林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

あなたが欲しい

2013-07-16 | 歌の翼に

ちょっとメランコリックなエリック・サティの曲が好きだ。
といっても、ジムノペディとグノシェンヌぐらいしか知りませんが
らららクラシック」を見ていたら、いい曲があった。

  サティ作曲「あなたが欲しい」です。



このワルツ、聞いたことがある。
サティの曲とは知らなかったけれど、妙に懐かしい旋律ですね。

売れなかった頃、シャンソンの作曲で食い繋いでいたが、このシャンソンが大評判。ピアノ曲に編曲したのだそうだ。

サティは変人中の変人で、スーツと傘フェチ、今なら草食系、という噂話が面白かった。
そして
特別出演した森口博子さんから飛び出したお言葉です。

女の「ダメッ」は「Came On」で、「ヤメてっ」は「NG」ですからね。

これに、加羽沢美濃さんは「そうそう、そうですよね」と激しく同意。
ところが相方の石田衣良氏は「へ~、そうだったんだ!」、と小説家らしからぬ反応。
カマトトは男にはまだいたんですね。

 

もう一度、意味不明ですがジェシー・ノーマンおばばの「あなたが欲しい」。目を開けてられない凄い迫力。
米良美一くんの方が可憐で洒落てますな。

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そうめんよりらーめん

2013-07-15 | 拍手

正午に、また目が覚めた。
阿川佐和子嬢の「残るは食欲」を読み終えて満腹し、そのまま眠ってしまったのだ。

温湿度計は31度70%。外はどんよりと曇ってはいても外出する気には到底ならない。
食欲はある。

エアコンを点け、このところの昼飯を思い出してみると、もう一週間も「揖保の糸」である。

こう毎日素麺では、いくら上級品といえども暑さに細った命の糸が切れてしまうかもしれないな。
チオビタが効かず、毎日ぐったりなのは素麺の所為かもな。この辺で緊褌一番、栄養を補給しなくちゃいかん。

そういえば、封を切っていない即席らーめんがまだあったはずだ。

...... ジャジャーン。ありましたよ、「マルちゃん正麺味噌味」が。

           

過去、即席らーめんは、ラ王から札幌味噌らーめんへ連綿と続けていたのだった。
しかし、シャモじぃが手土産にくれた正麺の美味さに驚き、この春からは「マルちゃん」に乗り換えたのだった。
いま、らーめんは店屋物も含めて、これが一番だね。

使い残した長葱を入れた水を沸騰させ、円形の乾麺を投入(これ、鍋に入れ易い)。4分間煮立ててほぐす。
予め丼に搾り出しておいた生味噌に、ほぐした麺と熱湯と長葱を流しこむ。
充分かき混ぜて、焼海苔と微塵になっちゃった冷凍ほうれん草を載せたら、ハムなしでも豪華ならーめんになった。

 

らーめんのス-プは飲み干すもんじゃない、といわれているが、こんなに美味いスープを捨てられるもんか。
肥満も高血圧も持ってこい、ってなもんだ。

     で、午後はやる気になったか。

     こう蒸し暑くちゃ、らーめん一杯や二杯じゃ元気が出ませんねぇ。
     ま、そうめんよりらーめんですが........。

残ってた卵焼きも載せました。ブロッコリーも入れればよかった。

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元気の秘訣

2013-07-14 | 林住期

元気の秘訣は教養があることや教育ではなく、「今日、用がある」と「今日、行くところがある」ことだそうだ。
これは、日々の原稿に追われていると愚痴る天声人語氏からの又聞きであります。

でも百近くまで生きてれば、こんな風に上手くはまとめられないけど、分かってるよね。

だけど梅雨明け以後の物凄い蒸し暑さと熱中症警戒情報に脅かされて、猫額亭に引き篭もっている。
その結果、体はデロリと弛み、頭は呆け、ヒトの悪口や恨み言や愚痴が多くなる。

連日、予報士クンは「大気の状態が不安定で局地的に激しい雨がある」と言うけれど........。いや愚痴は止めよう。

思い起こせば、4月5月は大した用も無いのに、歩いて山を越えて飯能へ出かけたものだ。
お昼には、ご町内の三ツ星れすとらんや、かわせみ街道にある万年青やシェノワへ歩いて出かけたものだ。
そうして摂り過ぎたカロリーを消費し、誰かと会話し、何かを見聞きして記事ネタにもありつけた。

  だったら今やるか。

手元の温湿度計を見た。32度67%だ。みんみん蝉が激しく鳴き始めた。

  ムリでしょ

蜩は4日前の朝、みんみん蝉は一昨日鳴き始め、油蝉はまだです。
これって順番が間違ってませんか?

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ひらがなでおねがいします

2013-07-13 | 床屋放談

埼玉県選挙管理委員会が、新聞に折り込んだ参議院比例代表選出議員選挙公報(.....ふぅ)をつくづく眺めた。

ずらりと並んだ先生候補の面々は、チベット高気圧みたいに暑苦しい。

支持率抜群の自民党は29人、落ちぶれて当然の民主党が20人、急降下の維新は30人の雁首を並べてる。
しかし品格風格なんかてんでありませんな。お笑い芸人か、うっかりすると指名手配犯の一覧表だ。

何故おちゃらけ芸能人に見えるかといえば、姓名に平仮名が矢鱈に多いからである。
例えば自民党を分析してみた。

    姓を平仮名で表記した先生候補は29人中8人で28%。

    名前を平仮名にした先生候補は19人で66%。

    姓と名前の両方を平仮名にした先生候補は3人で10%。

    姓名のどこかしらを平仮名にした先生候補は24人で83%。

因みに候補者を30人にした日本維新の会は27%・53%・3%・77%。民主党は55%・50%・15%・90%
みんなの党は36%・79%・21%・93%。公明党は14%・86%・0%・100%

まぁ、つげ・とどろき・ツルネンさんが平仮名やカタカナにしたのは止むを得ないだろう。
しかし、きむら・わたなべ・ささきなど誰もが読み書きできる当たり前の名前が平仮名とは何たるお粗末か。
先生たち自身が幼児化してるのか、選挙民をバカにしてるのかもしれないね。

選挙をする度に、平仮名の名前が増えているような気がする。どなたか過去60年の選挙公報を分析してみて下さい。
気分や空気で自民を支持する選挙民が多いんだから、仕方がないかも。

それにしても、草剛くんはエライ。一票入れます。

「お訴えします」が先生候補の口癖。怪しい丁寧語ですね。

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猛暑の経済逆効果

2013-07-12 | 床屋放談

 

連日の猛暑で個人消費が順調に伸び、経済効果は1500億円になるそうだ。へー、そういうもんかねぇ。

森生はエアコンは前からあるものを昼間から使ってるし、シャワーと洗濯は2倍になった。



ビールはカラダが火照るのでガリガリ君などを日に4本は齧ってる。
これじゃぁ家計は損出だよ。

・ へそが汗をためている ・
                                
........ 山頭火

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炎天下を歩く

2013-07-11 | 高麗便り

 

でじっとしていても汗が流れる。朝からのエアコンは、電気代を考えると冷や汗が流れる。

この異常な暑さ。ご町内の様子が心配だ。(というか、本当はネタ切れなのである)

「無用の外出は控えるように」という予報士クンの警告を無視して、「何かないか」とご町内を巡回した。

こんな炎天下を歩くヒトはおりません。車もバカに少ない。歩くのはバカ・ブロガーだけですな。

高麗川の水もバカに少なく、川遊びをするヒトもいなかった。

こんな日はブログを休むべきでした。林住記が臨終記になっちゃうよ。

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桔梗はききょう

2013-07-10 | 庭いじり

庭の桔梗が咲き始めた。
お天気は滅茶苦茶なのに、草花は真面目である。

昨日の夕方、NHKの女子アナは桔梗のことを「バルーンフラワー」と言い、「カワイイでしょ?」。

NHKは多くの日本の草花をカタカナ名に変えてしまった。
秋を代表する桔梗くらいは、いつまでも「ききょう」のままにしておいて欲しいものだ。

桔梗は夏になると咲き始めますが、花殻を切り戻すと秋にもう一度咲きます。

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木蔭

2013-07-09 | 高麗便り

昼前には、室内で30度になった。

何かないかなぁ、と木蔭を拾い歩きした。

どこもかしこも暑いだけで、なぁ~んにもなかった。ふぅ。

午後はエアコンを点けて、寝ていた。

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朝から28度80%

2013-07-08 | 高麗便り

蒸し暑くて寝てられず6時に起床。
既に室内の気温は28度。湿度は80%だった。

いやはや、猫額亭はもはやヒトの住むところじゃありまへんな。
さぁ、今日一日どうすべぇ。

とりあえず、なにはさておき、涼しい電車で東京さ行くことにした。

久し振りの池袋。
一旦外へ出たらもう大変。目が眩む強烈な日射し。人通りが少ないようだ。

直ちに西武百貨店に逃げ込んだ。
店内はガラガラ。店員も殆ど居らず、誠に心地よい。
バブルの頃は災害対策本部のように店内が混雑してたけど、不景気も悪くないね。

池袋は埼玉県の飛び地みたいなとこである。
地下鉄で東京駅に行き、キッテから銀座まで足を伸ばすつもりだったが、池袋駅構内を歩くだけでげんなり。
仕方なく駅の西側東武百貨店へ。

結局、今日一日、何をしたんだろう。電気代が電車賃に変わっただけだわな。
ま、涼しい百貨店を歩き廻って、少し刺激を受けたのが取り得かな?

日中、30度を超えたら、ブログなんか休みにしましょうよね、皆さん。

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ぐうたら生活

2013-07-07 | 林住期

朝早く起きたけど、草臥れていて、団地の大掃除には参加しなかった。

夕べ準備した公園の定例作業は、蒸し暑いので、サボってしまった。

今日こそぶら下げようとしていた簾は、軒下に立てかけたままだ。

寝転んで読み始めた「オレって老人?」(南伸坊・みやび出版)は長椅子の下に転がっていた。

それでも昼飯は、素麺を一束つるりと飲み込んだ。噛まずにね。

そうして、七月の甘納豆のうふふふふ。

エアコン掃除は明日にした。扇風機を出すのも明日だ。

また寝転んで読み始めた「老人?」は結局、始めの「法的に老人」しか読んでいなかった。

大喜利を見た。木久扇の呆けはホンモノだな。

以下略というか、ぼんやりしてた。

「熱中症対策を」とか「外出は控えましょう」とか「屋外の運動は危険です」とか、何度も言わないでくれ。
それでなくてもこの蒸し暑さ。やる気が出ないんだよ。

梅雨が明けたそうだ。大丈夫かねぇ、気象庁。
一日中、どんよりして、滅多に降らない雨さえ降ったぞ

 

「オレって老人?」は凄く面白くなりそうですが......。

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扇風機を探す

2013-07-06 | 重箱の隅

思庵(厠または音入れのこと)で使っている小型扇風機は30年は使っているはずである。
風量調節も、予約機能もなく、首振りもせず、掃除はしにくく、しまう時には分解しにくい愛想の無い扇風機だ。
特に汚れた羽を拭き掃除する時の大変さったらない。

「10年も使っていると発火の恐れがある」と誰かに脅かされて、新しい扇風機に買い換える気になった。

   前面に付いてる羽保護網の着脱が簡単にでき、保護網を引っ掛ける爪が折れないこと。

   収納時、分解し易く、できるだけ小さくなること。設置時、馬鹿力を使わずに簡単に組み立てられること。

   風量調節釦や電源釦は前面に付いていること。

   首振りや予約機能やゆらぎ機能などは要らないこと。

   なるべく2000円以下であること

こういう条件の小型扇風機を探してますけど、無いもんですな。
どの店も似たり寄ったり。
ネット通販じゃこんなこと、てんで問題にしてません。
メーカーも販売店も、お客の都合はそっちのけだ。

 

昔の国産扇風機は単純で頑丈だ。このまま死ぬまで使おうか。

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引き継ぐ

2013-07-05 | 林住期

来年は卒寿祝いの会を開かせて頂くはずだった大先輩が亡くなっていた。
葬儀は家族葬だったために、われわれがご逝去を知ったのは大分後のことである。

大先輩をお招きして、同じ職場を卒業した仲間が集まったのは昨年の新年会だった。
急拡大しバブルとともに分解した会社は人事異動が激しく、同じ職場を卒業した仲間が集まることは無かったが、大先輩を主賓に迎えたことで、新年会は予想外の盛況になった。

昨年会ったときの大先輩は姿勢も良くまだ元気で、長者の風格があった。
その時の挨拶で、たまたま当日が大先輩の米寿の誕生日だったことが分かった。

集まった人の中には、既に認知症の人がいた。
しかし大先輩は昔の部下の名前をよく覚えていて、会を盛り上げて下さった。

あの時の世話役4人が国分寺の駅ビルに集まることになった。
集まった3人は1年半振りの再会だった。
お互いに見た目にもまた劣化しており、1人は家族が倒れて欠席となった。

大先輩の卒寿祝いの代わりに、来年はどうしようかという相談になったがいい智恵が浮かばない。

  去年のように大勢が集まるのは、無理だろうね。

  次の「長老」に誰を担ごうか。

  われわれは後輩たちに同窓会は引き継いでもらい、繰り越したおカネはそのまま渡そうよ。

一緒に働き、各地に散った先輩同輩後輩の当時の思い出話や最近の噂話に花が咲いた。
2時間余りもかけた昼食は愉快だったけれど、少しほろ苦い味もした。

昼食後、駅近くにある旧岩崎家別邸・都立殿ヶ谷公園へ行った。
入場券売場で暗くなり、ポツリポツリと雨が降って来たので、庭園には入らず国分寺駅に引き返した。

  次は秋のお彼岸頃にまた会おうね。

  鎌倉霊園で眠る大先輩にお線香を上げに行こうよ。

  それなら、店を息子に任せた千花庵にも声をかけなきゃな。

などと、儚い約束を交わしながら。

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ご勘弁を

2013-07-04 | うわごと

早起きして柄にもなく、ちゃんとシャツを着て、靴を履き、都会へ出かけました。
慣れない東京は猛烈な蒸し暑さ。体温調節もママならず、もう、へとへと。

帰って来たら眠くて眠くて........。

折角お立ち寄り頂いたのにそういうわけでして、今日のところはご勘弁を

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歴史認識

2013-07-03 | 床屋放談

お隣さんから何かといえば「お前ら歴史認識が誤っとるぞ謝れ」とどやされてウンザリでしている。
こちら側には無責任にトンデモ発言をする先生がいるので「仕方がないか」とも思う。
でも、あんまり度重なると、未来志向という森生の骨太の方針も怪しくなる。

こちらの歴史認識をあちらに謝るのは誤りじゃないか。
とも考えられるので「悪韓論」(室谷克美・新調新書)を読んだ。

うへっ!もう滅茶苦茶。コテンパンですな。身も蓋もないや。
居丈高に「誤りを謝れ」と繰り返す原因がよーく分かった。
これじゃぁお隣さんとは到底仲良しにはなれないよ。

       

かって「本音と建前を使い分ける狡賢い日本人」が定説だった。
しかし「それはむしろ欧米人だ」と森生は大人になって気付いた。
一方、お隣さんは本音ムキダシ。少しは建前を意識してもいいんじゃないかぃ。
いや、実はマ逆で建前パッカリなんでしょうかね。

例の従軍慰安婦は、その定義や経緯はともかく日本にもいた。
呼び名はパンパンまたはパンスケ。

森生が小学生の頃、米兵にぶら下がりながら若宮大路を歩いていた。
円覚寺ではドンチャン騒ぎをした。

あれは米軍の公認だったんでしょ? 
そのアメさんが今ではねぇ....。よく言うよ。

ところで「歴史認識の誤り」は日本の専売特許になってる。
しかしお隣りさんの歴史認識は、正しいんですかね?

日本のマスコミはあちらの教科書などをよーく検証しよう。
そしてお隣りさんの誤りも指摘して欲しい。
お互いに正しく歴史を認識し合い、仲が悪いままでも済む工夫をした方がいい。

なお、「悪韓論」には気になるところがある。

従軍慰安婦で朝日の植村隆記者を名指しで疑っている(140頁)。
違うなら朝日はキッチリ反論すべきだろう。
また、原発反対運動は原発を輸出したいお隣の「欺術大国」の差し金ではないか、ともある(174頁)。
ここまで書くと、この本もトンデモ本の一つでは、という気がする。

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寧々房主人

2013-07-02 | 風に吹かれて

「都幾川村の寧々房主人」と書くと夕暮れ爺さんのようだ。
しかし、実際は鄙には稀な、小股切れ上がり美人であります。

しかも、街から移り住んでいる都幾川村への熱き想いを伝える語り部でもあるのだ。

例えば由緒正しき都幾川村が隣村と合体し「ときがわ町」に改名したことに慨嘆。
元の「都幾川町」にと主張し、署名を集める行動的な陶芸家でもある。

友だち三爺で寧々房を訪れた時。
古民家の門番小屋2階にある、自作の仏像展示部屋を案内してくれた。
徴収する拝観料は、山上にある慈光寺へ、維持管理費としてお布施する由。

小部屋で聞く、たおやかな陶芸家としてのお話は観音さまのお言葉のようでした

門番小屋では、喫茶店のように珈琲が飲める。
でも、狭い部屋に作品が並んでいるので、大勢で押しかけないこと。

訪れる場合は、「古民家ギャラリー寧々房」を予め読んでおくことをお勧めします。
(森生には少し操作しづらい構造になっておりますが........。)

 

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