね。
ラストの絶望感も含めて、シリーズの中でも面白い作品であろう。
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