林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

小江戸脇道

2008-05-23 | 風に吹かれて

 

あら珍しや、「ブラシの木」だ。実物は始めて見た。川越にはいつ行っても、何回行っても新発見がある。
美術館へは、観光客で賑わう一番街を避けて、脇道を歩いた。

熊野神社(別名おくまんさま)。参道両側が青竹踏みになっている。銭洗弁天のしょぼい池がある。本家鎌倉のように効き目があるんだろうか。明る過ぎます。

大正浪漫夢通り。これから整備する町並み。堂々たる商工会議所と商家だ。

 

県立川越高校。初の男子シンクロナイズドスイミングで全国に名を馳せた。
別に県立川越女子高校があり、県が気を使い男女共学校にしようとしたら、双方の在校生(在校生ですよ)と卒業生から猛反対されて、未だに、男女席を同じうせず、だ。
それでも勉強が頭に入る二つの名門校である。

 

蔦に覆われた煉瓦造りの古い教会、重厚な図書館、頑張る雑貨屋などが続く。

川越城の遺構らしい曲りくねった道や空濠のような窪地がある。
住んでみたい閑静な住宅街だった。


トックリと観た。

2008-05-23 | 色めがね

 

 川越市立美術館は空いていた。
時々いい特別展を開く、小さいけれど寛げる美術館だ。
駅から遠いのが欠点だが、環境は抜群。途中の長い道中も小江戸川越だけに道草を楽しめる。

今回は「トリック・アートの世界-だまされる楽しさ-」だ。
上の画像は高麗公民館に吊るしてあったちらし(だから左上に穴が開いている-細かいね)だが、油絵ではなく、彫刻ではなく、置物ではなく、要するに3次元オブジェ、とでもいうのだろうか、机の上に鎮座していた。
........のっけから騙されていたのであるな、これに。

展示作品は2次元のもの、つまり絵が多い。
夫々異様に細密で、作家、画家かな、の健康が心配になるほどだ。
作品の傍にある意図・技法等説明書をよく読まないと、アホラシ、ということになるが、とっくり読んで、トックリ観れば、アー、と納得するトリックアートな展覧会だった。

平面に迫真の水滴を散らした誰かの絵は、近寄ると立ち上がる監視役のご婦人がいなければ、触って確かめるところだった。説明書を読んでも、?、だった。

この特別展の企画趣旨や内容などを報告することは、森男の手に負えない。ちらしの裏側を貼り付けます▼。

 

●注文がある●
美術館自前のHPが無いのだ。
川越市のHPにぶら下がっている美術館の記事はおざなりで、やる気が無い。
折角の美術館に折角の特別展だ。
誇り高き川越市民有志は、美術館独自のHPを作成するために、
力を貸して上げて頂きたいものだ。

それに、川越出身の相原求一朗の常設展示室を無料にして下さい。
いい作品が並んでいたが、入口から覗いて、済ませました。


奇縁まんだら

2008-05-22 | 拍手

 税込2000円という高価な本を買ったのは、本の腰巻の惹句、

   連載中より 異例の好評の声高く 待ち遠しがられた 粋な好エッセイ

に釣られたこと、横尾忠則さん流の派手な似顔絵に摩訶不思議な迫力があること、源氏登場人物に対する寂聴評が辛辣だが愛情があり、これも多分、と思ったためだ。
.....で、非常に面白く、一気に読んでしまった。

内容は寂聴さんが逢ったことがある芸術家21人(主に作家)についてのあれこれだ。
寂聴さんが文学を志したのは、遠望した島崎藤村の男前に痺れたからだそうで、あとはそれぞれ仕事上縁のあった人たちである。
例えば、

・寂聴をエロ作家と決め付けた平野謙が開高健の一夜の情事にうろたえる話。

・美食家で多情な谷崎潤一郎の口あんぐりな醜聞と普通じゃない性愛。

・佐藤春夫大人の名作「秋刀魚の歌」は谷崎潤一郎夫人への激しい想い。

・岡本太郎の有能な秘書、養女、愛人、妻、母の敏子さんの底抜けな献身。

・抱擁した三島由紀夫を怒らせ肉体改造を決意させた三輪明宏のキツイ一言。

・寂聴出家に臨む乱暴者今東光の繊細にして露骨、真面目な気配り。

・あの人とは寝た寝ないと公言する宇野千代の奔放な男性遍歴とご機嫌な晩年。

・偏屈で所有欲が強い川端康成が岡本太郎を引き立て続けたわけ。

・平林たい子の大姐御振りや、円地文子の川端康成への対抗心等々。

全てが寂聴さんが実際に見聞したり、家族やごく親しい人から得た信頼性の高い「へぇー」な話ばかりだ。

偉大な芸術家は世間の常識から大きく外れた変人奇人らしい。
寂聴さんはその「へぇー」をバラしているけれど、観音さまのような慈愛と、煌く才能と大きな業績に対する敬意が溢れているので、読後感は爽快である。
また寂聴さん自身の頓馬な駆け落ち失敗など、アッケラカンと過去を明かし公平で、寂聴さんがまた好きになった。

面白いのは、寂聴さんは「面食い」であることだ。対象者の容貌をウンヌンする記述が多く、「奇縁まんだら」というより「イケメンまんだら」であるな。
また、「随筆」ということになっているが、夫々の終わり方が実に鮮やか。まるで上質な短編小説のような仕上がりになっていて見事だ。

続編が待ち遠しい。


主よ

2008-05-21 | 高麗便り

 

もう一つのガタガタ橋を渡ると「かわせみ街道」だ。
キリストさまが出迎えて下さる。

 主曰く、
左、高麗神社、アンニョンハシムニカ。
右、毛呂、高麗川駅じゃ。

よく見ると、草臥れた高麗王若光さんらしい。
やはり行く先は自分で決めないと。

■もう一つのガタガタ橋とは新堀橋のこと。


ガタガタ橋

2008-05-21 | 高麗便り


市内を流れる清流「高麗川」には橋が多い。
聖天院参道前には「獅子岩橋」があり、夏、少年たちが水中に飛び込んだりして賑やかになる。

森男が親しくしている妃殿下が、パートの帰り道、暑かったので仲良しと水浴びをしたそうだ。

上の写真は獅子岩橋から上流を見て、次に下流を見たもの。
猫額亭の庭石はここで、やっこらさと拾ったものが多い。
河川法違反だそうだが、知らなかったことだし、既に時効なので返却するつもり無い。
問題は下の写真。獅子岩橋の下流に架かる木橋だ。

 

板張りで車で通るとガタガタと大音響を発し、息子が縮み上がる怖~い橋だ。
地域の住民は平気の平左だが、いやはやどうも、な橋である。
本当の名前は「新井橋」ですが「ガタガタ橋」の方が通りがいい。

■この下流に、出世橋、新堀橋(木橋)、富士橋、高麗川橋と続きます。


肥る自由

2008-05-20 | 先輩のお言葉

 肥る自由だってあるのだ・・・・・「メタボ狩」ちょっと待って

という一文(朝日5/17文化欄)が目を引いた。
厚労省が力を入れているメタボ追放策はどうも怪しい、と「林住記」ではいち早く着眼し、「布袋腹」という記事を出したが、もともと原稿料なんて頂いてないものだから、単なるおチャラケ記事で、スイマセンでした。

そこへゆくと編集者という肩書きの都築響一先輩のお言葉は重いものだ。

都築さんは身長170、体重95の醜態に驚き、1年で20kも減らし、その成果を「やせる旅」という単行本にして「痩せ肥り」を実現したそうだ。
記事は分かり易いし面白く、衝撃的事実をバクロしている。勉強になるので以下に要旨を書き出しておこう。

 ・確かにヘビメタにいいことはひとつも無い。
 ・国民医療費の3割が生活習慣病の治療に使われ、厚労省の危機感は分かる。
 ・ただ「痩せた方がいい」と言うのと、お上から「痩せろ」と言われるのは違う。

 ・国は5年後目標をメタボ検診受診率70、メタボ人指導実施率45%と設定。
   45~74歳のメタボ人が減らないと75歳以上の人の為の医療費を減らす。

これって、因果応報と言うより、厚労省役人の八つ当たり、じゃないだろうか。

 ・日本では脳出血が減ってるのに、血圧改善薬が一番売れて、更に増えている。
   理由は高血圧者が増えたのではなく、高血圧基準を年々下げているためだ。
 ・今まで問題無かった人がいつの間にか「異常」にされ、その分、薬が売れる。
   メタボを巡る色々も、これと同じ事態だ。

やれやれ、やっぱりそうなんだ。

 ・厚労省のメタボ基準では上記年齢の男94、女83%が「異常」と判定される。
 ・10人中9人が異常って、ありえるだろうか。

全員がやがて死ぬ。だから死は異常じゃない。9割がメタボならメタボは殆ど正常、と森男は愚考しますね。違うかな?

 ・血圧、身長体重比何れも「ちょいメタボ=小肥り」が長生き、という説も出てきた。
 ・健康だった人が「メタボ」と診断されたら何千万人単位で、病院や薬局へ走る。
 ・既に薬品業界ではメタボ分野のヒット商品がいくつも出ている。

ほらね、いよいよ怪しいでしょ。だから言ったじゃないの。
で、ここからが衝撃的バクロです。

 ・厚労省メタボ検診ガイドライン作成委員会の内、国公立大医師11人全員に

     02~04年間で計14億円の寄付

 ・高血圧治療ガイドライン作成委員会では9人全員に

     8億2000万円の寄付   (以上は3/30読売朝刊記事の由)

   が治療薬製造会社からあり、やっぱりカネの臭いが漂うのだ。

委員っていいなぁ、羨ましい。みろ・もんた氏は何故黙ってるのか?

 ・メタボ体質改善に異論は無い。
   しかし、メタボは喫煙のように周囲に迷惑を掛ける習慣とは次元が違う。
 ・我々には健康的な生活を送る自由もあるが、病気になる自由もある。

こういう勇気ある断言、好きですねぇ。

 ・今回、内臓肥満型肥満の恐ろしさが知られたことは喜ばしい。
 ・ただ、生活改善や治療は本人の意思に任せるべきだ。

そして、トドメのお言葉だぁ。

 ・「メタボ狩」に精出す前に、お役人には、自らのお役所体質のメタボ改善を望む。

拍手・拍手・拍手..........
厚労省って、業者はともかく、国民にとって、何かいいことしたんだろうか。
社保庁だけじゃなく、厚労省そのものを解体し、民営化しろっ。

▲写真の太っ腹氏は「仁丹健康ニュース」からですよーだ。


ひだか健康お散歩マップ

2008-05-19 | 高麗便り

 

 日高市が「ひだか健康お散歩マップ」(▲)という地図を作った、という新聞記事を見た。「観光スポット」に置いてあるそうだった。
ところが高麗神社や聖天院にも、駅にも無く、高麗公民館で貰うことができた。
公民館が日高では観光スポットなのだろうね。

表紙はチャチ。とぼけた名前の地図だが、中味はなかなか「豪華」な地図ではある。

この春、観光協会が主催した日高の観光活性化のための講演会で、講師先生が、

 ・先ず、住民が市内を回遊しないような町では観光客を呼べない。
 ・日高は初めて来る人にとっても、懐かしい景観が多い。
 ・日高らしさとは何か、日高の魅力は何かを見極め、それを強化しよう。
 ・車を使う観光客は排気ガスを落とすだけで、おカネは落とさない。
 ・観光客にもっとおカネを使って貰おう。そのためには市内を歩いて貰おう。
 ・競争相手は「小江戸」川越だ。

という話をされ、市役所や各団体のお歴々は大きく頷いていたので、ほほう、早速、なかなかやるじゃん、と感心したら.......。

この地図(いや「マップ」か)、ちっとも感心出来ません。
先ず、市民の健康増進ために作ったのか、観光客増加のために作ったのか、ハッキリしません。多分、虻蜂獲らずの両方だろうね。次に......

 1.新聞紙大16折裏表総天然色の豪華な地図は、大き過ぎて扱いにくい。
    道路でこれ拡げていたら、車に撥ねられてしまいます。

 2.裏面は小学生の社会科のように情報てんこ盛り。
    祭歳時記、古木・名木、花のある風景、物産品、見る・遊ぶ場所、歴史・文化
    など、歴史と彼岸花と「サイボクハム」以外に大したものは無いのに、無理しち
    ゃって.....。

    エクササイズウォーキングの効果と仕方なぞ、何を今更保健所ですかぃ。

    「ひだかイチ押しスポット巾着田曼珠沙華公園」はもううんざり。「ひだか」とか
    「お散歩」とか幼児相手の表記をしながら「曼珠沙華」とはね。

    それに全体がゴタゴタと垢抜けず、まるで雑巾。これが「清流文化都市」か。

 3.地図面の「みどころ」の吹き出しが少ない。
    少ない吹き出しの文言は仲人口そのもの。ユカイです。

    高林謙三とは何者?

    聖天院に「古の寺院の面影」は無く、「多くの文化財」は見せてくれません。

    「知る人ぞ知る」滝沢の滝は「山中にひっそり流れ落ちる」のかい?馬の小便
    だったよ。
    五常の滝が「清冽」とはね。

    聖天院、勝音寺、霊巌寺には札所番号や「番外」などを入れて下さい。

    その他キリがないし、品が無くなるので揚げ足取りは止めときます。

 4.「お散歩」と言い、エクササイズウォーキング欄まで作りながら、車での来日経
    路を説明している。ところが巾着田以外は、地図に駐車場が載っていない。 
    ま、あの時の先生のご提案を受け入れ、市内観光は「お散歩」をお願いしまし 
    ょうよ。

    また、市民相手の「マップ」なら、「お散歩」コースの18提案なぞ必要ないし、
    コースには「如何なものか」な無理矢理なコースもあり、です。
    例えば、

      「清流林道コース」の通行止めは解除されたのだろうか。
      「ふるさと歩道②コース」の白銀平展望台の落書きやゴミは処理したか。
      「横手多峰主山コース」に丘の上公園が痕跡もないのはなぜか。
      そのほかいろいろ......。

 5.配布場所と時期が不適切。
    市内回遊観光客を増やすためなら、西武高麗駅にもJR高麗川駅にも置くべ
    きだし、観光客を増やすためなら、川越や池袋駅にも置かなくてはね。

    たったの1万部では、今年の彼岸花の時期には、多分品切れだろうし、残っ 
    たものは日焼け色褪せしてるでしょう。

そういう訳で、この地図は「健康お散歩マップ」というより単なる「メタボお道楽」な大風呂マップでした。

                         

新聞を読んで、発行は市役所の産業振興課かと思ったら、「市観光協会」で、「日高市魅力づくりプロジェクト」として、「ひだか健康お散歩マップ作成委員会」が「市民との協働で作成されました」そうで、ああややこしや。

......で、その「市民」が問題なんですがね。
想像を逞しくすれば、あの「巾着補正予算」を、同級生や親戚など仲間内で山分けしたのだろうよ。

これも勘ぐりだが、助成金が付き、業者から広告費を集めたからだろう。あちらこちらの顔を立てたために、内容を欲張り過ぎた。
業者が商売に熱心なのは大いに結構。でも、商売はさりげなくやって頂きたいもの。
誰か、観光地の品格本を出してやって下さい。

本気で観光客を増やし、売上げを伸ばしたいなら、

 ・先ず公衆便所の水洗化と、洋式便座の設置をし、
 ・醜く過剰な看板やガラクタとバラックを撤去し、
 ・景観を「懐かしい田舎風」に整える。「風(ふう)」ですよ。
 ・名前、品質、外観等「特産品」の一流銘柄化を、サイボクハムや高麗神社のよう
  に、業者自身が自助努力する。

その他色々やってから、「お仲間市民」以外の専門家に頼んで「マップ」を作るのが順序だと思います。でないと、カネの無駄遣いになります。
なお、地図では「花回廊」で取り上げた場所を殆ど無視していて、誠に喜ばしいことでした。これ以上汚されたくないもんね。

 

そこへゆくと西武鉄道が出している地図(▼)は便利だ。

現在、高麗の郷に関係する地図は「巾着田」、「日和田山」の2種類あり、大きさはA4三つ折裏表と手頃。広告や煩い説明なぞ無く、地図そのものである。
そして完全に、歩く人を対象にして編修している。
高麗の郷を歩くなら、西武の地図で充分です。

ただ、西武の地図は高麗の郷だけを対象にしていて、日高市東部が入っていない。
巾着田はもういいから、観光協会には高麗川駅から川越寄りの地図を作って頂きたい。その際、バスがあるなら、バス停を入れてね。
西武を見習って、商売は控えましょうよ。


「ひだか健康お散歩マップ」は各公民館と巾着田管理事務所にあります。
高麗神社には無いんですけど、と産業振興課に言ったら、
お宅にお届けします、と。なんて親切なんだろう。

西武の「奥武蔵ハイキングマップ」は、各種、西武線各駅に常備してあります。


品種差別

2008-05-19 | 高麗便り

高麗の郷から偶然生まれた「むさしの1号」。
欅なのに横幅を取らず、ポプラのように上へ上へと上昇志向。
ハーグの品評会1位のエリート欅。
絶好の場所を与えられて、のびのび伸びる。

フツーの欅。
生まれも育ちも悪かった。
情け容赦も無くバッサリと伐られてしまった。

上は日高市総合福祉センター前。下は生涯学習センター前。
始めから、植えなきゃ良かったムダ遣い。


不寝番

2008-05-18 | 高麗便り

親方は7時半に就寝し、朝3時にお目覚め。
それから本当の朝まで「ラジオ深夜便」で社会のことをお勉強、とか。
親方のお孫くんは受験勉強で朝3時まで起きている、とか。
それで向こう3軒両隣りは泥的の心配が無い、とか。

別のお宅の二人のふくろうクン。昨夜は一睡もしなかった、とか。
昼間になっても、目パッチリの超過勤務、とか。
派遣は辛いね。


高麗神社バザール

2008-05-17 | 高麗便り

 

 高麗神社でチャリティバザールがあり、色々な出し物もあるそうなので行って見た。
「高麗郡建郡1300年記念事業」として高麗神社が主催し、教育委員会、福祉協議会、地元の新聞TV信金などが後援している。観光協会が知らん顔なのはどういうわけ? まぁ、そのほうがいいかも知れませんが........。

記憶では昨年秋に続く2回目の催しで、自力でやる高麗神社さんは偉い。
お役人や町のお歴々がひそひそと見当外れな「イベント」を決めて、税金でやるよりず~っとマシだ。
進行や飾りつけは素人の手作り感がモロに出ているけれど、かえって好感が持てた。

2016年(平成28年)に、武蔵國に高麗郡が置かれてから丁度1300年になるそうだ。
あと8年もすれば、大分垢抜けていると思う。

ところで。
下の写真は716年、高句麗からこの地に移住し、開拓した高麗王若光さんの、新しい石像と、古いお墓です。隣の聖天院という立派な構えのお寺にあります。


なお、若光さんは高麗神社の祭神です。現宮司の高麗文康氏は60代目の直系です。
バザール他は明日、17日までです。

催しものの詳細は高麗神社のHPをご覧下さい。


行水

2008-05-17 | 高麗便り

 

急に熱い日が続く。町内を散歩していたら.....。.

ギョギョッ!行水だ。
丸見えじゃないか。はしたない、ことはない。

う~ん、盗撮じゃ上手く撮れないやね。
デバカメが良くないんだ。反省。
新調しなくちゃ。


田一枚

2008-05-16 | 高麗便り

 赤蛙を焼いて生醤油で食べたり、スカンポの酸っぱい茎を齧ったり、田んぼには辛い思い出がある。だが、おたまじゃくしや蛍を追ったことなど、今となれば懐かしい。
故郷のあまりの変貌に、今住む高麗の方がいい、と思う。

本来なら高麗も田植えの時期だが、休耕田や埋め立てた田圃が目立つ。
高麗の郷を走り回った揚句、去年の秋に歩いた「山の辺の道」に数枚の田んぼがあったのを思い出して、ようやく写真が撮れた。
丁度、田植えの準備作業中だった。

    桐咲くや 田を賣る話 多きむら    (藤沢周平)

この句は貧しい村のことだろうが、高麗では田畑を売って暮らしは豊かな模様.........。
もう専業農家は無いんじゃなかろうか。

    田一枚 植ゑて立ち去り 休耕田   (猫額亭森)

▲5月15日に撮影しました。


終身刑

2008-05-16 | 高麗便り

長い監獄暮らしで、近頃は黄疸の症状が。
白雪姫、あんた一人だけで幸せになりゃがって........。
恩赦してくれぇ。......薄情な女だ。

小人たちは、人事不省の姫にイタズラした、との説がありましたが。
未確認情報です。


身投げ

2008-05-15 | うわごと

 このところ硫化水素で自殺する人が多い。道連れになる人も多い。
くよくよせずに、よくよく考えて生きていて欲しい。

それでもよくよくの事情があるのなら、止めたりはしないが、周りの他人に迷惑を与えるので、方法はよくよく考えて欲しい。

例えば硫化水素なら、確か、那須の殺生石か草津温泉の上の殺生河原の.......。
危ない危ない、当局から削除される。止めときます。この話、ナシ、ですよ。

それに較べて、この自転車くんの何とイザギヨイことよ。
川底はコンクリだから、脳挫傷で死ねたんだ。誰にも迷惑掛けなかったんだ。
なぬッ!? 他殺じゃないか?、ってか?

#1・1・0。

「もしもしっ、現場は日高市立図書館前ですっ」。


花回廊

2008-05-15 | 高麗便り

 

 高麗は巾着田と高麗神社だけではない。

巾着田入口から聖天院や高麗神社前を通る「かわせみ街道」という農免道路と、そこから入る脇道が素晴らしい。交通量はぐっと減り、民家の庭先を通る狭い道だ。
初めての人にも懐かしくなるはずの風景である。


まだ畑や林が多く、点在する民家は夫々広い敷地を持ち、庭や道路沿いには花が多い。ま、言うなれば「ボーダーガーデンドーロ」ですね。車でさっと通るのは野暮というもの。狭い地域だ。西武電車の地図を見ながら気侭に歩くのがお勧めです。


市や観光協会が売り出さないのが不思議だ。いや、その方がいいのかも。
「歓迎・日韓友好高麗の里」なんていうネオンのアーチを設置する恐れがあるし、ケバいレストランが、出現するかも知れないからね。


もっとも、住民も景観には無関心のようだ。ブロック塀を作ってしまったり、極彩色の奇天烈な住宅の侵入を全く気にする風は無い。
早い内に長所に気付いて、一層整理整頓し、美しさを誇って欲しいものだ。


写真の場所は聖天院、高麗神社、霊巌寺辺りで、高麗の郷のほんの一部です。
みっともないところを外し、5月始めに撮影しました。