★ 私は三木市に住んでいる。三木には神戸電鉄粟生線が通っていて、神戸の新開地へ繋がっている。
今この神戸電鉄粟生線が毎年20億円もの赤字で、神戸電鉄も経営上大問題でその廃止などが検討されている。
三木市や小野市にとってみれば大問題なのだが、行政としてはその赤字を全て地元市町村負担と言われてもまた困るのだろう。
『神戸電鉄粟生線活性化協議会』なる組織が造られて、衆知を集めての検討に入っているようである。
★先週末の土曜日、神戸メリケンパークに『ミニ鉄道フェスタ』を観に行った。鉄道マニアや子供連れで大賑わいであった。
『神戸電鉄粟生線問題』を考え始めたのは、その帰り道の車の中からである。
車中での雑談から、『神戸電鉄問題』になった。
● そして、一昨日、直ぐこんなブログをアップした。
別に買い上げなくてもいいのだが、行政で赤字補てんをするなどではなしに、買いあげて自ら運営しませんか?
と提案した三木の方のブログが一つのきっかけだったので、そんな風に題をつけたのである。
要は、「遊び心」を持って、周辺の地域住民の乗車を増やすよりは、『鉄道マニア』の関心をひきつけるような仕掛けをして、『新規の需要』や『やわらかな発想』で、
考えない限り、ダメだなと思ったのである。
★何か、考え出すと『ハマってしまう』のが悪い癖で、考え出すと『これはイケル』という発想が次々に浮かぶのである。
そして昨日、一昨日に続いて、
だんだん考えているうちに、これはそんなに大したリスクなどなしに、
『1億円ぐらいの金なら簡単に集まるな』という確信に変わってきた。
行政側というか、地域サイドが『その気になって取り組んだら10億円』ぐらいでも可能性があると、ホントにそう思いだしたのである。
★そして、昨日までの段階で、こんなことをしている。
後は相手側の反応次第で、『反応がもしあれば、前進する』ことになるだろう。
●まず、一昨日のブログをそのままリンクして、ちょっと意見を付けて、三木市長の薮本さんに『市長メール』をした。
●そして昨日、ブログをアップしたのち、いろいろ検索などしていたら、前記の『神戸電鉄粟生線活性化協議会』なるサイトが出てきたのである。
●その事務局が三木市ではなく小野市の綜合政策部だったので、そこの担当者の方に電話をしてみた。10分ほどいろいろ話をしたが、NOではないようなので、直ぐその方宛てにブログやNPOのホームページなどリンクしてメールし、市長さんの耳に入るように頼んでおいたのである。
●さらに、小野市長さん宛て、メールして本件のついての意見を簡単に伝えたのである。
★最近は、いろんなシステムがあって、誠に便利である。それらを上手に使えば、土曜日の午後ちょっと思ったことが、2日後にはこの程度のところまでは行く。
相手の反応がどのくらいなのかが問題だが、『小野市長』や『小野市』は、一体どの程度のレベルであろうか?
●小野市長の23年度の基本方針には、
1.「新しいサービス」 「新しいサービス」とはどうあるべきか。
2.「新しい仕組み」 そのような様々な「新しいサービス」を、どんな「新しい仕組み」で提供するべきなのか。「新しい仕組み」をどう構築していくのか。
3.「新しい価値観」 新しい形でのコミュニティの創造を始め、市民の意識改革とも併せて、どんな形の「新しい価値観」を生み出していくのか。
これらのキーワードを念頭に置いて、「新たな創造」への行動を起こしてまいりたいと思っています。
と書かれている。
三木市の行政の動きがどのレベルかは、よく解っているが、隣町の小野市のレベルは? 民間出身がウリの市長さんなのである意味期待しているのだが・・・
★ここまでは、全て資料やデータ―なしの仮説で進めてきたのだが、
『神戸電鉄粟生線活性化協議会』 なるサイトが見つかったので、これを今から詳細に見てみたい。
先ほどさらっと目を通したが、資料だけは綺麗に十分に整備されている。
この中味も見せて頂いたが、個々の提言は間違ってはいない。
然し、『神戸電鉄問題』はこんな改善策の積み上げで解決するような問題ではない。
これは構造問題なのである。
構造問題は、創造的なトータルシステムをべ-スにした改革的展開がない限り解決しないのである。
全く個人的なことで言えば、38年間三木に住んで、神戸電鉄に乗ったのは5回はない。
『廃止されても』全然問題ないのは、『三木鉄道の場合』と同様である。
『三木鉄道の場合』も薮本市長には、『残す方向』で提言したのだが、・・・
その時にも、神戸電鉄を含めての『トータルシステム』で考えた。
私の提案、提言は、そのベースになる『トータルシステム』なのである。
その上に展開するのなら、個別の提言や対策も機能するのである。
もし、ご縁があれば、そして小野市長さんが『その気になれば』 解決の方向に動きだすのかも知れない。
システムのベースは既に出来上がっている。NPO The Good Times のシステムがそのまま使える。 その使い方、『アタマの使い方』だけである。
システムとは、ブログでも、ツイッターでも、それを使う人、使い方で『天地の差』が出るものなのである。
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