林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

薮蚊に注意 山野草

2007-09-03 | お節介

  ミソハギとオミナエシ

 普段、作業はこの山野草散策路周辺で行っているが、ゆっくり見物をしたことが無い。

  つりがねにんじん

 いま、ツリガネニンジンが盛り、と聞いて、それではと。

入口の案内看板  

 散策路入口には写真入の看板が出ていて親切。今咲いている花は、

   ・ヤマセリ・オミナエシ・オトコエシ・ミソハギ・カリガネソウ・
   ・センニンソウ・ワレモコウ・ツリガネニンジン・        です、とある。

  やまぜり

 慣れた路を歩いてみて直ぐ見つかったのは林の外のミソハギとオミナエシだ。
雑木林の散策路に入ると、薮蚊の猛攻でとても花なんか見ていられない。
カリガネソウやセンニンソウは、白い花は沢山さいているけれど、確かめようがない。
ワレモコウやツリガネニンジンはとうとう見つからなかった。

  おみなえし
  おとこえし
  みそはぎ
  せんにんそう

 この時期、蚊取線香持参でなければ、花どころではないのでした。
広い国営森林公園はお客がいない今がいい。家でごろごろしているなら、是非行って下さい。

 ..........これで人寄せボランティアになったかな?

  われもこう
  かりがねそう

▲花の画像は「四季の山野草」からお借りしました。森林公園より探し易い便利なHPです。

おみなえしは、この散策路より、運動広場の方が見応えあり。


世界里山紀行

2007-09-03 | 高麗便り

 

 NHKスペシャルで「世界里山紀行」が3回放送された。
1回目の「フィンランド 森・妖精との対話」わ見逃したけれど、「ポーランド 水辺に響きあういのち」と、「中国・雲南 竹とともに生きる」は素晴らしかった。

広大な面積に自然と人々の生活が調和し、欲張りもせず、ゆったりと月日の流れに身を任せ、他所者から見ると桃源郷である。

もちろん、実際に住んでみれば、自然は厳しく、インフラは整わない不便で退屈な生活で、今更あんな生活には戻れない。
だが、風景の美しさは学びたい。
ここには「まことちゃんハウス」(「楳図邸の騒色」)のようなものは無い。
愛郷心、愛国心は美しい風土があれば、別に、強制されなくても自然に発生するものだと思う。

間もなく近くの巾着田は彼岸花の季節を迎える。
花は美しいが、巾着田の里山風景はますます酷いことになって来た。

堤防や田んぼの道はアスファルトで舗装。電柱、看板、幟旗は林立。周辺の家は新築改築されて、けばけばしくなった。草原の中の駐車場は拡張するばかりである。
市役所や商工会など業者のいういわゆる観光活性化策は、折角の宝物を破壊するばかりである。

殺到する観光客は景色は見ずに、彼岸花のマクロ撮影に熱中するばかり。自宅近くの墓地でも見物していればいいのに、と思う。

二つの里山を見て、もう一度、丸谷才一先生の随筆集、「袖のボタン」にある「石原都知事に逆らって」の末尾の提言を転記します。
「都市」と「日本人全体」という語句を「里山」と「住民全体」に置き換えて。

  「藝術作品としての里山」は差当り高嶺の花だらう。しかしそれなら、醜さを
  極力減じた「実用品としての里山」を作らうぢゃないか。さういふ、いはば最
  初期のインダストリアル・デザイナーのやうな抱負を、住民全体が持たなけ
  ればならない。

「蟷螂の斧」(小江戸川越住人日記から)

 NHKはケチでもある。美しい画像を借りようとしたら、「無断転載禁止」だ。だから、美しい里山風景は番組宣伝頁で確かめて下さい。
上の写真は多分旅行会社のパンフを切り抜いたスイスの里山でしょう。

 今回の50分番組を90分番組に作り変えて再放送する由。
でも、BSハイビジョン放送とは、意地悪ですね。


葛藤

2007-09-02 | お節介

 キリギリスな生活

 今日の作業は、西武団地の公園で先月同様に葛根切りだ。
曇っていて涼しいし、先月と違って桜林の大斜面の作業だ。

 ところが。

 ●行きたくない訳=葛
  ・雨の後で斜面は滑りやすく、草は露を含んで地下足袋も軍手もグショグショに。
  ・急に寒くなったので風邪をひいて頭が重い。頭は何時も重いけれど。
  ・昨日の小学校の作業は霧雨で決行したかも。無断不参加はキマリが悪い。
   スッポカシたのは、既に2回目だもんね。
  ・しゃがむ作業は腰に負担。

 ○行きたい理由=藤
  ・草刈と運動不足で腰が痛い。
  ・休憩時間のお菓子が楽しみ。
  ・昨日すっぽかしたので、今日こそ行かねば。

 愚図愚図と葛藤をくりかえしてしていたら、遅刻というには遅過ぎる時間になって、今日も不参加。
会長さん、ごめんなさい。

(下の「未練弁当」へ続く▼)


未練弁当

2007-09-02 | お節介

  未練、「二葉」の懐石弁当。

 そういう訳でごろごろしていたら、救う神あり。
国営公園からメールが送信されたのだ。

 なんでも、

   TV放映! 9月3日 (月)午後12:00~12:10 全国放送!
   「午後は丸々思いっきりテレビ」 「みのが行く!」で、いま盛りの「コリウス」
   ほか園内の状況をくまなく(?)実況放送!

   みのもんた氏と、会話ができるかどうか保証できないが、お暇なら来てね。
   わたし、淋しいの。

とあるのだ。

 蓑虫がコリウスにたかるなんて困ったモンタだが、お暇なら、と言われたら心が動く。実際、お暇だからな。

 仲間に連絡してみたら、口惜しいじゃないか!
先週の日曜の研修会に出た弁当は、驚く莫れ、あのあの小川町の老舗「二葉」の懐石弁当だった由。

 「二葉」と言えば、地の果て小川町の一流割烹旅館。森男が羽振りの良かった頃、名物「忠七めし」を食しに行った。たかがお茶漬けの癖に、二人で1万円近い贅沢だった。
しかも、建物には古格があり、従業員の物腰は、ここがダサイタマかと思うほど洗練されていて、「どんど晴れ」ない加賀美屋の比ではなかった。

 お茶漬けであれだもの、懐石弁当と言えば、森男が普段食するホンマもんの懐石料理とは異なり、物凄い偽物懐石料理が満載ではないか!

 明日は形を変えたボランティア作業だ。季節外れの桜散る、と心得た。枯れ木も山ともいうかも知れないが.......。
だから、今日の葛切り作業は不参加にしたのだ。

 きっと、TV局から、ハンカチ洟紙くらいは貰えるぞ。

「日本五大名飯・忠七めし」 


やっぱり

2007-09-02 | 床屋放談

 
        「NO」と言われ続けた大臣のイス  やく みつる(作)

 遠藤豆農水相が就任を嫌がっていた

 やっぱり、だった。汚れていたことを自覚していたのだ。
今度は、「辞めると大問題になるので大臣辞任はしない」、とほざいている。

 閣僚は誰もが重要な課題を抱えているのだろうが、田原総一郎氏は、特に農水相と環境相と防衛相には直近に重大な課題を抱えている、と書いている。
そして、第2次安倍内閣のお粗末さを指摘している。

 また、立花隆氏もコテンパンである。

 反対意見もあるでしょうが、ちょっと読んでみて下さい。
他にもいろいろ情報があって、森男のような野次馬には勉強になりました。

           田原総一郎の政財界「ここだけの話
           立花隆の「メディア ソシオ-ポリティクス

▲漫画は8/30、記事は9/1朝日新聞より。


作業服選び

2007-09-01 | お節介

 

 ボランティアに出かける寸前に秋雨が降り始めた。予報士め......。

 今日は近くの小学校で、雑木林の作業だった。
先週の国営公園は、参加申し込みを忘れてしまって、参加を諦めた。今回はシッカリ申し込み、今朝は5時半起床。いろいろ準備を済ませたのに........。

 改めて、我が勇姿を鏡に写してみたら、何とミジメなことよ。
草や木の汁で作業ズボンはグズグズだ。もともと安物だからヨレヨレだ。
草刈中、団地住人に失敬な言葉を掛けられるのは当然かもな。

 今朝、新しい作業服の新聞広告が出たので読んでみた。

 近頃は作業服のことを「ヘビーデュティー(HD)ウェア」というらしい。
藤原ヒロユキという「遊び人」のイラストレーターが、お勧めだ。
森男は遊び人ではないが、毎日遊んでいる。作業が遊びである。
藤原さんも素敵だが、藤原さんが描いた商品も素晴らしくて、作業服として欲しくなった。

 

 名前だって、七分袖スタンドカラーラガーシャツを「バーバリアン」、作業靴を「アヴォリアッツパラブーツ」、ダウンベストを「ロッキーマウンテンフェザーベッド」、作業ズボンを「ラングラー ストレッチジーンズ」と呼ぶのだから、恐れ多くも有難い。
 (間違っていたらごめんなさい)

 値段は、シャツ、靴、ベスト、ズボン。左合計で、ナ、ナ、ナント、115080円!

 森男が何時も使っているシャツ、ベスト、ズボンは、「ワークマン」、「エッサン」、「しまむら」、「カインズホーム」で、全部980円で買っているぜ。

 履物は「日本一」ブランドの地下足袋で980円だ。つまり、合計3920円だ。
シャツはデニムだが、2年使うと襟が擦り切れるから、鋏でちょん切ってスタンドカラーにして、「バーバリアン」と同じだけどね。

 渋谷で歩くならHDが必要かもしれないが、近所の荒山荒野荒川を歩くなら、3920円で十分だ。

 .......でも、欲しいねぇ。
HDを買い揃えて、渋谷のようなガキの街でなく、池袋のような洗練された大人の街を歩こうか。

     通販カタログは 0120-110-000。
     ONLINE STOREは www.heavyduty.jp です。
     「渋谷でHD」→「検索」でも宜しいようで......。

 以上、秋雨だから、「株式会社ライトアップショッピングクラブ」さんの広告を切り貼りして、
机上ボランティアになったかな?
祈る、売上増加、商売繁盛。ふんっ、だ。


河童の動くお面

2007-09-01 | 知ったかぶり

 

 昨日の「河童自由研究」に、河童のお面の作り方を載せるつもりだった。
 画像が間に合わなくて、ゴメンなさい。
 今日作ったのでご報告します。

一番後ろで立っているのが完成品です。
色や目や嘴はご自由に着色して下さい。
以下に作り方をご案内します。

 1.長方形の紙を用意する。少し硬いものが良い。

 2.四等分に折り曲げる。(右奥)

 3.真ん中の折山に鋏で切り込みを入れる。両隣の折山は切らないこと。(中央)

 4.切り込み部分を上図のように折る。(中央)

 5.開いて折り癖を付ける。(左)

 6.目や髪の毛を貼り付け、色を整える。(中央奥)

 7.紙の左右を引っ張ると、河童の嘴が動きますよ。

 まだ、宿題の工作が出来ていないお孫さんに、どうぞ。    


九月の言葉

2007-09-01 | 遠い雲

  

  「九月の言葉」 ....... 堀口大學

  九月、明るい夏のをはり。九月、しとやかな秋のはじめ。

  九月、美しい休暇のはて。九月、新しい学期のはじめ。

  九月、季節の移り変り。九月、移り変りの季節。

  九月、閉された別荘の窓。九月、色褪せた海水着の縞目。

  九月、遊びすごした天使。九月、蹠(あなうら)を焼かない砂浜。

  九月、もう一度ふりかへる地平線-今日は舟さへ出てゐない。

  九月、はしりの秋風。九月、満ち足りた頼りなさ。

  九月、のび過ぎた芝生。九月、動かないぶらんこ。

  九月、潮風の肌じとり。九月、都心へのノスタルジー。

  九月、避暑地の友情のをはり。九月、また一つの思ひ出の数。

  九月、九月、九月、日焦の手足の後始末.......。

9月は堀口大學のこの詩がピッタリですね。
少し色っぽく、ちょっとけだるく、そして懐かしい。

この詩は、逗子・葉山海岸の情景を思い出させる。
逗子・葉山は、湿り気が多い鎌倉や、埃っぽい片瀬・鵠沼海岸とも違っていた。


高校生の頃、自転車で鎌倉・逗子・葉山を通り、城ヶ島まで日帰りしたことがあった。

あの頃はガリガリに痩せていた。
尾てい骨の辺りが擦り剥け、暫くの間、沁みたのが森生の「思ひ出」。

  いま住むところは、関東平野の西の果て。ここから山地。
  
思えば遠くへ来たもんだ.......。

逗子葉山は店が増え便利になったらしいが、騒々しくなってしまっただろう。
だから「九月の言葉」で懐かしむだけでいい。
そして、堀口大學の決定版です▼

 

 

 

 

 

 

 

 

わたしの耳は貝の殻 海の響きをなつかしむ

絵は森生が描きました。
貝の殻の原詩はジャン・コクトーです。
よろしければ過去記事「セーラー服」もどうぞ。

070901