秩父鉄道終点の三峰口駅から徒歩10分くらいのところに贄川宿がある。
「縁側展」をやっていると聞いて行ってみた。
「縁側展」とは民家の縁側に、秩父盆地在住の画家・書家・写真家・工芸作家の作品を展示する展覧会である。
作品は、..............。頭に「日曜」が付くので、失礼ながらそれほどのモノではない。
でも、こういう催しは面白いし、尊い行為である。
この地に住む主婦の発案で始めたそうで、19回も続けるとは大したものだ。
凍える寒さだったが、贄川宿は結構賑わっていて、ウキウキさせられた。
野菜や手芸品の売店があったり、あちこちの民家で簡単な飲食が出来る。すべてが住民の手作りのようだ。
白菜の漬物の接待は嬉しく、お茶で心も身体も温まった。
それにしても、縁側展を開いている家々の補修の仕方が無神経で残念である。
構造は昔のままに残っているのだから、新建材やアルミの建具をなるべく目立たないようにして欲しい。
やりようによっては馬篭や妻籠宿のようになるだろう。
この辺りは見どころが多い。日曜画家や写真家の聖地に仕立てられる。
秩父鉄道が応援したらいい、と思った。
絵葉書は笠原正夫さんが描いた「贄川宿から武甲山を望む」で、手前の家並みが贄川宿です。
081110
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