「人斬り与太 狂犬三兄弟」
1972年 日本 86分
■監督:
深作欣二
■出演:
菅原文太
田中邦衛
渚まゆみ
三谷昇
●あらすじ
深作欣二監督と菅原文太主演による人気シリーズ「現代やくざ」の最終作。
ただし本作は前作「現代やくざ 人斬り与太」の続編であり、「現代やくざ」シリーズとしては番外編とされている。
脚本は松田寛夫と神波史男が担当。
北闘会の会長を刺殺した権藤は、六年間服役した後に出所。
村井組の金バッジになれると思い込んでいた権藤だったが、街では北闘会と村井組が手打ちしたことを聞かされる。
強引な方法でバーの共同経営者に収まった権藤と大野は売春を始め、店は大繁盛となるが、北闘会に目をつけられてしまう。
また村井組も権藤の存在が邪魔になり始めていた。
権藤は店をたたみ北闘会の縄張りを荒らすが、店の用心棒だった谷が北闘会に殺された。
また大野も立ち寄った実家で、実の母親に殺されてしまう。
(TSUTAYA DISCASより)
★感想など
プレ「仁義の墓場」。
そうして見ると、親殺しなど反映されている部分もあるが、そのものではない。
深作欣二がやっぱり「仁義の墓場」を作りたくなったのもわかる気がする。
前作との比較として、菅原文太の狂犬ぷりはさらに増しているが、むしろ田中邦衛の熱演が印象に残った。
それと前作では強烈な印象を残した渚まゆみが、本作では一転して内に秘める女を演じており
前作と同じ女優とは思わなかった。これは凄いことだよね。
まあ当時の東映やくざ映画に外れはないので、本作も勿論オススメ。
ちなみに「現代やくざ 人斬り与太」の続編ではありません。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます