CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

THE WHO 参上

2015年02月03日 | BRITISH ROCK
CLASSIC ROCKの代表格といえばTHE WHO。 THE WHOといえばロック・オペラ。ロック・オペラといえばトミー。

今回はトミーについて書きます。

英国初盤は1969年に発売された三つ折りの特殊ジャケット2枚組の大作です。オート・エクスチェンジャー付きのレコード・プレーヤーで、1面と2面、そして3面と4面が連続して聴けるよう、1面の裏に3面、2面の裏には4面という配置になっていました。

自身でオート・エクスチェンジャー付きのレコード・プレーヤー使ったことはないのですが、動作しているのを見たことはあります。

簡単に言いますと、ターン・テーブルに通常のスピンドルとは異なる、少し長めのロック付きのスピンドルがあり、最初に1面を上にしたレコードをセットし、さらにその上に間を空けてもう1枚のレコードの2面を上にしてセットします。1面の演奏が終了し、アームが所定の位置に戻ると、そのスピンドル上部についてある2枚目のレコードのロックが外れ、下のレコードにかぶさるように落ちてきます。その後アームが自動的に動き2面の演奏が始まるという仕組みです。

洋楽を聴き始めた70年代には、トミーの存在は知っていましたが、当時は限られた小遣いでレコードを買っていたためそこまで手が回りませんでした。その後カセットテープ・デッキを買ってもらったことで、購入に至らなかった色々なレコードを借りてきてはテープにダビングするか、もしくはFM放送の番組からエアチェックして聴いていました。

エアチェックは一発勝負なので録音レベル設定に気を使い、またヘッドフォンをつけて番組の中のいらない音声が入らないようオンエヤー中はトイレにも行けず、ずっと録音をモニターしなければなりませんでした。現在、CDの音源をPCに落とすのはボタンひとつであっという間に終了。なんて便利な世の中になったのでしょうか。

20数年後CDでトミーを購入し聴いたところ、以前テープで聞いたメロディーがすらすらと出て来ました。当初ロックオペラと銘打ってレコードが販売されたため、一般の洋楽ファンにとっては敷居が高いイメージがありましたが、実際は非常に聴きやすく流れるような展開のオペラ仕立てのロック・アルバムだったと言えるでしょう。

写真は、1998年にPOLYDOR UKからライセンスを受けたSIMPLY VINYL UKが製作した再発盤です。オリジナル通りの特殊ジャケット仕様ではありませんが、180グラムの重量盤で安定したサウンドの再生が売りです。

次はホワイトアルバム

2015年02月02日 | BEATLES-BADFINGER関連
4000円の大枚をはたいて、ついにホワイト・アルバムを購入。

購入してすぐに帯を処分してしまったので、購入した際どのような帯が付いていたかは記憶がありません。当時は、帯があるとジャケットのデザインを損なうという考えで、帯はレコード購入後全て処分していました。しかしながら、近年オークションなどで帯付きのレコードが帯なしより高額で落札されているのを見るにつけ、若干残念な気分になります。

こういう時はホワイトアルバムは便利で、ジャケットに記載されているシリアル・ナンバーA110112から判断すると、多分1972年ごろから販売されていたセカンド・プレスのフォーエバー盤と推測できます。

また、ホワイトアルバムといえば、あらゆるスタイルの曲が2枚のレコードにびっしり詰め込まれていて、今聴いても非常に楽しめるアルバムだと思います。 ただし、8分以上もあるRevolution 9は苦手でした。そのため、4面の4曲目のCry Baby Cryが終わったところでレコードの演奏終了が常でした。 そのあおりを受け、ラストを飾るリンゴの歌う曲はあまり聴くことはありませんでした。

当時としては、前例のない画期的な発想の曲(音源)だったので、それをボツにするのではなく、長さを2分程度に短縮し曲と曲をつなぐブリッジの役割であったら、その曲をスキップすることなく次に続くリンゴの歌う曲を聴くことになったのではないかと思います。

CD時代になり、かっての3面と4面が一つになり裏返して再生する手間がなくなったので、最近ではRevolution 9も含めて全体を通して聴くことが多いです。 しかしスピーカーの前に正座し心してRevolution 9を聴くとなれば、個人的には苦痛を感じるでしょう。

始まりはビートルズ

2015年02月01日 | BEATLES-BADFINGER関連
クラッシック・ロックとは1970年後半に使われだした音楽ジャンルの名称で、古臭いということではなく伝統的なロックという意味合いです。ここでは、1960年から1980年代にかけて発売されたアルバムを過去の記憶をもとにして紹介していきたいと思います。

72年に我が家にもついにステレオ・セットがやって来ました。それまでポータブルの電蓄で鳴らしていた歌謡曲のシングル盤ではなく、洋楽のLPをステレオで聴いてみようではないかという話となり、 早速近所のレコード・ショップに行って買ってきたのが、ビートルズのA HARD DAY'S NIGHT、アップルレーベルの赤盤でした。

全てオリジナルの曲でアルバムが制作されており、カバー曲にはないビートルズ本来の味が出た非常に聴きやすいアルバムでした。 それを期に、ビートルズの他のアルバムを順次購入することとなったのです。

ただホワイト・アルバムの購入は、当時他のアーチストの2枚組のアルバムが3000円だったのに対して、4000円と強気の価格設定となっていたことと、また知っている曲がオブラ・ディ・オブラ・ダの一曲だけだったので一番後回しになったと記憶しています。