★大谷翔平が大リーグのアメリカンリーグのMVPを満票で獲得した。
昨日はどのテレビも「大谷翔平」ばかりだった。
野球の本場アメリカ大リーグでのMVPである。
選手間投票による年間最優秀選手
7年ぶりの選出となったコミッショナー表彰
米誌「ベースボール・アメリカ」の年間最優秀選手
米メディア「スポーティング・ニュース」の年間最優秀選手
などなど、それぞれ選出されて、今オフはこれで“8冠”となったという。
さらにはギネス世界記録にも次の二つで認定されたとか。
その1つは「投手として100投球回、100奪三振をマークし打者として安打、打点、得点で100超えをマークした初の選手」
もう1つが「オールスター戦で投打の二刀流で先発出場した初の選手」としてということのようである。
★これは凄いことである。
今後、大谷翔平はどんな選手になっていくのだろうか?
よくベーブルースと比較されるが、既にベーブルースを超えているように思う。
そんな大選手に、既になっているのに「あの謙虚さ」がいいし、
目標を一筋に追い続け、「お金」などには拘らない「純粋さ」みたいなのがいい。
「大谷翔平」は岩手県かっての水沢(今の奥州)の出身だという。
岩手県は東西100キロ、南北200キロの広さだが、
200キロと言えば神戸から名古屋まで、
そこには兵庫・大阪・京都・滋賀・愛知の5県があるので、
その広さはお分かり頂けると思う。
ただ、県の人口は120万人という、「まさに田舎の大県」なのである。
私は若いころ東北6県を担当していたのだが、
当時の「実用車時代のカワサキ」では
岩手県が毎年最大の販売台数を上げて「金賞」に輝き続けたのである。
「田舎なれども南部の国はよ 西も東も金の山」と唄われる
「南部牛追い唄」の岩手県の人たちは
幾らトップに立ち続けても、
純粋に素朴で実直で、威張ったりはしないのである。
そんな南部の国の人たちに、私は自然な愛着を持っていて
「岩手県」は日本で一番好きな県かも知れないのだが、
「岩手出身の大谷翔平」にこの「南部の国」の人たちの伝統を感じるのである。
★ 大谷が育った「花巻東」はまさに「南部の国」なのである。
高校生時代に160キロを記録し、
卒業時に大リーグを目指していたのを
日ハムが独り指名をしてからの経緯やその後の大谷を見ても、
人生に対して非常に素直だし、
ただひたすら目標に向かって前進し
何よりも「お金に拘らない」ところがいい。
そんな岩手の人、南部の人らしい「大谷翔平の良さ」に
日本人だけでなく、アメリカの人たちも自然に惹かれるのだと思う。
★ いろんな野球の先人たちに、いろいろと言われた大谷だが、
既にその人たちの一歩上に位置するところに来たのだと思う。
これからも岩手県人・南部の国の人の良さを受け継いで
さらに前進を続ける「大谷翔平」を来シーズンも見たいものだと思っている。
まさにそれは「前人未踏の世界」なのだと思うのである。