公園ボランティアの会から永年作業「感謝状」を頂いた。百近く生きていて初めての慶事である。
どういう顔をしたらいいのかな。今年はあまり作業に参加しなかったので、きまりが悪い。
「要らない」と断ったのに、森生よりず~っと若い2代目会長は「どうしてもやる」と言う。
「だったら総会と懇親会は欠席する」と言ったら、「だったら届けてあげる」と押しが強い。
まさか会長どのに届けて頂くわけにはゆかない。しょうがないので出席した。
初代会長から授けられた表彰状をここで見せびらかしたいけれど、秘すれば花だよん。
会は10年前公園麓に住むご夫妻がたった二人で始めた葛刈りから始まった。
それが会費制にも拘わらず会員は120人を超え、始めは邪魔者扱いにした行政も、今は一目置く発展振りである。
ただ問題は、ここでも高齢化が著しいことである。
普通、感謝状を勇退の花道と受け止め、いささかの寄付などして老兵は消え去るのが格好いい。
だけどね、若い連中が不甲斐なく自分ちの狭い庭だけちまちま弄って「ガーデニングで~す」なぞと気取ってるうちは、憎まれっ子世にはばかるからな。
総会に続く懇親会は夕飯を抜いてもいいくらいの大ご馳走だった。
会員のお姉さま方がそれぞれのお宅の自慢の手料理を持ち込み、昼間っから和やかで賑やかな宴会になった。
毎年ぐでんぐでんになる先輩も、今年はごく穏やかだった。
会長どのに来年の続投をそれとなく打診したら、「大歓迎」とのこと。
憐れみ半分にしても、目出度く有難いことであるな。
ここだけの話。
感謝状の大きさは、母が百歳になった時、純一郎総理から貰った賞状の四分の一だった。
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