花にみる寂しさ
四季の花の咲と散りにみて思う
恋と別れ
それは咲と散りが齎す
トキメキと寂しさ
花には一年草と多年草があり
散りで知る寂しさと悲しさ
何れの散りも咲くことで
再会を約束してくれる。
散り
一年草と多年草の花が持つ寂しさと悲しさ、それは多年草には翌年に会えるが一年草は自然のなすがままであり、または人が種を蒔かないと会えない。
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雨の跡
きょうの空は降るで
そう微笑み
その笑みが一気に崩れと怒りをぶちまける
久しくこの雨で潤いを得た朝は
樹木に瑞々しい潤いが蘇り
花色に生気が戻り
蝉の騒がしさがダウンし
雨後の冷めのなかで儚い秋彩をみる。
雨後の朝
久しぶりに降った雨の朝はかなり激しく降ったこともありその渇きは緩く、目覚めてみる朝はまだ瑞々しさを残し生気と潤いを保っている。
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淡い期待
連日・・暑い日が続くと
一雨の心潤う一度限りでよいから
逢って
その逢瀬でしっとり濡れてみたい
思うまだみぬひと
そのひとは時折行くから
思わせぶりをみせ乍ら素通りしていく
悪い嫌なひと(女性)。
夕立
時折青空に浮かぶ雲が「さあ、今日は久しぶりに訪問するから」思わせぶりの表情をみせるけれど なぜか降るからという顔で避ける夕立。
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残暑居座る
節は立秋から処暑に変わったけれど
森の佇まいに変化はなく
風のない濃い緑の樹林のなかで聴く
あの声は・・・
夏蝉が秋蝉に代わり
想いに反する暑さ
夏は私の口づけを拒み
私をきょうも抱きしめて離さない。
居座り
節は処暑、この日から夜になれば気温も下がり始め 少しはホッとするようになるが、一向にその気配がなく、暑さが昼夜残暑として居座る。
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夏への想い
私の求める夏が激しい火炎となって
夏の一期一会を阻み
私が夏に恋する
海を
山を
旅を
破棄し
夏の終演を告げる
この夏の想い出はなしか・・・
名残蝉が秋蝉に変わる立秋。
夏の想いで
この夏は毎日暑い日が続いていて、こう暑いとさすがに好きなアウトドアを楽しむ気にならず、いつもの一期一会のない夏になっている。
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