21-21DESIGN SIGHT
昨夜の豪雨で野良仕事が出来ない。華のお江戸の「Tokyo Midtown」を見物。
やっとの思いで東京メトロの乃木坂駅に着いた。
ミッドタウンへの案内標識が無い。
いや、あるようだ。なんじゃこりゃ。全部ABCだ。
ミッドタウンに入って空いている歩道を歩いていたら、警備員が走ってきて、ここへ来ちゃダメッ。
むっとして理由を聞いたら、ここは居住区に向かう道だ、と。
だったら、門なり垣根なり、制止看板立てりゃいいじゃないかい。ABCで。
洒落た看板あり。
またABC。日本語は目を凝らさないと見えない。双眼鏡が必要なタウンだな。
安藤忠雄設計の「21-21DESIGN SIGHT」はなかなか良い。
これ見よがしではなく、恥ずかしそうに、地面に潜り込んだ展示館だ。
辺りのゆったりした起伏のある土地や芝生や植栽に、ナイフのような屋根が良く似合う。
建物内部のコンクリート打ちっぱなしは大した職人の技術で、脱帽。
尿瓶を二つに割ったような立ち便器と、ステンレス製の狭い手洗い場所は、小さ過ぎてきっと汚されるぞ。
「安藤忠雄 2006年の現場 悪戦苦闘」展。
建築模型が大好きなので、ちょっと立ち去り難かった。
ただ、先生の楽屋裏を展示して面白いが、あれっぽっちで1000円は高いな。
六本木ヒルズに較べればずっとマシだが、ミッドタウンも実は何が何だか、ここがどこだか、どうも良く分からない。
店舗区域を「ガレリア」と言うらしい。
ま、何とでも言うがいい。どうせ欲しいものなんか、な~んにも無い。
それにしても、あんなに贅沢な内装に、あれしかない商品で、売り上げはどれほどあるのか。店員はボランティアか。
3年後、何店舗残っているか、記録しておきたいところだが、店名はABCで分からん。
羊羹の「虎屋」は意表を突いて面白い店構えだった。
ガレリアのトイレ、なかなか良い。
「サントリー美術館」は休館日。
休館の癖に、着流しのへなへな男など「関係者」は入れている。不愉快である。普通美術館の休館日は月曜だろうが。
「日本を祝う」などと、奇妙な特別展をやっているそうだが、どうせありあわせの館蔵品に屁理屈つけて、高いカネを取るのだろう。
見てやるもんか。見たくてもホリデープアは入れてくれないや。
ABCレストランはどこも行列である。
ああいう薄暗い不衛生な食堂に行列するのは、日頃ロクでもないものしか食っていない埼玉県のババア連中だろう、と都知事のマネの憎まれ口。
やっと探した弁当売り場「十五夜米八」で豪華弁当1155円を買い、隣の檜町公園のベンチで昼食。美味。
そういう洒落た人が大勢いる。
弁当販売車が2台停まっているが、品書きは全部カタカナで意味分からん。
のどが渇いたが買えない。六本木界隈は水筒を持参すること。
檜町公園は元は毛利藩下屋敷跡。全く新しい日本式回遊庭園にした。
広々として、気持ちの良い庭園である。
「芝生立入禁止」は日本語で書いてあった。これって、人種差別ではないかい。
左TM 右新美
ナイフ
見えない
造花
室内干し
出来立て
立入り禁止
利き酒
「新国立美術館」。ここも休館日。クソッ。
石をぶつけてやろうと思ったが、石ころ一つ無く、あって投げても届かない距離。
あのうねうね膨らむガラスは、一体どのように拭き掃除をするのか。
亜熱帯の東京では水道光熱費が嵩むし。
黒川落選候補、弁償しろ。
ガラス城
大江戸線の六本木駅から西武線の練馬に。
駅の「西友」は正しいスーパーだ。