林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

荼毘

2006-08-23 | 林住期
炎暑の中、告別式には大勢の人。
若い人に送られてきた老人たちは、涼しい式場で、出棺まで付き合ってくれた。
若い導師の声には張りがあり、最後の「喝!」には、迫力。
90歳の腰が曲がった妹が、淡々と最後の別れ。

式場を出て、勢揃橋、母が親しかった従兄弟達の家2軒、80年暮らした自宅、十王堂橋、円覚寺、裏八幡、若宮大路と、懐かしい道を経て逗子へ。
この火葬場は、今年2回目。

火葬された母の遺骨は、感動的な分量。
頭蓋の一部や顎、大腿やがしっかり残って、骨壷に揺すりながら収めた。
笑い声も混じる明るい骨上げだった。

一ノ鳥居脇の料亭で精進落しの会。陽気な85歳の弟が献杯の音頭。
親戚や、大昔からの付き合いの近所の人たちだから、あちこちで笑い声。
父の死後、賑やか好きになった母には、いい供養だったのではないか。
知らなかった事や、意外な事実などを聞かされた。

濃い緑の影が長くなった夕方、遺骨は家に帰った。
蜩とつくつく法師が盛んに鳴いていた。

義姉には、本当にお世話になったと思う。長寿は義姉のおかげだった。

だが、まだ二人の父方の叔母がいる。施設に入っているが、何かと面倒な問題が多い。
叔母たちの葬儀はごく内輪で、という兄の方針に一同賛成。
わが一家の少子高齢化は深刻だ。

通夜

2006-08-23 | 林住期
納棺の前の化粧。
普段から化粧をしなっかった母だから、唇にクリームを塗り、最期の加療で出来た顔の皮下出血の跡を隠すだけにしてもらった。

大好物の「サクマのドロップ」、
先に逝った母の妹の貼り絵、
自分で編んだ愛用のカーディガン、
昨年頂いてから、気に入って額に入れず、皺になった小泉総理のお祝の書状
見舞いの折鶴などを入れたら、棺の中は賑やかになった。

葬儀は大船駅近くの斎場にした。

祭壇は白木の首里城の様な作りで一寸大袈裟。
写真は修整されて、綺麗過ぎ。元気な頃の母なら、どちらも嫌がったのではないか。
導師は、中国旅行中の住職に代わり、息子さん。

ご近所の方々が、ご焼香に来てくれた。
それぞれ見覚えのある人々。
同年代の人は互いに老け、若い人はどこかに昔懐かしい面影を引き継いでいる。

昨年7月、鎮守のお神輿が100歳の表慶に立ち寄ってくれた。
近所の人がその時の写真を披露。
母は車椅子に座って、無邪気に笑っているが、円覚寺管長と同等の礼遇を受けたのだ。異例中の異例だったそうだ。

裏方の仕事を引き受けてくれた、遠縁や近所の人たちは、皆、同年代。
生まれ育った場所で、それなりに歳をとり、地面にしっかり根を張った感じだ。
それに引き換え、自分は根無し草の風来坊。内心忸怩たるものがある。

穏やかな顔

2006-08-23 | 林住期
仏間に安置された母は、義歯を嵌めてもらって、一寸頬が膨らみ、穏やかな顔になった。
肩を触ると、以前の丸い肩は、尖っていた。

101歳1ヶ月。苦労の多い辛い人生だったと思う。
今、全てから解放されて、穏やかな顔。

通夜は明日だが、近所の方々がお別れに来てくれる。
小机に、庭の高砂百合。

水膨れ

2006-08-18 | 林住期
こう蒸暑いと、何も出来ない。(ブログは出来ます)
前の晩から、やるぞっ、と覚悟を固めておかないと、外へ出る気がしない。
今日は、朝食時から、汗が滴って、午前中からエアコンを入れた。電気代が恐ろしい。

ごろごろしているから、体重がまた70キロ台の後半になっている。
子供の頃、薩摩芋(それも蔓ですよ)とカボチャ(屋根の上でも採れるんですよ)だけで育ったから、現在の食事では、栄養や熱量摂り過ぎるのだ。

大汗をかくと2キロ程度は減る。でも、水分を補充するから、すぐ戻る。
身長は170センチ。体重70キロ前の体脂肪率は19から20だが、体重が68キロ台になると、肥満相当の23になる。
つまり、水膨れなのだ。

腹囲は91センチ。まぁ太鼓腹だ。なんとかシンドロームです。
まだ死にたくないから、分量は今のまま(減らすとイライラする)で、栄養や熱量の少ない粗食が必要なのだ。
だが、これ以下の粗食はあるんだろうかと考える、今日の蒸し暑さです。

蚊取線香

2006-08-18 | 庭いじり

日本の夏は「金鳥」の夏。
この時期、庭仕事に蚊取線香は欠かせない。

日本の蚊取線香がアジア・アフリカで良く売れている由。
殺虫効果は高いが、人体に優しい点が、日本製蚊取線香の強みだそうだ。

確かに、緑の渦巻きの蚊取線香は効く。

しかし朝夕の水遣りには、電池式蚊取マットを使う。
これ、本当に効くんだろうか?
少なくとも、森男には効かないね。それともわが庭の蚊は余程の性悪か。
この電池式の名前は「大日本除虫菊」が発売している「お出かけカトリス」という。

名前にしてから、「お出かけ」だなんて、銀座にお出かけか?。
「お庭に」か「お山に」が必要なんだよ。
20時間毎にマット交換を求めているが、時間を計って使うなんて面倒な事は出来ない。
交換マットが高い上に、電池まで必要だ。
腰に付ければ直ぐ外れる。
商品企画室の人、もっと勉強して下さい。

いま、蚊取線香の原料は薬品を合成しているそうだ。
かって、原料の除虫菊は、瀬戸内地方の美しい景観形成に役立っていた。
石油製品なぞ使わず、除虫菊を活用して欲しいものである。


拿捕

2006-08-18 | 床屋放談
北方四島が騒がしい。
偏向朝日はあまり取り上げてないが、他はどうだろうか。

敢て、ロシア側から見れば、国境線を越えて侵入して来た漁船を、銃撃・拿捕するのは当然の行為。
海の中にロープが張ってある訳無いし、誰も見ていなければ、規則破りは森男だって、誰だってする。まして、生活がかかっていて、隣の海が魚影豊かならなお更だ。

問題は、国境線なのだ。

折りしも、小泉さんの靖国参拝に抗議して、台湾人たちが「台湾領の尖閣列島」に繰り出した由。
政府は、尖閣列島が日本領と信じているなら、追い払い、出て行かなければ、漁船を撃沈すればいいのだ。
世界中に、尖閣列島は日本領であると、宣伝すればいいのだ。

竹島は既に、韓国に占領された。(7/26付「竹島・独島」)
政府は、まあまあ、なあなあだ。
サッチャー女史だったら、果敢に対処していただろう。
自衛隊は、アメリカとイラクの為にあるようだ。

外交とは、片手に棍棒、片手で握手。両足は前後左右いつでも、動けるように構えているものだと思う。
大金の手土産や、高価なワインパーティだけではないはずだ。

郵政国会終了後、小泉さんは長期休暇モード。心の問題を片付けて、完全休暇。
阿部さんも、北朝鮮には居丈高だが、靖国同様、隠れちゃった。
対抗馬の麻生さんの手腕が試されている。(7/25付「次期国連事務総長」)

TVは相変わらず、銃殺された漁師の家族の悲嘆を、感情的に伝えている。
気の毒ではあるが、問題は国境線であり、政府の無責任さである。

高麗駅もバリアフリー

2006-08-18 | 高麗便り

西武秩父線高麗駅にも、ようやくバリアフリー施設が設置される。
あの幽霊(8/15付「サンシャインの幽霊」)の異母弟が、追われた効果だろう。トイレも綺麗になった。
施設はエレベーターとスロープ。

工事現場に、国と日高市の補助金が使われている、と表示されている。
全体の金額も、夫々の補助金額も不明。

市役所に聞いて見るのも一興だが、身元を調査されて、市職員数人が家に押しかけてくるから、控えている。

駅前広場の[将軍標]という、朝鮮式トーテムポール一対には、市から観光助成金として、2,000,000円支出されている(広報「ひだか」の記事の記憶で間違いかも)。
もちろん、そんな事実はどこにも記されていない。
市役所も遠慮深いから、そんな要求をしない。

工事の人は丁寧だ。朝の挨拶を送られる。知り合いがアルバイトでもしてたのかと、ギクッとする。

駅員は奥床しい。彼岸花の頃とは大違いだ。
電車のドアを閉める時には、

「ドア、閉めさせて頂きま~す」。

遅れなければいいが。

西武鉄道は良い会社になるだろう。
株の買い時だが、幽霊の異母弟の、お化けの所為で、売っていない。


若冲と江戸絵画展

2006-08-17 | 色めがね

期待の展覧会。(7/24付「プライス コレクション」)

雨が降ったり止んだり日が射したりで、空いてるだろうと来て見たら、絵を大勢の人の頭越しに観る混雑。落ち着いて観られない。
何時も思うのだが、絵をあと1メートル高い位置に置いたらどうだろうか。

今日は一人で来たから、自分の好みでゆっくり廻れた。
若冲の大作「鳥獣花木図屏風]は、着想と86,000個の升目を埋める集中力には脱帽するが、絵としては感心出来ない。
博物館は「エキセントリック」として、若冲以下、芦雪・蕭白を括っているが、そんなことは無い。分かり易く、新鮮で楽しめる。

円山応挙が代表する京都の絵師の作品群や、江戸琳派の酒井抱一や鈴木其一の作品群も、夫々明るく分かり易い画風で楽しめた。収集家のジョー・プライス氏のセンスに賛成。

時間により、照度が変わる展示は、1作品を何回にも楽しめる。ただ、気忙しい森男には、もう少し早く照度が変わった方が良いのではないかと思った。
ゆっくり観たから、2時間もかかってしまった。

この特別展を開催している[平成館]は皇太子御成婚記念で建てられた。
帝冠建築の[本館]や、寝殿風の[東洋館]、宮殿建築の[表慶館]に較べて、始めは瀟洒で良いと思っていたが、アッサリし過ぎている。
一寸離れたところにある[法隆寺宝物館]と同じ傾向のモダンなビルだが、宝物館は小型だから成功しているが、平成館のような大建築になると、間延びしている。
表慶館は、修復工事中だった。

山歩きには強いつもりだが、街歩きは疲れる。
平成館内の鶴屋吉信での休憩は止めて、芸大先の和菓子屋梅林堂へ。
途中にある鳥取潘池田家江戸屋敷の[黒門]は、威風堂々。本館に負けてない。

芸大手前にある[黒田記念館]と[国際子供図書館]は、今日は通り過ぎたが、お奨め場所。

[梅林堂]は、今日3回目の工事中。店は開いていたが、電気ドリルが喧しく、ここも止め。古風な客席に味があったのだが、改装するらしく、残念。

結局、ふらふらになって、[国立西洋美術館]隣の[上野グリーンサロン]で休憩。
安くて、涼しくて助かる。無料休憩席まである。

上野・浅草は見るところが多い。
死ぬほど蒸し暑かったが、充実した一日でした。


むぎとろ

2006-08-17 | 風に吹かれて

じっとしていても、手首から汗が噴出す。埼玉県に東京の熱気を吹き付けて、少しは涼しいだろうと考えたのは、オロカでした。

久し振りの東京浅草
雷門前に車引きのお兄さん達が客引きをしているが、汗と雨と、日に褪せた衣装で、暑苦しい。ちっとも稲瀬じゃない。雇い主の時代屋さん、新調してやって下さい。
仲見世通りから本堂にかけて、何時もの事ながら大勢の人出。汗で濡れた腕が触れ合う不快さ。
ネットで調べた祭り用品の中屋で、庭仕事用の手甲2枚購入。夏の作業着として、鯉口シャツを買うつもりだったが、4~5,000円と高すぎて止めた。品揃えは、珍しいものが沢山あるが高い。見るだけでいい。
浅草寺本堂では、このところ悩み事が多いから、お賽銭10円を上げてお願い。(帰ってきてから、100円にすべきだったと後悔)
宝蔵門は工事中で風呂敷包みの中。本堂前の竜神像は、今まで気付かなかったが、良い出来。

駒形橋袂の「浅草むぎとろ」。
焼けた店舗は4月に再開。6階建ての江戸趣味なビルに生まれ変わった。店内も趣があり、以前よりずっと広くなった。
接客のおばさんの着物はいいが、男性店員が黒の蝶ネクタイのタキシード姿なのは、如何なものか。
楽しみにしていた「むぎとろバイキング」は1,000円で食い放題。
むぎとろほか、玉子焼・春雨の煮物(これは日替わり)・沢庵・味噌汁。
目的はむぎとろだから、他のものは止め様と思ったが、どれも旨くて、お代わり3回。
満腹・満足。これで数食抜けるんではないか。(でも、若い頃の半分)
以前、むぎとろ御膳3,675円を思い切って食べたことがあったが、とろろはバイキングが一番。
お奨めします。

浅草は、店も食い物屋も珍しい。好きな街だ。土砂降りの雨の中を、浅草駅へ。そして、上野公園の東京国立博物館へ。

今日のお楽しみの経費
交通費1,830円、食事・休憩費1,450円、手土産代1,827円、入館料1,300円、園芸用品1,300円。合計7,707円。
使い過ぎた。


B操作=トラックバック?

2006-08-16 | じゃじゃ馬馴らし
コメントの使い方は分かったつもり。
森男のこんなブログでも見て下さる方がいて、コメントまで寄せて下さる。

川越いもさん
特アさん
木枯らし紋太郎さん
透明パンダさん
masaさん

皆さん有難うございます。

MONKさんや、必殺植木職人さんのブログも、使わせて頂きました。
有難うございます。

ところが、トラックバックが分からない。
教則本を読むと、分かるのだが、直ぐ分からなくなる。

森男のブログにも何件かトラックバックがある。
大変失礼な書き方ですが、何のために、どう扱われたのか、サッパリ分かりません。
ご免なさい。

もう少し、色々体験する必要がありそうな、今日この頃です。

詫び状(2)

2006-08-16 | 林住期

香酢の一件で、やずやへの注文を控えていたら、詫び状が来た。

心の籠もったもので、社長が深く詫び、公正取引委員会からの指摘について、詳細に説明している。英語なんか使ってない。
悪気はなかったようだ。許してあげよう。
更に、お詫びの品として、[QUOカード]を一枚同封してある。

損保ジャパンの東大出達は、やずやの健康食品で、腐った脳味噌を入れ替えるべきだ。(6/10付「詫び状」参照)

しかし、やずやの香酢は、特異体質の所為か、森男には効かなかった。
健康不安の森男は、代わりに仁丹から以下の3点を取り寄せた。
 プロポリス30粒、ナットウキナーゼ60包、DHA/EPA90包。ほぼ一ヶ月分で、金額は〆て8,295円。

このほか、以前から続けているものは、以下のとおり。

■やずや
 発芽十六雑穀30包3,570円。
■仁丹
 ビフィーナR60包3,360円、鋸椰子エキス120粒4,200円、四万十川アロエ1本2,100円。
ファンケル
 発芽米1kg4袋3,780円、粉末青汁30包2,835円、満点野菜450粒1,260円、満点海藻150粒3袋2,205円、
カゴメ
 野菜ジュース缶30個4,830円。
 桃・清見オレンジ・林檎など旬別に果物ジュース缶各60本各4~5,000円。
サクラ印はちみつ
 梅干、らっきょう、蜂蜜。

驚きました。メモを作って見るものですね。
宇宙飛行士並みにお金を使っているが、あまり効果はないようだ。

昨年度の生活費の経費別割合は、設備投資修繕費什器費を除き、食品31%、租税公課12%、車両費10%と3大経費に続き、水道光熱費8%、教養娯楽費7%.......。

エンゲル係数は発展途上国。健康食品は食品に入れているので、食品に於けるファンケル係数は、米国並みではないか。
やずやに習い、生活を見直さねばならぬ。

ところで、やずやの贅沢な機関紙に、やずやのご子息と思われる青年が、毎回食材紀行を、数頁に亘って載せている。
好青年ではあるが、最近の若者は本業を横に置いて、こっち方面への興味が深い。
やはり、本業に専念するよう、八頭美世子社長は指導した方がいい。


鬼太郎

2006-08-16 | 歌の翼に

♪ゲッゲッ ゲゲゲのゲ~
 昼はのんびり お散歩だ
 楽しいな 楽しいな
 お化けにゃ 会社も仕事も
 何にも無い
 ゲッゲッ ゲゲゲのゲ~
 皆で歌おう ゲゲゲのゲ~

水木しげる詞、いずみたく作曲。
歌は熊倉一雄が一番いい。凄みがあり、愛嬌があり、哀愁がある。
吉幾三のは、レーザー光線が激しく交差している様で、好きではない。

会社勤めの頃は、仕事が嫌になると、密かにこの歌を口ずさんでいた。
いま、気がつくと、森男はお化けになっている。
そして、以下の様になりたい。

♪ゲッゲッ ゲゲゲのゲ~
 夜は墓場で 運動会
 楽しいな 楽しいな 
 お化けは 死なない
 病気も何にも無い
 ゲッゲッ ゲゲゲのゲ~
 皆で歌おう ゲゲゲのゲ~

明治百年

2006-08-16 | 遠い雲

シャワーの後、越中褌になった。楽チンだった。
越中褌は日本の男の正しい下着だと思フ。
今や絶滅危惧種になり、僅かに女性のお尻に痕跡を残しているらしい。

越中褌は、近頃忌み嫌われる下着に落ちぶれたが、わが世代では懐かしい存在だ。
中学生の頃までは海水浴と言えばこれだった。湘南の代表的な海水浴場でも越中の守が普通だった。

開高健や緒方拳さんも、明治百年頃までは愛用していた筈である。

箪笥の底から越中褌を引っ張り出したのは昭和記念公園を見学したからだ。
昭和記念公園は昭和天皇在位50年記念事業で、見学を企画した森林公園は明治百年記念事業である。
それで畏れ多くも思い出したのだ。

 
昔、会社から「明治百年記念事業として記念商品を売り出せ」と指示があった。
どうせ一過性。在庫の山を築いたらまずいと、煙管やら腹巻やら、喧々諤々の論争を続けた。
その結果、夏だから越中褌にしよう、となった。
官は森林公園、民は越中褌。この落差!

売れ残っても布切れ1枚、大したデッドストックにはならない、と考えた。
呆れた問屋を説得して、商品化した。商品名は「ジャパンツ」。1枚500円位だったと思う。

当初は売れまいと思った越中褌は良く売れた。発案者の責任で数枚ずつ買ったが、その必要は無かったのだ。
越中褌は評判が良く、チン談キ談が沢山有るんだけれど、割愛。

そういうわけで、越中褌は明治百年記念であり、あの頃の思い出の一品なのだ。

シャワーの後の越中褌は無粋なバスタオルなぞとは異なり格好いい。空間を吹き抜ける微妙な横風は心地良い。
真夏の男の正しい下着として、お奨めする次第であります。

挿絵は氏原忠夫「にっぽんいろは絵本」(ダヴィッド社)から。

060816