林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

衣替え

2007-06-12 | 拍手

 

 大好きな荒川静香さんが衣替えした。
今度の衣装、ス・テ・キ。

 西武鉄道も衣替えした。
駅頭に「安全報告書2007」が置いてある。
例のあの人が追い払われて、随分変わったものである。今までは上ばっかり見ていたのに、利用客の方を見るようになったようである。

報告書の内容は、

 ・安全に関する基本方針と目標
 ・平成18年度事故・障害に関するご報告
 ・安全確保のための取り組み
 ・進めています 踏切りの安全対策
 ・「お客さまの声」を受けて
 ・西武鉄道からのお願い

等々で、写真を入れて、内容豊富。
まだ、少し、カタイ読み物だけれど、大進歩です。

 あの方の疣兄が夕刊に出た。(「男の夢ファッション」)
ビジネススーツをサファリ風ジャケットに着変えて、難しいことをのたまわっているけれど、実体は good will こと bad will の首領様と同じ。ボキャ豊富、修辞巧みで逃げおおせ、衣替えして進歩的文化人。首領様より性悪。
サンシャインの幽霊は、引っ込んでろ、っていうの。

 

 お陰で、折角箪笥の奥から出してきた本麻正統サファリジャケット、気色悪くて着られなくなった。

 それにしても、静香さんの衣替えは素晴らしい。素敵なお姿を見て、もう1枚「プリンスカード」を申し込もうかと思う、今日この頃、です。

 


当たりはしたが

2007-06-11 | 林住期

 

 社会保険庁の詐欺師たちに、年金を詐取されて、森男は財政再建単体に墜落する恐れがずっとあり、ジャンボ宝籤を買い続けていた。

 かすりもしない。本当に当る人がいるのだろうか。
駅前の日韓友好記念碑に1億円も出して、不届きである、と呪っていた。
買った頃は色々夢を見て、見果てぬ夢に疲れ果て、忘れてしまった。
みずほさんちへ行った時に調べて貰ったら、おお、3900円も当たりました。

 話変わって。

 何年も前に、現金出納簿をパソで自作した。パソ語は知らないけれど、こういう仕事は上手いのだ。
毎月経費科目別に自動集計され、年合計も、構成比も自動的に算出する。
エンゲル係数と租税公課比率が大きすぎて、困っているが。
 購入時搭載されていた家計簿は、デカ過ぎて、年金暮らしのささやかな世捨て人には使いこなせない。交際費や什器備品費なんか、まず使わないからね。

 自信作は使い始めて暫くは、色々不都合があった。
しかし、そこは社保庁と違って、修正調整を繰り返し、ここ数年は巡航速度になった。ご希望があれば、発売したいくらいの見事なプログラム(って言うのかな)です。

 ところが、だ。5月末に締めてみたら、嗚呼、3965円も現金が足りないっ!
折角、初めて高額当選金を手にしたのに、よくよく金運が無いな。

 理由はJRの券売機でのパニックか。字が見えない上に、バネ指でお金が、さっさと数えられないから、慌てて落としたのかも。
 いや、まるひろのレシートがデカくなり、小銭入れに入らないので、落としたのかもしれない。それなら、帳簿としては不完全ではあるが、お金をムダにした訳ではない。
 それとも、今月末の締めで、小銭入れのポケットから5000円札が出てくるかも。

 収入支出の正確な金額はここには書けない。
アベ氏は、個人情報保護法のシガラミがあるので、歴代社保庁長官の退職金は明かせない、と言う。それに習おう。

 森男の収入支出は単純で、別に人様の嫉妬の対象になるような立派なものではない。
だから、しかし、明かさないけれど、この不足金の行方と理由は、残業してでも、ま、1年以内に調べ上げるわけでございます。

 そして、責任を追及致すつもりが、自分の責任だった。


セコレクション

2007-06-11 | じゃじゃ馬馴らし

 

 「林住記」の画像は自分の写真が間に合わなくて、ちらし、パンフレット、カタログ、挿絵、切手、絵葉書、その他これは良いと思ったものを、何でも使う。

 

 だから、たまに東京へ行くと忙しい。
有名ブランド店、老舗、ホテル、駅、百貨店、本屋、公園......。どこへでも入ってみて、画像に使えそうな物をうろうろと探す。

 

 大きさはA4判以内なら都合が良いが、大きければ適当に切り取って使う。
小さいものは貼りあわせて1枚に。

 

 そして、スキャナーでパソコンに取り込み、「Jtrim」で加工し、「林住記」に載せる。
頭くらくら、目しょぼしょぼ、と身を削って励んでいるのになあ......。

 

 画像からブログのネタを考えるのも楽しい悩みだ。
使い終えたものは、縦横12センチ1ミリにして、CDジャケットにする。
自分で編集したCDにどの画像を使おうか、と考えるのも嬉しい苦しみだ。

 

 それで、切り抜いた画像が溜まって、セコ(イコ)レクション。
雨の日の自己満足。
                       ◎Jtrimという無料ソフトは、優れものです。お試しあれ。


県庁の星

2007-06-11 | 拍手

  県庁の星対陰の店長パート

 早寝をするつもりが、最期まで観てしまう面白さだった。
映画「県庁の星」は傑作である。

 県庁のエリートが民間研修に出向する。
行き先は成績不振で閉店寸前のスーパーである。
エリートマニュアルは、教育係りになった叩き上げ子連れパートや従業員と衝突を繰り返す。
 出向中にエリートは手がけたビッグプロジェクトから外され、ゼネコン王女からは袖にされ、一旦は荒れるが、何糞ッと、発想転換。実務に精励。店の業績は回復。
パートとは愛の予感。

 森男は小売の現場を多少知っている。
だから、ダメスーパーのダメ振りはいちいち心当たりがあるし、傲慢役人のズッコケ振りは、最近の実例を先取りしていて、興味津々の面白さだった。

 最後は必ずしもハッピーエンドではないが、エリートが市場調査抜きの食事に誘うと、ツンケンしていたパートがニッコリ微笑む。いい感じだった。

 映画は大勢の人々が目まぐるしく登場し、迅速に画面は変わるが、分かりやすいし、BGMはゆったりとしており、心和んだ。

 「県庁の星」は、お役人に是非、観て頂きたい。

             ■フジTVで観た。10分毎に5分のCMという煩さ。何とかならないの?


学芸会

2007-06-11 | 床屋放談

  ともになりたい 花いちもんめ

 裁判に関わるなんてめんどくさいことはマッピラだ。批判はするけどね。

 友人に誘われて、知らずに嫌うのもなんだから、と埼玉県広報で募集した「裁判員制度勉強会(?)」に参加した。場所は大宮ソニックシティー。

 参加者は約100人。珍しく、女性が少なく約1割。年齢は3~40代が殆ど。平日の昼間なので、おそらく業界の人、つまり法律事務所の下っ端ではないだろうか。背広の人が多いので、そんな気がした。

 配布資料は以下のとおり。(青数字は頁数)

  ・説明書  裁判員制度-はじまる!私たちが参加する裁判- 112
         裁判所ナビ 裁判所ってどんなとこ? 14
         よくわかる!裁判員制度Q&A 65
                        (以上最高裁作成)
         私の視点、私の感覚、私の言葉で参加します。 11
                        (最高裁・法務省・日本弁護士連合会作成)

         平成19年5月11日実施 さいたま地方裁判所模擬評議資料 13

 始めにに30分ばかり配布書類を基に、いろいろ説明してくれたが、膝の上に取っ替え引っ換え書類を広げ、眼鏡をかけかえ、急がしいったらありゃしなかった。

 会はこのまま「説明会」と思っていたら、実は「学芸会」だった。
裁判所の職員が裁判長、検事、弁護士、被告、同弁護人、被害者弁護人に扮して、裁判を行う。
 検事役若くていい男。演技力は抜群。憎たらしい。
弁護士はさえない男。何を言っていたのか記憶に無い。夫を刺し殺した妻は綺麗だが、ちょっと無愛想。

 被告は夫の暴力と浮気と勝手な行動に耐えかね、何度か離婚を申し出たが、姑の懇願で思い止まっていた。ついにキレて、酒の勢いを借りて包丁でグサリ。

 姑は、優しい息子の命を奪い、孫を押し付けられて、老後の暮らしを立たなくした憎い嫁を重罪に処して、と勝手な要望。

 被告の姉は、可哀相な妹の相談役になるので、寛大な処分を、と。

 被告は猛烈に反省して、夫の冥福を祈ってる、とちょっと前までは殺したいほど憎くて殺してしまったのに。

 ま、三文小説のような粗筋のようでした。
そして、出演者の一生懸命だが臭い芝居の後半は、参加者7人ずつ、小部屋を与えられて、刑を談合することになった。

 突然、知らない者同士が集まって、懲役は何年か、執行猶予を付けるか、と言われたって、訳分からんよ。
 各組に裁判所の職員が一人張り付いて、この事件の場合の標準的な刑を提示した。死刑は無く、懲役5年から20年、執行猶予あり、の由(だったかな?)。

 若い人は、単純に殺人は殺人で厳罰。年嵩はそう言ったって、可哀相じゃん。
残された子ども第一で、いや親は無くとも子は育つ、なんでとっとと別れさせなかったんだ、暴力と浮気と浪費の3点セットじゃね、等々。
みんな夫々ご尤もな意見で紛糾し、意見は互いにころころ変り、訳分からんよ。

 小一時間、各組の討議の結果、発表された凡その結論は.......。忘れてしまった。執行猶予付きの案外軽かった刑のようだった。

 3時間半、拘束されての学芸会だった。討議は、やっている内に面白くなってきた。
学芸会なら、出演してもいいと思った。

 主催者側は、ともかく一生懸命にやってくれた。それは褒めていい。
だが、所詮は素人だ。裁判に関する前半は、全国共通の映画にして、見せてくれた方が良かったと思う。
 中央は、方針だけ決めて細部は出先に丸投げした感じだった。

 説明書4冊分も、電通は馬鹿高いから、NHKに頼んで特集番組を作った方が手っ取り早く判って、有難い。(あれから1ヶ月。一度も説明書を開けたことは無い)。
学芸会前半に関わる夫々の証拠資料表は、何故か回収されてしまい、手元資料として残せなかった。

 なお、お土産は、以下のとおり。タウンミーティングのようなお土産を期待したが、外れでした。

  ・粗末なトートバッグ
  ・ノック式ボールペン
  ・メモ紙帳

 ところで、母校は司法試験合格者多数を売りにする大学だった。
受験学生は自分の周りにダンボールの衝立を立て結界を作り、必死に判例を丸暗記していた。ヘンな法曹専門職が生まれるのは当然だろうと思っていた。
 やはり、業界の人たちは、学芸会の台詞の暗記力は抜群だろうが、広報力は弱いのではなかろうか。

 裁判の判決は遅い。「林住記」の判決も大分遅れて、誤免。

 

▲画像は最高裁要塞(鹿島HPより)。本当はこの内部を見物したいのだ。


住民税に憤り嫉妬する

2007-06-11 | 高麗便り

 

 県や市の広報誌で、財源移譲のために住民税が上がるが、所得税が下がるので、差し引き税額は変わらない、という宣伝が行われた。

 市議選中、戸別に配布された共産党のビラでは、自民公明両党の積極的な根回しで、住民税が大幅に上がる、と書いてあった。所得税については何も触れていなかった。
共産党以外の市議候補は住民税について、一言も言わなかった。

 住民税の納付通知書が郵送されてきた。
ここ数年はこれを見ると血圧が上がってしまい、入れ歯が歪む。

 すぐ「林住記」に書こうと思ったが、頭に血が上ったままでは滅茶苦茶な八つ当たりになってしまい、品が無い。
誰かの意見を頂いてしまおうと待ち構えていたら、新聞の投書欄に、神奈川県相模原市の無職75歳男性の「憤り」が載った。

 これを読んで、脳味噌が沸騰しましたね。
「倍々ゲームの住民税に憤り」は分かる。だが、この爺さんの住民税の税額はどうだっ。
25万円だよ!手取り年金額は2ヶ月で7千円も増えている。
それだけ獲られるなら、収入は凄く多いだろう。
羨ましくて入れ歯が折れそうだ。 森男の住民税は、爺さんの半分以下だっ。
この新聞の読者はカネモチだね、とヤキモチを焼く。ふんっ。

 3年前の04年対比466%。つまり4倍強の増え方だ。
収入は年金だけ。企業年金が解散してしまって、去年の年収は3年前の04年比88%。つまり1割2分も減っているにも拘らず、だ。
 爺さんに合わせて一昨年比で較べると、爺さんの今年の住民税は357%増。
森男は365%増だ。
 会社時代の友人達の年収や所得税額を、それとなく聞き出してみると、あまり違わない。だから、住民税も大差は無いだろう。
何を贅沢書いてるんだ。見せびらかすな、相模原メ。

 これで、今年分の所得税が大幅に減らず、所得税+住民税が前年並みにならなければ、カクメイだぁ。共産党、シッカリしてくれっ。

 結局、他人の意見を参考にしようとしても、税金や年金のことになると、品の無い性格がモロに出てしまう。
この憤りと嫉妬の捌け口を、どこにしたらいいだろうか。「林住記」しか無いか。

 投書は上記画像の斜め書きにあります。読みにくくて済みません。
 
下敷きは、わが日高市の4月広報誌です。

 日高市の広報誌では、毎年、歳入歳出予算が発表になるが、何故か人件費が明示されていない。多分「総務費」に含まれているのだろうが、何故隠しているのだろうか。 立派な働きをしているならいいが......。


般若波羅蜜多まりや様

2007-06-11 | 重箱の隅

 

 まりや様を書くには、体調が良くないといけない。
ハンカチでハナカミながら、パソを4000回も叩いていると、社保庁職員のように集中力が切れて、間違いが多くなる。
 「人生の扉」は英語が多くて、あ般入力とA般入力を切替えながらやっている内に、2回も草稿が消滅してしまった。

 もともと、日常生活で矢鱈に英語を使うヤツはヤだ。
だから、「人生の扉」について、卑しい心で嫌味を書いてしまった。
目を凝らしながら、英語を入力し、消滅し、とやっている内に、だんだん不機嫌になってしまったのだ。
まりや様、お許し下さいね。

 でもね。まだうら若いまりや様に、畏れながら申し上げたい。
英語使うの止めて、と。
何やら有難いこと仰っているらしいのだけれど、元仏教徒の森男には「般若心経」のように聞こえてしまう。
 別に英語を使うからエライ、と言うことは無いはずで、米英では子どもも老人も車夫馬丁も使っている。
まりや様くらいになれば、何も格好付けることないんじゃないの。次に扉を開ける時には、デニムでお願いしますね。

 因幡晃さんが自作の「わかって下さい」を全部フランス語で歌ったEP(古いね)を持っている。ブレンダ・リーの「One Rainy night in Tokyo」もある。意味は全く分からないが、日本語での歌より良いくらいだ。
 越路吹雪は沢山のシャンソンを、岩谷時子さんの日本語訳で歌った。何の違和感も無く、日本人の歌になっていた。
 デニムを世界に布教するなら、全部英語にして、勝負して下さいね。

 「人生の扉」をカラオケで歌おうにも、英語じゃ出来やしない。
お助けマン様、こなれた日本語訳をお願いしますね。

♪連作「まりや様」はこれでお終い。ご機嫌治ったら「返信」いや追伸します。
♪「般若波羅蜜多」には「完全なる智慧」という意味があるようで......。


扉を開けるまりや様

2007-06-11 | 歌の翼に

  

 もちろん、このCDの売りは「人生の扉」という歌である。

  春が来るたび ひとつ年を重ね
  目に映る景色も 少しずつ変わるよ
  陽気にはしゃいでいた 幼い日は遠く
  気がつけば五十路を 越えた私がいる
  信じられない速さで 時は過ぎ去ると 知ってしまったら
  どんな小さなことも 覚えていたいと 心が言ったよ

   I say it's fun to be 20
        You say it's great to be 30
        And they say it's lovely to be 40
        But I feel it's nice to be 50

  満開の桜や 色づく山の紅葉を
  この先いったい何度 見ることになるだろう
  ひとつひとつ 人生の扉を開けては 感じるその重さ
  ひとりひとり 愛する人たちのために 生きてゆきたいよ

   I say it's fine to be 60
        You say it's alright to be 70
        And they say still good to be 80
        But I I'll maybe live over 90

  君のデニムの青が 褪せてゆくほど 味わい増すように
  長い旅路の果てに 輝く何かが 誰にでもあるさ

   I say it's sad to get weak
        You say it's hard to get older
        And they say that life has no meaning
        But I still believe it's worth living
        But I still believe it's worth living

  (作詞作曲竹内まりや 編曲山下達郎/センチメンタル・シティ・ロマンス

曲も旦那さまの編曲も、お声も良い。歌唱力も当然ある。
.......でもなあ。ちょっと、異論がある。

翻ってわが人生を見ると、fun でも great でも lovely でも nice でもなかった。
最近だって、fine じゃない。
ましてや、これからは alright で good だろうか?

そりゃあ、まりや様はそうだったろう。立派な和風のお邸ににお住まいだ。
これからだって、年金なぞ気にしなくても90過ぎまで生きれれるだろう。

森男の安物デニムは、味が出る前に擦り切れてしまった。
森男は人生の扉を70回も開け閉めしていたら、蝶番が磨り減り、軋んで痛い。

まりや様は五十路を過ぎてもお美しい。
森男は五十路でガタガタだった。五十路過ぎの扉は、凄く重いよ。

マリア様の息子さんは聖書の中で、仰る。

  明日のことを思い煩うことなかれ。 

  

  どうも、ひねくれて良くない。

  まりや様を信じて、これまでのことは総てチャラにしっよう。
  明日のことを思い煩わないようにしよう。
  そして、まりや様が90回の扉を開けた時のお声も.....。
 
  電卓で計算したら、ああ、ダメだ、聴けない。

  アーメン。

   ♪以上連作「まりや様」その3です。お天気悪いと、ご機嫌も悪いのです。


雷と栃木県

2007-06-11 | 床屋放談

  みかも山

 10日昼前、栃木県佐野市と岩舟町の境にある三毳山(みかもやま・229m)に落雷があり、遠足に来ていた中学生9人が負傷した。
佐野市の中学校の675人が42人の先生の引率の下に、三毳山~唐沢33キロ縦走を行っている最中の事故であった。
 負傷者が全員軽傷で済んだのは奇跡といって良い。

 栃木県には数年住んでいたので、今でも関心がある。三毳山のなだらかな山容はあの辺りをよく通ったので、懐かしい。
 埼玉県辺りの雷雨は爽快だが、栃木県の雷雨はまさに恐怖である。
ゴルフ場では、雷雲が発生すると直ちに引き揚げるように、と場内放送があった。
車で激しい雷雨に遇うと、運転不能になるほどの物凄い雨になる。
稲妻と雷鳴の凄まじさには身の毛がよだつ。

 関東地方では8日から雷予報が出ており、9日には近くの宇都宮市で1時間に110ミリという華厳の瀧の滝壺のような雨があって、10日も朝から、雷注意報が出ていた。森男は庭仕事の都合上、しっかり把握していた。
およそ栃木県内で、「縦走」なぞ出来る日ではなかったのである。

 事故後の校長のお詫び会見に驚いた。
校長以下先生たちが雷注意報を知らなかった。出発の前にインターネットで天気予報を見ただけ。注意報は別の頁にあって、気付かなかったそうである。
 これだけ大きな行事で、42人も先生がいて、雷に対する警戒心が全く無かったことに、驚愕してしまった。

 事件があると校長は必ず、「命を大切にする教育の徹底」と言う。生徒を教育する前に、先生を教育しなければならない。
佐野市の教育長は、校長以下先生たちに雷を落とさなければならない。
そして、減俸処分にすべきである。

◇課外授業・万葉集より

 下野(しもつけ)の 三毳の山の 小楢のす
           麗し(まぐわし)娘(こ)ろは 誰がけか持たむ

           (三毳山の楢の若葉のように美しいあの娘は、誰の妻になるのだろうか)


おじさん達のまりや様

2007-06-10 | 遠い雲

 

 まりや様の信者になったのは、今から20年前である。
その頃、30年近く勤めた会社がおかしくなって、バブルで絶好調と思われていた会社に放り出された時だった。

 その会社はオーナーの疣弟が、役人落第社長を無視して牛耳っていた。
役付古参社員は、毎朝窓際で鼻糞を穿り、午後は行方不明。
よく言えば新進気鋭、実際は世間知らずの部課長が業務を担っていて、流行り言葉を乱発。難しい仕事は外注。現場の仕事は新入社員に丸投げ。
社員は疣弟を中心に、縦に繋がってはいるが、横同士はてんでんばらばらどころか、いがみ合う始末だった。

 任された仕事は、音楽堂の建設と音楽祭の事務局。次いでリゾート開発会社で、もつれにもつれた地元窓口と、莫大な投資の支払いだった。
知らない会社で、全く始めての仕事に悪戦苦闘疾風怒濤波乱万丈の毎日となった。
ま、トクしたことは、ああ言えばこう言う体質になったこと、役所銀行会社の裏を知ったこと、図々しくなったことかな。

 暫くして、おじさんが事務部門に入社してきた。しょっちゅう出入りする内に親しくなった。
同い年。隣町で生まれ育ち、そこで会社経営。大事故で身障者。経営から手を引いた。職安を通じて身障者枠で採用された。
 下働きだったが、そこは元経営者。部門の動きをよく観察している。また、会社の実務を承知していて、相談に乗ってくれたし、愚痴や悪口を聞いてもくれた。

 

 おじさんには女子大生の娘さんがいた。
娘さんは毎日、竹内まりやを聴いていて、おじさんも好きになったそうだ。そして、

 まりや様は良い、まりや様は好い、聴け、聴け。
 何がまりやだ、インチキ名前で売り出しゃがって。

 何度か繰り返してから、おじさんは娘のCDからテープを作って、無理やり押し付けた。
仕方なく聴いてみたら、これが良いんですね。最高っ。
それから直ぐ、まりや様に帰依したんでした。そして毎晩、すさんだ心を洗ったのでした。

 出向先の会社は、当然潰れた。親会社もガタガタになった。社員はちりじりになった。
だが、音楽堂とリゾートホテルは人手に渡り、かえって健在の模様。

 

 その後、「Longtime Favorites」という赤毛もの、ボーナス付きが出た。あちらものでも、このくらいなら楽しめる。
しかも、しかも、付属の歌詞本(っていうのかな?)に載ってるまりや様のお姿のお美しいこと!
信仰はますます、だった。

 

 朝早く、フジTVを見ていたら、あのモッサリおっさんキャスターが、番組ののっけからまりや様を褒め讃えている!
 その内、プロモーションビデオとやらを写し始めた。
おお、なんと、雪の音楽堂で歌っておられるではないか!

 夏が来ると思い出すのは、尾瀬でも水芭蕉でもなく、あの高原音楽堂なのだ。
天にましますまりや様は、森男の七転八起をご存知だったんだ。また、転んでるけれども。
 美しいお声としなやかなお体にウットリしていたら、あのキャスターの阿呆は、永遠のまりや様のお歳をバラしてしまった。

 52歳。......ゲェ。

 70-9/12-52=0。 暗算、まだ出来る。なあんだ、同い年だ。戦友なんだ。
森男はパジャマのまま、すぐ店に走り、万引犯と疑われた不愉快を、まりや様に免じて赦し、近頃買ったことの無いCDを、月末というのに正価で買い入れたのだ。

♪ところで、あのテープの名前は何と言うんだろう。収録曲は以下の10曲です。
 恋の嵐・OH NO、OH YES・けんかをやめて・消息・元気を出して・駅・夢の続き・ほか。
 独り言が長くなった。なかなかデニムを履かなくててゴメン。

 以上、連作「まりや様」その2でした。
 以後は天気の悪かった日の翌日に掲載しますね。


馬鹿まる出し

2007-06-09 | 床屋放談

 社会保険庁のことを書いていると、劣情が刺激されて、自己嫌悪するのだが、やはり書いていると、鬱憤も少し収まるので書いてしまい、劣情が刺激され.........。以下繰り返し。

 社保庁の詐欺師たちは相当なワルで、知恵もある、と思っていたが、どうも買被りのようだった。
つまり、役人は優秀という偏見があるが、本当は大馬鹿なんでした。
それとも、国民は大甘なので、目晦ましの高等戦術なんだろうか。

 

 社保庁長官以下職員3700人が、全国各地の街頭に立ち、年金記録の確認を呼びかけるビラ22万枚を配布した。
おいおい、ですね。ビラ製作費は身銭を切ったのだろうか?詐欺師がそんなことするわけないな。
ビラ受け取ったら、紙つぶてにして、投げつけてやりましょう。

 

 東京と大阪の街頭で、臨時相談受付を実施した。
午後4時から5時半まで。窓口は3つ。事前の告知は無く、相談した人は9人。
写真の相談者、クールビズのサクラだよ。
また、やったら、珈琲くらいは接待させましょう。

 

 社会保険事務所に支払い記録確認に行く人が殺到して、2時に受付を締め切った(埼玉県所沢市)。
2~3時間待ちは10年前からだったし、電話は絶対繋がらなかった。これは町工場の賃金計算を担当している頃や、会社を辞めた時の体験だった。6年前もだ。

 奇っ怪なことだと思っていたら、労組が残業を拒否していたんだ。
管理職も組合員も腐っていた。
 よく、真面目にやってる人もいる、と言われるが、もうそういう甘い考えは止めよう。
イヤミの三つも言ってから、支払い記録を確認させようよ。

 そして、社会保険庁を解体したら、詐欺師共、それぞれの組織に潜り込んでまた悪さをするに違いない。
「日本ねんきん機構」なんて名前を見ただけでも、そう見える。

 ところで、公務員のボーナス支給日が近い。
社保庁職員にも? まさか!

?日本年金気候とか年金寺務所とか、粘菌的人生色々名前が浮かんでは消え、これも、優秀馬鹿なお役人の深慮遠謀なのかな。


バイバイ コムスン

2007-06-09 | 知ったかぶり

  哀悼。

 英語が分からない。分からなくて口惜しいので、英語を使う人、嫌いだ。

 TVCMで綺麗なお姉さんが、「hallo comsn」(これでいいかな?)、と連呼するコムスンは、カタカナ名前で相場を勧める会社同様、怪しい会社と思っていた。
 もともと、カタカナ名前の流行の会社は信用していないのだ。
やっぱり、だった。

 業者優先厚生労働省が、珍しく強硬な処分を行ったのだから、相当悪質なんだろう。
でも、コムスンは大逆転の仲間内身売り劇だ。
厚労症はいったん認めかけた。世間が騒ぐので、凍結させようとして、コムスンはお縄に付く模様だ。

 訪問介護同様、有料老人ホームの選び方は重大な問題だ。
そこで、随分前に朝日新聞に出た記事、「有料ホームどう選ぶ?」(070301朝刊)から、「有料老人ホーム選びのポイント」を転写します。詳しくは、図書館でどうぞ。

 

 そして、付け加えれば、TVCMなどしない業者であること。
宣伝広告で急成長した横文字企業にロクなところは無い。良い会社はじわじわと有名になるのです。

 なお、記事によると、届出をしていない小規模有料老人ホームが多いと言う。
届出をしても、行政の指導監督体制が不十分の由。
 結局、自分で判断して選ぶしか無いようだ。
厚労症、シッカリせい。

 森男はカタカナ名前の施設は避けたいのだが、気が付いたら、全部カタカナ名前か、ひらがな名前の怪しいものばかりだった。

+利用者の利便と雇用確保、というコムスンの言い分は、本心はどうあれ必要なこと。
  会社や施設を罰するのではなく、経営者と現場管理職を終身刑に処せばいいのだ。

+社保庁とか、コムスンとか。もう、こういう娑婆の話題は止めて、
   清らかな信仰の世界に早く入りたい。
  厭離穢土、欣求浄土。あーめん。


ハンカチはなかみオジィ

2007-06-08 | 遠い雲

  日本債券信用銀行のお宝

 どうも、鼻水が垂れる。鼻風邪を引いたようである。

 昨日、シャワーの後で、猫額亭の庭を無断で通る猫に、情けない裸体を見せたつけた所為かもしれないな。あいつは、一瞥しただけで悠々と通り過ぎた。糞っ。
また、裸体のまま暫くメタボについて哲学して、執筆していた所為かも知れない。
一読もされないのに。.....涙。

 そういう訳で、ティッシュを切らしてしまった。
勤めている頃、池袋駅周辺には大勢のティッシュ配りがおり、いくつでもくれた。
 お隣の姫たちが遊びに来ると、溜めてあるティッシュの中から、綺麗な絵柄のものを争って持ち帰った。だから、風俗関係のティッシュは隠したものだった。

 森男はティッシュ配りの前を何回も通り、沢山貰って、それを溜め込んでいた。
だから、およそ10年間、ティッシュは買った事が無い。
しかし、沢山あったティッシュは遂に底をついた。紙は森男を見放した。

 写真のティッシュは「日本債券信用銀行」のもので、紙質は最高。枚数は多く、他のティッシュを圧倒していた。
 毎月、莫大な借入金借り換え用手形を差し替えたり、借入金の偽装返済計画を説明に行ったりした帰りに、特別応接室にあったものを掠めてきたものだ。
日債銀が経営破綻したのは、ここにある贅沢なティッシュの所為かもしれない。
お宝鑑定団で、値がつくだろうか。

 今でも残っているのは、こんな上等なティッシュは、フォーマルな席に持って行こうと、大切に保存したからである。

 「おっ、日本債券信用銀行。珍しい銀行ですな」。
 「いや、ちょっとばかり国債を積んでましてね」。

なんていう清談歓談を期待していたのである。

 その後、フォーマルな席は全く無い。
だから、これからは葬式に持ってゆく。多分すぐに無くなるであろう。

 今、池袋で配られているティッシュは、紙質は悪く、鼻を1回かんだら無くなってしまう薄さである。
しかも、昔はあんなにくれたのに、今では森男が手を出しても、滅多にくれやしない。明らかに年齢差別で、許し難い人権無視的行為である。警察は連中に道路交通法を厳しく適用して欲しい。

 仕方が無いので、ハンカチで水っ洟を、またかむ。
青いハンカチは色が変わってきた。

 ハンカチをいちいち捨てられない。やはり、ティッシュは必要である。
また池袋へ行って、今度こそごっそり貰って来よう。
うんと若作りにして行こう。

■経営学特別授業
「日本債券信用銀行(日債銀)」は、国有化した後、新生、いや青空か、いや......、分からなくなってしまいました。


メタボ

2007-06-08 | 林住期

  どうだっ!このカラダ。

 身長169、体重68~70、体脂肪18~21。腹囲90は不動。メタボだ。
身長は1センチ縮んだ。姿勢が悪くなったのかもな。
体脂肪は体重68だと21、70だと18。要するに水っぽいと体脂肪率が低くなり、汗かいて干からびると高くなる。体重計なんか買わなきゃ良かった。

 高血圧高血糖なら、メタボより痩せている方が危険、だと滋賀医科大学上島弘嗣教授が発表した。
太くても細くてもダメ。一体どすりゃ良いんだろう。

 コレステロールには善玉と悪玉があるそうだ。

 身体に良いと言われていたサプリメントも、ビタミンEやA、ベータカロテンを摂っていると、死亡リスクが高くなるそうだ。

 紫外線はガンになる、と脅かしているが、漁師やお百姓はそんなにガンになるのかね。

 いちいち気にしていれば、ストレス注意、と来るだろう。心のケア、してくれるか?
どっちみち死ぬ時は、病気に罹るのだ。

  森男像(頭カラッポ、傷だらけ)

▲画像は「躍るサテュロス」(ブロンズ製)。
近年、シチリア島の海底から拾い上げられ、日本を巡回したローマ時代の神像。
酔っ払って躍ってる青年だそうな。


ぶよぶよな疑問

2007-06-07 | お節介

 

 猫額亭の作業に飽きると、歩いて10分の湿地の手入れをする。
庭師が土方になるわけです。

 湿地には泉があり、清冽な水が湧き出しているのだが、鉄分が含まれていると見え、橙色のへどろが溜まる。
昨年から、暇をみては不法投棄のゴミを片付け、水路を作り、へどろを浚渫している。
 溜まった水が、へどろと一緒にどっと流れるのは爽快である。

 湿地なので人が入らず、最近は草ぼうぼうとなってきた。
食用蛙がそろそろ喧しくなるし、マムシの住家としては最適である。それで、長い棒で地面を叩きながら、草刈を決行し、やっとひととおりの作業は、とりあえず終わった。

 この湿地には地主がいる。税務課で調べたので間違いは無い。
だが、この20年間、管理を全くしていない。

  草刈後

 そこで疑問がある。

 聞くところによると、20年間土地を使って、地主が黙認していると、使っている人のものになる、という事は本当であろうか。
 森男は使っているわけでは無いが管理している。あと20年もすれば100だから、キムチギョーザ的領土的野心なぞは無い。橙色のへどろは溜まるけれど、石油は出ないしね。
だが、葬式代の足しに、と少しは野心がある、のである。

  草刈後(水は澄んでいる)

 二つ目の疑問は、ブユである。
作業をしていると、薮蚊や羽虫に纏わり付かれる。
問題はブユである。これに刺されると、腫れて4~5日痒く憂鬱である。

 ブユについて広辞苑(69年第2版)を調べると、

  ぶゆ「蟆子・蚋」

  双翅目ブユ科の昆虫の総称。ハエに似て甚だ小さく、体長2~3ミリ。黒
  褐色、翅は透明。人畜から吸血し、刺されると痒く不快。幼虫は水中に
  すみ、円筒形で老熟すれば繭をつくって蛹となる。ぶよ。ぶと。

とある。痒く不快、なんて馬鹿馬鹿しいし、円筒形で老熟、もヘンですね。

 それはさておき、森男は少年時代から現在青年時代まで、ずっと「ブヨ」で通してきた。
以前、標準語が「ブユ」、関東弁が「ブヨ」、関西弁が「ブト」、と誰かが言っていた。
本当であろうか。
ならば、九州四国、東北は何と言うのか。また、森男は東男だけれど、「ブユ」とは言わず、「ブヨ」だった。「ブユ」とは、東京の山の手言葉なのだろうか。

 これらを考えていると、脳味噌がブヨブヨに痒くなって、夜も眠れない。

  草刈前(4月末)