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きのう投函した同期会開催を知らせる封筒が、今日ドサッと返って来た。
付箋には「定形外封筒のためあと40円分の切手を貼ってから投函せよ」と書いてある。
つまり「この封筒では120円払え」ということだった。
カツとして直ちに郵便局へ行き、担当者に詰め寄った。
「あーた、おととい同じものに100円切手を貼って持って来たら、これなら80円でいいです、と言ったじゃないの」
「おとといは、20円余計に受け取っていながら、これは一体どーゆーこと?」
若い担当者はおどおどしながら、郵便局でしか見かけない封筒用定規(あれ欲しい)を当て、
「ほら、定型より幅が2cm大きいでしょ?重量は25gないからオッケーですが........」
う~む、一昨日投函した封筒は使い残した古封筒で、この封筒より少し長いが幅が少し狭かったようだ。
きのう投函し返されてきた封筒は100円ショップで13枚入り105円のものを買った。種類は「角型7号」とあり、少ない品揃えの中から、大は小を兼ねる、とようやく探し出したものだった。
封筒の表面総面積はおとといの封筒より小さいが、横幅が2cmほど定型を超しているのだ。
でも、じじいはそんな弱味は言わないよ。言うわけないじゃないか。引退後の経験から、若いもんには高飛車が限ることを学んでいる。謙譲や遠慮は連中には通じず、軽く見られるだけだからね。
担当者は恐れおののいて、
「あのぅ、幅を2cm折り込んで糊付けして下されば、このまま80円で構いませんが.......」
と総務省的姑息な解決法で森生のご機嫌を伺う。
「そんな皺だらけでべとべとのものは送れないよ、じじいに対する嫌味みたいじゃないか」
とやむなく40円切手を買おうとしたが無いそうだ。更にやむなく20円切手を2枚づつ貼付することにした。
だが混んでる郵便局内で切手をいちいち貼るなんて冗談じゃないよ。切手の糊なんか美味いもんじゃないし。
「お客さまのアタシに誤解を与えたのはあーただから、切手の貼付と投函はお頼みします」
と面倒臭い作業を押し付けた。
担当者は恐縮して引き受けてくれた。
後で舌出してるかもしれないけど、そんなことは知らぬホトケさ、放っとけ、だ。
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本当は往復葉書でよかったのだが雨が多いので封筒にし、案内状と出欠回答葉書を同封したのである。
葉書では「往」に記入する案内文の文字が小さくなり、じじいたちには読みにくいことにも配慮した。
しかしこれらの心配りはムダだったどころか、懇親会経費に食い込むことに。それとも自腹を切るのかなぁ。
イナカでは百円ショップも郵便局も品揃えが貧弱で、選択が思うに任せない。
こういう不便の中で便利に暮らすのは楽ではないが、郵便局社員は親切であった。
アリガトね。
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定型の決まりは「内国郵便料金・荷物運賃表」の「郵便物の料金」欄に書いてある。
がたがた言ってたらこれを下さったが、こんな小さい字は読めないよ。
100円ショップでは13枚入り「角型7号」1袋105円。飯能駅ビルの文具店では同じ枚数で「洋1定型郵便」が136円。
角型7号の郵便料金は120円だが、「洋1定型郵便」は80円。
結局、郵便番号を記入する枠が印刷されている封筒が定型で、無いものは定形外になるのでした。
しかも、角型はプリンタで宛名を印刷できず、おとといの晩は一心不乱に宛名書き。
毎度、100円ショップでは結局ソンをさせられております。安物買いの銭失い、とはアタシのことでした。
110907