林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

敗戦記念日

2006-08-16 | 床屋放談
靖国参拝でもちきり。
朝日しか購読してない。朝日は偏向しているという評判は、そのとおりだ。
色々な人が色々意見を言ってるが、夫々納得してしまう。そして、こんがらかる。

靖国護持・参拝賛成の京都産業大学所功教授の意見の一部

15日は敗戦の日であり、悲しみ、慎みの日だ。
中韓にとっては解放の日であり、問題が生じる。
靖国は幕末以来の国事殉難者を一括して祀る場所。
祀られている人全体に敬意を表するなら、春秋の例大祭参拝が相応しい。

そうなんだ。騒々しくするのが悪いんだ。

小泉・安部さん以外の言い分は、夫々ご尤もな感じがする。
森男の様に、もう要らなくなった人は別にして、マスコミに登場する立場の人は、はっきりと意見を開陳すべきだ。
その点、この二人、つくづく無責任・卑怯と思う。
心の問題で、またこっそりと参拝するなら、騒ぎにならない様に、深夜、完全完璧に人払いして参拝すればいい。
政治に利用しているとしか思えない。

悪い癖で、一寸ふざけて書いているが、8/4付「靖国参拝」をご覧下さい。
それから、8/16付[きっこのブログ]の「終戦の日」も、じっくり読んでみませんか?。

虚往実帰

2006-08-15 | 林住期
昭和記念公園見学会の時の、記念写真が出来た。
メール送信か、実物郵送かと問い合わせるメールを受信した。
森林公園の若い担当職員からのものだ。

勿論、森男はややこしくなるメールはお断りして、郵送をお願いするメールを返信した。

担当職員からのメールの末尾に気になる熟語があった。

   虚往実帰

である。
森男はこの四字熟語を、行きは空っぽ、帰りは一杯、つまり高速道路の事だ。
だから、夏期休暇が短いことを詠嘆する付け足し、と読んだ。

返信でそのことを確認したら、赤っ恥でした。
全く違う、弘法大師空海のお言葉だったのだ。

意味?ご自分でお調べ下さい。ネットで調べられます。

この職員さんを前から、お若いのに深い人、と思ってました。
活動日に配られるA4版のチラシが素晴らしい出来で、これが欲しくて、雨でも行きたいくらい。(行かないけどね)
作業の前はストレッチ体操を指導してくれるし、酷暑の時は早く終了してくれる。

この職員さんの回答メールに拠ると、いつもは季節の花々のことを、末尾に1行いれる習慣の由。

今回のメールでは、下記のとおりでした。花はネットで確認して下さい。

   ★★キンミズヒキが夏の夕闇に灯り始めました★★

つん読

2006-08-15 | 林住期
国家の品格
武士の家計簿
あの戦争は何だったのか
御社の営業がダメな理由
人は見た目が9割

 夏バテを吹き飛ばす 新潮新書のベストセラー。
 700円で 充実の2時間!

見事ですねぇ。
新聞広告で見つけました。新潮社のものです。

本の題名も単純明解。読みたくなる。
広告の惹句も強力だ。

森男、実は既に「あの戦争....」を除き、購入済み。
でも2時間では読めない。
それどころか1ヶ月経っても読まない。

黄班変性症で目が疲れる、のは嘘で、題名が上手すぎて、目次と帯を読んだだけで、全部読んだつもりになってしまう。
ブログなんて下らないものに、熱中している所為でもあります。

*以下余分

「武士の家計簿」はNHK教育TVで、柳家花禄がやっていて、大変面白かった。再放送があるはず。
8月は「江戸時代・夏の一日」をやってます。
視聴料を払っているなら、夜10時台の[趣味悠々]と、これに続く[知るを楽しむ]を見ないと損です。

ダスキンママ

2006-08-15 | 高麗便り
ダスキンのハンディモッブとフロアモッブを使っている。
埃を良く吸い取るので、雑巾がけが省ける。

毎月、集金する時に、担当の若奥さんから、手作りのチラシを頂く。
A4版の手書き黒1色刷りの粗末なものだ。

でも、内容は楽しい。
小学生の子育て日記、料理洗濯掃除、家族旅行、食べ歩きなど、どうと言う事の無い日常茶飯事を、絵入りで書いている。

以下、7月のチラシから転記した。

私の田舎では地区ごとに祭の時期と特徴が違い、隣の田伏地区では、7月7日に七夕祭がありました。
でも、七夕飾りはあまり記憶に無くて、大きな竹をシャラ~と引っ張るペタと、ハナと、ジョバ達が追いかけて来るのです。
怖くて怖くて近づかず、親戚の家の戸の隙間から覗くだけ。
男の子たちは度胸試しにからかって逃げます。捕まったら竹ではたかれたり、用水路に落とされたり......。
そして最強なのがヨヨム。目をつけられたらひえ~っ。足が速くて、もうお祈りするしかありません。頭に冠っている極彩色の笠のようなものが、歩くたびにハラハラユサユサと揺れ、不気味なのです。
無礼講の大暴れで子供心に恐ろしかったヨヨムも、もうお爺ちゃんになったはず。
(絵は手書き。恐ろしそうに描いたつもりが、可笑しくて、「笑かすために描いたのではありません」と、方言の但し書きつき)

この調子で、他には市立図書館で調べたのであろう織姫と牽牛の故事を、一生懸命報告している。
ダスキン本社が作っている[喜びのタネまき新聞]より、ずっといいんですね。

家があまり汚れないから、本当は2ヶ月に1回の交換でいいんだけれど、このチラシが楽しみで、毎月1,679円を支払続けています。

8月の集金が楽しみです。

不機嫌

2006-08-15 | お節介
壮麗な本堂での住職夫人の葬儀は立派だった。

この寺に足かけ5年通ったが、ここ暫く足が遠のいていた。
理由は、住職夫人の不機嫌である。
住職夫人は何時も不機嫌だった。

森男のここでの立場はボランティア作業員。弁当代は頂戴し、10時3時には簡単な茶菓接待もあった。

住職夫人の立場は辛いものがある。
年中無休で、地域のファーストレディだから、注目の的だ。
寄付金で境内や伽藍の整備をするのだから、当然批判も集まる。
鈍感な人なら無視できるが、才媛だった人だから堪らない。

境内の整備工事がずっと続いているので、大勢の業者が出入りしていた。
たまにはゆっくり休みたかったに違いない。

森男はボランティアの立場だから、本来は時間に縛られない作業だったが、慣れてくると作業が面白く、朝早くから暗くなるまで働いた。

延々と続く整備工事に参加する喜びや、作業の跡が見える達成感は大きかった。
多くの地元の人々とも親しくなれた。

100段の石段を一気に登る体力も付いたし、体重は66kを維持できた。
シルバー人材の人が倒れる酷暑にも耐えられたし、大雪の日の開門準備作業には歩いてお寺に行った。

あるとき、住職夫人の不機嫌と打算をまともに受けた。
いつもなら受け流せた。その時は口には出さなかったが、我慢できなかった。
お互いに疲れていたのだと思う。
それ以来、お寺に行かなくなった。

葬儀が終って、住職に挨拶した。まだ工事中だよ、と住職は苦笑。
意外に元気だったのは、密葬のあと大分経っての本葬だったからだろう。

作業の合間に、家から移植した山野草が、あちこちに根付いてるのを見て、全てを水に流す気持になった。

サンシャインの幽霊

2006-08-15 | 遠い雲

本社機構が、池袋サンシャインビルに移転した時の話。

会社はバブルに乗って、不可能は無いといった威勢の良さだった。
会長は「武器と麻薬とオンナ以外は全てビジネスにしろ」と言っていた。

新事務所は最上階近くの3層分に移転した。
従業員の事務所は混雑を極めて、冷房が効かないほどの過密状態だった。

引っ越して暫くすると、幽霊が出るという噂で、社内は盛り上がった。

サンシャイン60ビルは巣鴨拘置所の跡に建てられて、A級戦犯がここで処刑された。敷地の隅の公園には、慰霊碑がある。
幽霊は処刑された戦犯だろうと皆は解釈した。

大規模ビルの夜更けは怖い。幽霊なんて信じていなくても、何か出てきそうである。
夜10時を過ぎると、誰もがそわそわした。

その後、業務多忙で、この噂は終息したが、総務部が近くの護国寺の僧侶に、お経を上げてもらったとか、残業手当を減らす為に、人事部のお利口さんが、意図的に流した噂などと、噂した。

社員の過密事務所とは裏腹に、会長の事務所は、最上階の半分を占める広大さだった。

会長は、革新的経営者にして、進歩的文化人。実態は金正日に劣らぬ独裁者だった。コミュニストはどうも独裁者になるらしい。
語彙が豊富で修辞が巧み。マスコミは騙され、文化人には巨額の資金提供。
世間的な評判は良かったが、実業界では異端視されていた。

その後、バブルは弾け、巨大企業連合がちりじりとなったのは、当然の成り行き。

独裁者の化けの皮は剥がれ、今は進歩的文化人としてのみご活躍中である。
そして反省の色、全く無し。ヤオハンの会長の方が立派だった。
未だに髪黒くふさふさとして、歳をとらない。近くで仕えた人に拠ると、大勢の人を食ったから、だそうだ。

この化け物の書いたものは絶対に読まないことにしている。
小説を連載した新聞の購読を中止した人もいる。
こちらのA級戦犯は、まだまだ元気である。 


がんばれ妃殿下

2006-08-15 | 高麗便り
夜、妃殿下から電話。
寂しくて、その上、悩みもあるらしい。

名前が同じ。聡明。
一見カカア天下だから、妃殿下の称号を奉った。
本人も満更ではなかったようだ。
歳は1つ上。お姉さんです。
春先に亡くなった人気者の旦那も、相当な人物だったから、覇権争いは、近所の評判だったらしい。

いつも旦那をボロクソに言ってるくせに、自慢話もそれとなく入れて、愛すればこその悪口だった。

孫に頼まれた、老夫婦本気相撲。
旦那の幼馴染の未亡人と、年金証書。
嫁入り道具の箪笥を、旦那が分解した話。
河豚の刺身の保管と、捕り合い。
会社帰りの、高麗川水泳。

昼飯は抱腹絶倒の連続だった。

話しているうちに、涙声になってきた。

家から10分しかないから、これから行くと言ったら、キッパリ断られた。
既に人畜無害と押しても、ダメッ。

妃殿下の一人住まいは、村落共同体の中。風評被害を恐れての事だろう。
昼間、大勢の友達の一人として、残暑見舞いに行こう。

がんばれ、妃殿下。

*写真は妃殿下ご遊泳の高麗川の清流。

米米CLUB

2006-08-14 | 拍手
偶然、[ミュージック・フェア]を見た。
フジTVは騒々しくてあまり見ない。

[ミュージック・フェア]は、長期番組で、始めの頃の出演者は、越路吹雪・岸洋子・菅原洋一・・・・・といった、大人の歌手の出演が多く、好きだった。
装置は妹尾河童。照明と相俟って、実に見事な画面転換も、見ものだった。

その後、ヘタなジャリタレや、訳の分からないチンピラ歌手が多くなって、遠ざかっていた。

ところが、偶然見た「米米クラブ」に、目が釘付け、耳はお皿になった。
夕刊で確かめたら、「米米クラブ名曲賃曲爆笑復活祭」。

いいですねぇ。
歌は面白く、上手く、踊りが巧み。衣装だってぶっ飛んでる。
装置だって派手派手で、照明は目くるめく。
非常に楽しかった。

司会のアナウンサーとのやり取りが軽妙で、カールスモーキー石井って、並みのタレントじゃないと思った。
語彙は豊富、機知に富んだやり取りに、唸りました。只者じゃない。

大体、近頃の歌手は普段着で出演する。
石井はちゃんと、舞台衣装だ。
相方のアフロヘアで髭面のサングラス男は、羽衣のような衣装に、烏賊のようなぬめぬめズボン。耳には、靴の中に入れる黒い空気袋をぶら下げてる。

二人が歌いながら、踊りまくるシーンは圧倒的だった。元気を貰いました。
食わず嫌いを反省しました。

ネットで調べてみた。
納得。

徒長枝

2006-08-14 | 庭いじり
他所の作業ばかりで、肝心の我が家の庭は酷い事になっている。

いくら刈っても徒長枝が伸びてくる。
徒長枝の剪定なら、腰にさほど響かない。
椿、山茶花、躑躅、皐月......。
年中神経質に、徒長枝を剪定しているから、花が少ない。

ポット苗や、小鉢を移動した。
苗や木の状態をみながら、狭いテラス周辺を、クロスワードパズルの様に、動かす。

挿木は、萩、大手鞠、下野、杜鵑、都忘れは全部成功。
真柏は半分成功。試しにがやった五葉松は全くダメ。蕃マツリカは根があるのに葉が殆ど落ちた。
椿、沈丁花はまだ分からない。
いずれ、別院や空地に移植するつもりだ。

庭植えの、品種は分からないが、桃色の花を付ける、形の良い山茶花が枯れそうだ。
根本に木屑が沢山あって、虫が幹に食い入っている。
3年前に「朝倉」が同じ状態になって、丸坊主にして、根本にオルトランを撒いたら、生き返り、また盛んになった。
この山茶花も可哀想だが、そうした。
牡丹、花水木などが、この虫の被害を受け易い。

寒さで枯れた「岩根絞り」は、根本から新芽が成長していた。
この椿は、華麗な花を沢山付け、大好きなのだが、寒さと移植に弱い。

3時、急に空が暗くなったので、作業を終了した。

娘盛り ゴンドラの唄

2006-08-14 | 歌の翼に

 夜半、隣家が騒々しくて、目が覚めた。
耳を澄ますと、若い女が4~5人いるらしい。時々、華やかな笑い声が弾ける。
一家で避暑に行ってるはずと思ったが、姉妹の誰かが残り、友達を招いているらしい。
男の声が混じったり、道路掃除を全くしない別の隣家だったら、怒鳴り込むところだったが、楽しそうなのでやめにした。
一晩くらいいいじゃないかと。

     いのちみじかし 恋せよ乙女 
    紅き唇 褪せぬ間に 
    熱き血潮の 冷めぬ間に 
    明日の月日の 無いものを

    いのちみじかし 恋せよ乙女
    いざ手をとりて かの舟に
    いざ燃ゆる頬を 君が頬に
    ここには誰も 来ぬものを

    いのちみじかし 恋せよ乙女
    黒髪の色 褪せぬ間に
    心の炎 消えぬ間に
    今日は再び 来ぬものを

 姉妹は、全員女子大生に成長した。娘らしい服装がサマになってきた。
おむつの頃から、我が家に遊びに来ていたのに.....。
我が家のソファのパンヤがへたってしまったのは、姉妹が毎日ジャンプしたからだ。よくいっしょに食事に行ったし、ハイキングもした。
 若いママは美味しい惣菜をくれる。避暑のお土産は何だろう。
よその姉妹なのに、孫のように可愛い。

 色々感慨にふけっているうちに、眠りに落ちた。
今朝は静か。もう、全員出かけたらしい。
若い人はよく眠るけれど、眠らなくても元気溌剌。本当に羨ましい。


♪「ゴンドラの唄」は吉井勇詞・中山晋平曲。加藤登紀子のアルバムの「日本哀歌集・知床旅情」から。
作家・評論家・英文学者の丸谷才一氏によると、吉井勇は大正天皇に比肩する歌人。この詞はイタリア詩の訳詩の由。記憶違いかも知れませんが。
中山晋平は、ご存知の国民的作曲家。
1915年(大正4年)、当時の人気女優、松井須磨子が劇中で歌い、大ヒットしたそうです。


改名

2006-08-13 | 林住期
これまで、ブログ上では、自分の事を自虐的に、「爺」と称してきた。
人に言われたくはないが、70過ぎれば、仕方ないだろう。

生意気盛りの頃、50過ぎのオヤジは全て「爺」で、30過ぎのオンナは「婆」。
後悔しています。本当に失礼だった。

昨日、計算したら、8月の誕生日を過ぎて、やっと69歳だったのだ。1歳儲けたのです。
そうならば、「爺」などと、自称する必要はナイ。

今日からは、私・僕・俺に相当する一人称を、ブログ上の筆名「駒田森男」から、「森男」とします。

北杜夫・風間杜夫・・・駒田森男。

収まりがいい。

駒田は朝鮮からの渡来民の高麗に因む、ここ埼玉県日高市に多い苗字だ。
でも、新住民の森男の場合は、「困った」駒田です。
「森男」は、気が多いから「森」としました。

服装を変えて変身するのは、金がかかるが、名前ならかからない。
どうせ、社会との関わりがあまりない年金生活者だ。
気分によって、色々名前を楽しもう。

ついでに、もう一つ変えたいことがある。

これまで、無理にカタカナ語を使わないできた。
何から何まで外来語を使う昨今の状況が、面白くなかったからだ。
でも、全てを日本語で済まそうとすると、けっこう辛い。
やけに爺臭くなる。

だから、これからは、素直に外来語を使うことにしました。

年齢

2006-08-13 | 林住期
今月は爺の誕生月。

年初から70歳のつもりで、ブログでは、「爺」と自虐的に自称してきた。
人から爺と言われれば、ムッとくる。
席が欲しいのに、席を譲られるのが嫌で、白髪隠しの帽子を冠るようになって久しい。
姿勢はいい方で、染みや皺は少ないから、お若い、と言われる。
いい気持だが、実はあちこち勤続疲労が出ていて、虚勢を張ってるだけだ。

念のため、年齢を筆算した。

69歳だ?!?。

昭和12年は1937年、今年は2006年。引き算をすると69だ。
?????????????..........。

新聞で確かめると、確かに今年は2006年。すると、1937が違うのか?
誕生年が1937年なのは、再就職の履歴書・経歴書でくどいくらい確かめたはず。
昭和だ、平成だと、年号があるから分からなくなるのだ。

9月になれば...。69歳1ヶ月!。

..........かなり、あせりました。

今年2月に生まれた赤んぼは、来年3月には何歳か?
そうだ!。出てきた答えに1を足せばいいのだ。やはり70歳になる。
..........いや、違う。

退職年度からの[諸税・公的負担年別推移表]に、年齢を記入していた事を思い出した。

今年69歳だった!。
今年10月は、69歳2ヶ月だ。来年8月に70歳なのだった。

1歳儲けたが、考え込んでしまう。この頃こういう思い込みや、勝手な変換が多い。
つくづく爺になった、と思います。
疲れた。もう、寝よう。

また草毟り

2006-08-13 | お節介
別院で、今日もまた草毟り。

土質は悪いのに、雑草は逞しく育つ。
砂糖黍からエタノールが抽出出来るなら、雑草から石油を抽出出来ないものか。

石垣の下、石組の中、蛇に挨拶しないように、慎重に草を毟る。
草毟りには鋸鎌が一番使い易い。

日曜日なので、何時もは来ない住職が来て、アイスクリームを頂いた。

3時過ぎに、作業終了。3週間もすれば、元の木阿弥。

ハマの メリーさん

2006-08-12 | 遠い雲

ヨコハマのメリーさんが話題だ。
ドキュメンタリー映画も出来たし、五代路子が横浜港の赤レンガ倉庫で、ひとり芝居を演じてるそうだ。

メリーさんはパンパンだった。パンパンとは占領軍兵士相手の娼婦のことである。
あれは日本が負けた次の年だったと思う。

突然、十数台の米軍トラックが町にやって来て、円覚寺境内に乗り込んだ。
仰天した親たちは、子供たちを家に呼び戻して、町は静まりかえった。

やがて、陽気な音楽が聞こえてきて、乱暴はしないらしいと分かり、恐る恐る円覚寺へ。

臨済宗大本山円覚寺は、あっけらかんとした今と違って森厳な境内だった。
その境内のあちこちでは、パンパンを交えて米兵たちが大宴会を繰り広げた。

見たことも無い大御馳走と、派手な音楽。そして怖いくらい綺麗なパンパンのおねえさんたち。
本当に驚いた。そして、御馳走が羨ましかった。

メリーさんは年老いても娼婦を続け、横浜の人たちに支えられ、最期は施設で穏やかに亡くなったそうだ。
厚化粧のメリーさんの写真を見ると、あの頃を思い出す。

                              

ドキュメンタリー映画「ヨコハマメリー」の広告です▲

060812


恋のしずく

2006-08-12 | 歌の翼に
 盆休みは、NHKにとって、ナツメロの季節。
伊東ゆかりさんが出演していた。
ゆかりさんの「恋のしずく」は、森男の少ない持ち歌の大切な一つだった。

 何年か前、地元の不動産屋に勤めた事がある。
同年配の社員が、可哀想にも営業成績が上がらず、自主退社せざるを得なくなった。
会社にとって、辞める人を機嫌良く送り出すのは、大事な事、と思い当時の専務に送別会の開催を提案した。
経費は社員福利厚生費か会議費にすれば、節税になる。意見は通った。

 送別会で、とうとう順番が廻ってきて、「恋のしずく」を歌い始めて、のけぞりましたね。
 妙齢のご婦人が、モニター画面で、素っ裸になって、身悶えしてる!。
森男の絶唱なんて、だ~れも聴いてくれない。
口惜しいから大型TVモニターの前に、立ちはだかった。
皆、ドケドケと叫ぶ。

 手ひどく傷付きました。

 この名曲の、どこにそんな事を感じさせる台詞があるのか?(そういえば、一寸あるな)
でも、こんな冒涜的な解釈は許せない。
ゆかりさん、安井かずみさん、平尾正晃さん、キングレコードは、カラオケ会社を、名誉毀損で訴えるべきでした。

 それ以降、カラオケに誘われても、「恋のしずく」は歌いません。
品格を疑われかねませんから。

   肩をぬらす 恋のしずく
   濡れたままでいいの このまま歩きたい
   きっと からだの中までしみるわ
   そして あなたの あなたの言葉を
   忘れないようにしたいの

   頬をぬらす 恋のしずく
   あなたのせいなのよ 私のためにだけ
   それは ふたりの愛のしるしね
   だから やさしい やさしい心を
   じっと抱きしめていたいの

   髪をぬらす 恋のしずく
   やさしい手がふれると 青空が見えるの
   そうよ あなたは太陽なのね
   だから 私は 私はいつでも
   あなたを愛していたいの

 伊東ゆかりさんの歌では、「あなたしか見えない」も好きだ。
もとになった歌は、Lita Coolidge の「Don't Cry Out Loud」です。

 今夜のゆかりさんは、中尾ミエと「ウナセラディ・東京」を歌ってた。
他の歌手は、声量が衰え、歌も下手になったけれど、この二人はまだまだ現役。
自分みたい。

「恋のしずく」安井かずみ作詞、平尾昌晃作曲、森岡賢一郎編曲