70年代後半ベルリン三部作を完成させたデビッド・ボウイー。1980年にそれまで築き上げて来たイメージに区切りをつけるためのアルバム、Scary Monstersを制作。
更に1983年のLet’s Danceにて新たなポップ・スターを誕生させたものの、続くアルバムで自身が納得いかなかったのか、バンド・サウンドを追求するってことでティン・マシーンを結成し、90年代にはソロ活動に戻りアルバムの制作していく事に。
あまりの変遷具合にオイラとしても少々興味が薄れ、Let’s Dance以降はボウイーの作品をあまり聴くことが無くなった。
そんな中2018年に2000年に開催されたイギリス、グラストンベリーでのフェスで約25万人の大観衆を前にしたボウイーのライブ・アルバムが急遽登場。オイラはYouTubeにて視聴。セット・リストには70年代の曲も結構取り上げていて、ボウイーも往年の高域は出せずともリラックスした中で歌いきり久々に楽しめた。
調べてみると、2000年6月にボウイーはミニ・ツアーを敢行、アメリカで2回とイギリスで2回の計4回のツアーを行った。イギリスでのライブの一つが6月25日のグラストンベリー・フェスでのものでもう一つは6月27日にBBC Radio Theaterで行われたライブ。本日はその音源を楽しんでみることに。
(何だか目から光線が出ているみたいでエスパーかって感があるが、聴いてみるとそこにはリラックスいたボウイーがいる。)
観客はわずか250人のこじんまりした会場で収録が行われたそうで、その音源には観客の反応や拍手などが無くライブ感は乏しいのではあるが演奏はかっての尖ったものでは無くリラックスした上で安定感があってかつスタジオ・ライブ並みの臨場感もあって良い感じ。
オイラとしてはジギーからヨーロッパ三部作辺りが一番聴いた時代で、久々にCD2を何度もリピートした次第。