椿の枝透かしをしていた。
枝を一つ切取ると、ギョッギョッ!!!
蜂の巣だ。スズメバチが巣作り中だ。泡くって椿から逃げた。
さいわいスズメバチは追っては来なかった。
慎重に慎重に2m先から椿の懐を覗いた。
既にアシナガバチの巣より大きいが、スズメバチの巣としてはまだ小さい。
巣の形が不思議で気球のような形だ。焦げ茶色に白い不規則な横縞柄が入っている。
今のところスズメバチは1匹しかいない。仲間は狩に出ているようだ。
このまま大きい巣になると制空権を奪われ、秋には大変危険なことになる。今のうちに叩き落さねば。
高枝切りを最長の3mにして椿の枝をグラグラ揺すったり、葉を叩いたりした。
スズメバチは高枝切りの先端に付いている鋏を攻撃しようとする。
ただ大局観を持ち合わせていないようで、高枝切りを持って激しく揺さぶっている森生に気が付かない。
そのうちスズメバチは諦めて、どこかへ飛んで行ってしまった。やれやれ今日は無傷でスズメバチを撃退できたよ。
椿の根元に沢山の椿の葉に混じって落ちていたのがこれです▼
気球状の巣の中には、六角形の個室ができていた。
いま、スズメバチの壊れた巣は、猫額亭玄関に戦利品として展示してあります。
得物に使った高枝切りは、以前、スズメバチの巣を思庵の小窓から攻撃した時に玉砕した高枝切りの二代目です。
スズメバチはそういうことで撃退したけれど、右脇腹から右尻までが痒くて痒くて。
チャドクガの幼虫(毛虫)の毛針が、作業服の中に入ったようだ。夏の猫額亭は危険が一杯です。
スズメバチの絵はRIPROさんからお借りしました。
130605