雑感日記

思ったこと、感じたことを、想い出を交えて書きたいと思います。

カワサキコンバットのこと

2006-11-03 15:34:38 | M/Cレース

1965年前後、神奈川県海老名で三橋実の率いたカワサキコンバットは、有名ライダーを擁しモトクロス界で名を馳せていた。

カワサキファクトリーの契約ライダーとしては、三橋、安良岡、梅津、岡部、星野がいた。

私はその頃、このクラブとの契約やライダー個人との契約を直接担当していたのだが、どのようにしてこのクラブがスタートしたのか詳しいことは解らない。

私がレースを担当したのは、63年だが既にコンバットは存在していた。

昔のことは、なかなか正確には残っていないものだ。

今からの話は、私の記憶と推測も混じるが、多分当たっていると思う。

当時、カワサキ自販の広宣課長に小野田滋郎さんが居た。今も、お元気である。
あのフィリッピンから生還された小野田中尉の弟さんである。

ヤマハにいた三橋を強引にカワサキに引っ張ったのは、これは間違いなく小野田さんである。
川崎航空機が直接レースを担当するまでは、小野田さんが独りでライダー関係をやっておられたと思う。
カワサキコンバットも、多分この頃出来たのだと思う。

どこの世界にもあることだが、カワサキのレースも、全員賛成でスタートしたわけではない。
むしろ、その逆である。

カワサキが、運よく青野ヶ原のレースで優勝ほか上位を独占し、数日後記念写真を撮ったとき、勿論苦労した直接の関係者もいたが、ひな壇に並んだ人の大半は反対をしていた人たちだった。

その数ヶ月後、広告宣伝の仕事を小野田さんから引き継ぐことになり、レースも担当の一部になった。
レースとの関わりのスタートである。

三橋とは個人契約のほかにカワサキコンバットの運営契約を結んだ。
クラブ員の募集、面倒、練習に拘る費用、宿舎、運搬車両など一切を含んで、月20万円の契約だった。
私の年収が50万円に届かぬ時代であったから、相当な額である。

有望な若手ライダーが全国から集まった。
その中に静岡の星野や栗山もいたし、秋田の金子豊(星野インパル経営)もその一人であった。

何事も、逆風の中で、ものごとを進めた人を忘れてはならない。
小野田滋郎さんは、カワサキのレースをスタートさせた一人であることは間違いない。

然し、今、小野田さんのことも、カワサキコンバットのことも詳しく正確に知っている人は、カワサキの関係者でも、殆ど居ないだろう。

カワサキコンバットは、三橋、梅津、岡部の契約が切れた時点でなくなり、星野は神戸木の実へ移籍した。

私には懐かしいクラブチームであった。




コメント (4)
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核議論

2006-11-03 12:35:19 | 政治
自民党の中川政調会長の核保有議論で、政界は騒がしい。

同じ自民党の中で、意見が分かれている。
全般的には、発言を控えるようにとの、批判的な意見が大勢を占めるようである。

東京都の石原知事のように、「非常に大きな意味を持った。外交に好影響を与えた。」と積極的に評価した人もいる。

また、全然違う立場から、安倍政権の広報を担当する世耕補佐官は、広報担当として安倍政権の「タカ派」イメージの払拭に努めているのにと、心配しているという。

ご当人の安倍さんは「個人の発言」であれば問題ないと容認の姿勢とか。

私自身はこの問題にコメントできるほどの見識もない。
何となく、いろんな意見になるほどと頷くレベルである。

ただ同じことでも、いろんな立場、ものの考え方があり、それをバックにいろんな発言に繋がっている。

単に発言に関心を示すだけではなく、その背景を読むことも大いに必要だと思った。同時に、いろんな発言が自由に出来るのはいいことだと思ったのだが。

自由な発言のために、この問題は起こっているのである。

自由な発言も、立場を考えて言わねばならぬということだろうか。
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びっくりした

2006-11-03 08:48:08 | ネット、Twitter & Facebook、Instagram
びっくりしたというのは、こんな予想もしない出来事のことを言うのだろう。

今朝ブログを開いたら、373jp,688pvの数字が飛び込んできた。
アクセスランキング419位にもランクされた。

アクセス解析で調べたら、昨日の「カワサキがはじめて鈴鹿を走った日」のブログがモトクロスニュースサイト、ダートスポーツに紹介されたのが原因である。

その紹介コメントに「なかなかお金を払っても読むことの出来ない文章をタダで読めるようになったのだからーーー」と褒めて頂いたのは感激である。

間違いなく、日時その他、正確であると言うことは、日記から内容を拾っているので、53年続けている日記がはじめて役にたったと思っている。

ダートスポーツをしっかり見てみた。
モトクロスを中心とする専門サイトである。
日本のモトクロスも、このように立派に育った。

40年も前に、モトクロスに色濃く関係した一人として、本当に喜ばしいことであり、感慨もまたひとしおである。

こんなブログでお役にたつなら、面白いネタは沢山あるので、調子に乗ってまた書いてみたい。

ダートスポーツさんありがとう。
コメント (1)
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