世の中の事柄は、ひょんなことでひょんなことになるものだ。
三木にきて33年、市政など何の関心も持たなかった。
今年のはじめ、永年努めた前市長に代わって、新しく47歳の若い市長が当選した。
市長が若くなったのだな位のことは解っていたが、その程度の関心であった。
4月になって、市長の市政方針を読む機会があった。
その骨子の一つに、「夢。ビジョン。三木のイメージ向上。」があった。
「イメージ向上」という言葉が私の関心事であった。
永年、二輪車の業界やカワサキのイメージ向上について、本気で取り組んできた。
イメージの向上がどれ位難しいものか、身に沁みて解っていた。
また、夢、ビジョン、これを本気に基本方針に揚げるTOPは,日本では珍しい。
これは、基本コンセプトの問題である。
「三木市のイメージ向上について」というテーマに絞り、提言、提案を始めた。
4月中旬からスタートし、今まで88通の市長メールを出した。
半端な数ではない。内容も会社の企画書レベルのもので続けた。
市の情報開示も徹底していて、一般の人でも,市が進もうとしている方向や具体的な内容、市長の思いなど、意外に解る。
詳細に見ると、全体の動きは、タテ割組織の市役所の人より詳しくなったりする。
企画書レベルの提言や提案が出来る所以である。
三木市の庁内会議の議題に正規に採り上げられたりもした。
基本コンセプト、差別化、ネットワーク、トータルシステムなどのマーケッテング用語が議事録に載るようにもなった。
全国の各市の動きも調べたりした。高槻市は今年の行政ホームページコンクールで日本一に輝いた、動きの面白い市である。
その高槻市がブログを始めた。
ブログについても、市長メールで少し触れた。
双方向の情報発信に魅力を感じた。
自分でもよく解らなかったので、自分の勉強のために9月9日から、ブログを始めた次第である。
少々、はまってしまったきらいがある。
ちなみに、三木市が今、掲げている目標は
「日本一美しいまち三木をめざそう」である。
そして、「スローライフなまちづくり」を五つの視点から進めようとしている。
市のホームページも内容も、よくなりつつある。
85000人の市だが、年にその50倍の人たちが三木を訪れる。
「みっきい」という愛称もあるし、「FMみっきい」という放送局もある。そこにボランテイヤする人たちのことを放送で「みっきいず」とよんだりして、なかな格好いいんだが。
利用できるツールがいっぱいある。
ヨコ型のネットワークの発想が、今後の行政の展開にも有用と思っている。
二輪業界にも、カワサキにもお世話になったし、今は三木市にもお世話になっている。
幾らかでも「雑感日記」がイメージ向上にお役にたてばと思っている。