★ オリックスとの激戦を制して、
ヤクルト・スワローズが20年ぶりに優勝した。
プロ野球球団で好きなチームはあるが、
熱狂的に応援しているチームは特にないのだが、
ヤクルトもオリックスも好きなチームの一つではある。
そういう意味では、どちらが優勝してもいいと気楽に見ていたのだが、
初戦以降どのゲームも「好ゲーム」だった。
このシリーズ印象に残ったのは高津臣吾監督である。
守護神マクガフは第1戦、2点リードの9回に登板して打たれ、チームは痛恨のサヨナラ負けを喫した。
2戦目の練習前に、指揮官は右腕の肩をたたいて「全く僕は気にしていない。あなたに任せている」と励ましたという。
2戦以降も迷うことなくマクガフを使い続けた監督の判断は素晴らしかったと思う。
その言葉に守護神も応えたし、そんな監督の采配がチーム全体の結束に繋がったと思う。
以下はCS、日本シリーズ前の高津臣吾監督の手記の一部である。
何となく空気が重かった9月7日。阪神戦前にミーティングで「絶対、大丈夫。何かあったら僕が出て行く」と伝えた。
結果的にその直後だったけど、9月13日の中日戦で判定に抗議した。
どうやっても覆らないけど、抗議できるのは監督だけ。引き下がれなかった。
僕が言わないと、選手も“明日頑張ろう”と終われないと思った。
選手を前向きな気持ちで戦わせてあげたい、とずっと思っていた。
選手を前向きな気持ちで戦わせてあげたい、とずっと思っていた。
今年のチームは停滞、後退がなかった。ずっと前進している。
ノーシードの高校が甲子園に行って勝ち進むのって、こういう状態なんだろうなと、シーズン中に何回か思った。
ヤス(奥川)やムネ(村上)が成長するのは分かる。
でも、石川や青木、川端が成長するのは、なかなかない。
CS、日本シリーズでもさらに成長した姿を見せてくれると信じている。
★昨シーズン最下位であったヤクルトが
7月ごろには阪神の独走で届かないと思われたリーグ戦に後半追いつき、追い越して、日本一の座に就いた。
ヤクルトスワローズ 日本一おめでとう!