林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

よく遊び よく遊べ

2012-09-01 | 高麗便り

8月31日。晴。夏休み最後の日。川遊びに夢中な子どもたち。

宿題? そんなもの放っとけばいいさ。

小学校の先生を勤め上げた叔母は、学習塾を開き、その収入で貧しい子らを大学に進学させた。
亡くなる前によく言っていたこと。

   小学生はね、国語と算数だけやってれば充分。よく遊んだ子ほど大人になって上手くゆくようだね。
   勉強ができた子は、大抵、あとがダメだわねぇ。

思い当たるご同輩が多いんではないだろうか。

若い頃遊びほうけて、後に源頼朝から「日本一の大天狗」と言われた後白河法王。
その法王が選んだ、当時の流行歌です。

          遊びをせんとや生まれけむ

              戯れせんとや生まれけん

          遊ぶ子どもの声きけば

              我が身さえこそ動がるれ

                         ........ 梁塵秘抄より



もはや手遅れで、自分でやれることは入水くらい......。
それはまだずっと先にしておいて、森生も一緒に遊びたくなりました。

まだまだ、酷く蒸し暑い夕方のことです。

120901