昨日、国営昭和記念公園へ行った。物見遊山でなく、見学です。
国営武蔵丘陵森林公園の募集に約40人が参加。
立川門から入り、ハーブ園、花木園展示棟、鷺草圃場、同展示場、地底の泉、霧の森、木工房、ボランティア集会小屋、こもれ日の丘頂上、日本庭園、盆栽苑、みんなの原っぱ、立川門という経路で見学した。
始めに総合案内所で簡単な講習があり、ハーブ園や鷺草圃場では、ボランティアの方々の丁寧な説明があり、盆栽苑の讃樹亭では、作務衣に紺足袋姿の職員の、専門的な説明もあった。
園内は、台風前の怪しい雲行きで、入場客は殆ど無く、我々一行が独り占めした格好だった。
ここは、森林公園の、面積では半分強の180ha、入場客は5倍の2,536,000人。
森林公園が、既存の雑木林を生かした里山保全自然公園であるのに対し、米軍基地を生かし、造成工事で出来た平地の都市公園だ。樹木の大半は移植で、明治神宮の森と同じ。違うのは、樹林がまだ明るいこと。
施設や構築物も、森林公園の地味で控えめに対して、豪華で瀟洒で多彩だ。
昼食は池畔亭で済ませたが、景色がいいし、野菜カレー680円は旨かった。
森林公園の建設動機は、明治百年記念であるのに対し、昭和天皇在位50年記念。
驚いたことは、ボランティアの数。
ここでは、農林作業型ボランティア組織が4つで305人、催事支援型が14で768人。合計18組織1,073人と、森林公園の4組織約200人(?)に大きく差をつけている。
しかも、活動方針を公園側と合意した後は、完全にボランティア側の自主性に任せている。
住民意識、自然環境、面積といった違いが大きいので、一概に言えないが、昭和記念公園方式を、森林公園はもっと取り入れてもいいのではないかと思った。職員の方も、ボランティアの支援が無ければ、この公園は成り立たない、と言っていたほどだ。
素晴らしい景色は、水鳥の池、木漏れ日の丘頂上(立川市最高地点)、日本庭園、みんなの原っぱ、カナールであいの広場等々。
日本庭園は大変趣味が良く、建物は全て数奇屋造り。池畔の四阿の[昌陽]は素朴なのに贅沢。(ここの植木職人になりたい)
広々とした[みんなの原っぱ]の中央の大欅は見事。
どこも、広々と伸びやかで、気分爽快になる。
台風前の物凄い蒸し暑さの中、10時から4時過ぎまで、昼食を除いて、歩きずめで、雨靴が痛く、腰は重く、へとへとになったが、有意義な見学だった。
森林公園のS氏と、昭和記念公園の職員やボランティアの方々に感謝します。
雲行きが怪しいので、直ぐ帰るつもりが、毎日が日曜日。仲間と立川駅前の[天狗]で一寸一杯が二杯......。胃袋に余地があって、立川駅[グランデュオ]の蕎麦屋で一寸で、夜8時までうろうろ。
帰ったら、草臥れ果てて、夕刊も読まず、就寝。
以下、おまけです。
今日の経費。
交通費1,290円、昼食680円、交際費2,800円、合計4,770円。入園料は、無料扱いでした。
立川駅周辺は、見違えるほど充実。駅周辺だけで一見の価値あり。
街角彫刻群が面白いし、立派な店舗が沢山ある。立川市は立派・立派。
[天狗]。小手指の店同様、いい店だが、福島直送の「だだちゃ」と称する枝豆は酷い。
莢ばかりじゃないか。豆が発育不良だ。昭和記念公園で、ボランティアに栽培してもらったらどうか。
仲間が持ってきたシャープの電子辞書が羨ましい。欲しいなぁ。
色つき、図版、写真入りで、植物を同定するのに、実に便利。