CLASSIC ROCKの代表格といえばTHE WHO。 THE WHOといえばロック・オペラ。ロック・オペラといえばトミー。
今回はトミーについて書きます。
英国初盤は1969年に発売された三つ折りの特殊ジャケット2枚組の大作です。オート・エクスチェンジャー付きのレコード・プレーヤーで、1面と2面、そして3面と4面が連続して聴けるよう、1面の裏に3面、2面の裏には4面という配置になっていました。
自身でオート・エクスチェンジャー付きのレコード・プレーヤー使ったことはないのですが、動作しているのを見たことはあります。
簡単に言いますと、ターン・テーブルに通常のスピンドルとは異なる、少し長めのロック付きのスピンドルがあり、最初に1面を上にしたレコードをセットし、さらにその上に間を空けてもう1枚のレコードの2面を上にしてセットします。1面の演奏が終了し、アームが所定の位置に戻ると、そのスピンドル上部についてある2枚目のレコードのロックが外れ、下のレコードにかぶさるように落ちてきます。その後アームが自動的に動き2面の演奏が始まるという仕組みです。
洋楽を聴き始めた70年代には、トミーの存在は知っていましたが、当時は限られた小遣いでレコードを買っていたためそこまで手が回りませんでした。その後カセットテープ・デッキを買ってもらったことで、購入に至らなかった色々なレコードを借りてきてはテープにダビングするか、もしくはFM放送の番組からエアチェックして聴いていました。
エアチェックは一発勝負なので録音レベル設定に気を使い、またヘッドフォンをつけて番組の中のいらない音声が入らないようオンエヤー中はトイレにも行けず、ずっと録音をモニターしなければなりませんでした。現在、CDの音源をPCに落とすのはボタンひとつであっという間に終了。なんて便利な世の中になったのでしょうか。
20数年後CDでトミーを購入し聴いたところ、以前テープで聞いたメロディーがすらすらと出て来ました。当初ロックオペラと銘打ってレコードが販売されたため、一般の洋楽ファンにとっては敷居が高いイメージがありましたが、実際は非常に聴きやすく流れるような展開のオペラ仕立てのロック・アルバムだったと言えるでしょう。
写真は、1998年にPOLYDOR UKからライセンスを受けたSIMPLY VINYL UKが製作した再発盤です。オリジナル通りの特殊ジャケット仕様ではありませんが、180グラムの重量盤で安定したサウンドの再生が売りです。
今回はトミーについて書きます。
英国初盤は1969年に発売された三つ折りの特殊ジャケット2枚組の大作です。オート・エクスチェンジャー付きのレコード・プレーヤーで、1面と2面、そして3面と4面が連続して聴けるよう、1面の裏に3面、2面の裏には4面という配置になっていました。
自身でオート・エクスチェンジャー付きのレコード・プレーヤー使ったことはないのですが、動作しているのを見たことはあります。
簡単に言いますと、ターン・テーブルに通常のスピンドルとは異なる、少し長めのロック付きのスピンドルがあり、最初に1面を上にしたレコードをセットし、さらにその上に間を空けてもう1枚のレコードの2面を上にしてセットします。1面の演奏が終了し、アームが所定の位置に戻ると、そのスピンドル上部についてある2枚目のレコードのロックが外れ、下のレコードにかぶさるように落ちてきます。その後アームが自動的に動き2面の演奏が始まるという仕組みです。
洋楽を聴き始めた70年代には、トミーの存在は知っていましたが、当時は限られた小遣いでレコードを買っていたためそこまで手が回りませんでした。その後カセットテープ・デッキを買ってもらったことで、購入に至らなかった色々なレコードを借りてきてはテープにダビングするか、もしくはFM放送の番組からエアチェックして聴いていました。
エアチェックは一発勝負なので録音レベル設定に気を使い、またヘッドフォンをつけて番組の中のいらない音声が入らないようオンエヤー中はトイレにも行けず、ずっと録音をモニターしなければなりませんでした。現在、CDの音源をPCに落とすのはボタンひとつであっという間に終了。なんて便利な世の中になったのでしょうか。
20数年後CDでトミーを購入し聴いたところ、以前テープで聞いたメロディーがすらすらと出て来ました。当初ロックオペラと銘打ってレコードが販売されたため、一般の洋楽ファンにとっては敷居が高いイメージがありましたが、実際は非常に聴きやすく流れるような展開のオペラ仕立てのロック・アルバムだったと言えるでしょう。
写真は、1998年にPOLYDOR UKからライセンスを受けたSIMPLY VINYL UKが製作した再発盤です。オリジナル通りの特殊ジャケット仕様ではありませんが、180グラムの重量盤で安定したサウンドの再生が売りです。