思いと答え
小さな水路に垂れさがる萩が
しなやかな枝を流れとなって垂れる様は
小さな瀑布
私の思案中の想いが
いま満面な笑みをみせる花穂をみて
思案が答えに代わり
咲いている・・・
思いが喜びに代わり
相手を訪ねることで思案の答えがでる秋。
秋のなかで思案
それは秋の野で咲く二つの花への思い、思う花一つを訪ねれば未開で、なら二つ目の花を訪ねれば咲いていて思案の二つ目の答えがでてうれしい一 . . . 本文を読む
花の遅れ
いつもなら彼岸の頃には
満面な微笑みをこぼす彼岸花が
いつもの場所に泣く
大部分が土のなかいまだに眠り
燈りは数個
膨らむ蕾は固く無口で
彼女の笑みに逢えるのはいつか
失恋がトキメキに変わるきょうの遅れ。
ヒガンバナの遅れ
いつもなら彼岸の頃には満開になっている私の住む町にある社の彼岸花、それがこの秋いつもなら花期を終える頃になっているがこの秋は咲く気配がなく花が遅れている彼岸 . . . 本文を読む
秋の曼珠沙華
夏に別れを告げる雨後の後に
秋の訪れを告げる彼岸花が
どこか誰かを待つように
そして誰かを待つように咲く花たちが
誰かを想って咲く
その咲は裸体美の舞であり
Soloは情熱的に踊るFlamenco
終えが緩やかに醒め褪せる。
彼岸花
ヒガンバナ科の多年草である彼岸花が咲くのが九月から、雨を待ちわびたように芽を出して花を点け、花持ちは余り長い方でなく見頃は一週間程度。
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秋のミヤギノハギ
一つ・・の花が小さく
枝垂れた枝先に付く蝶形花が可愛らしく
花はポピュラーでない反面
古から私達に所縁のある花で
風に弄ばれる花は
下に枝垂れる様子が美しく
花びらの紫色も濃く美しい九月の萩。
秋のミヤギノハギ
マメ科の萩は日本では10種類、そのなかで私が好きで花を求め歩くのが山野の山萩、町のミヤギノハギ、ミヤギノハギの下に垂れる様子が美しい。
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芒の美
秋の山野で咲く芒みて思う
芒か・・・の一言
地味な花は求める花ではなく
山野で出会う
真っ直ぐ伸びる先で咲く秋の花穂
終えの銀毛の花穂の漣の美しさ
夕日のスポットライトを浴びて
映える芒の美に魅せられる。
芒
花言葉の多いイネ科の芒、芒のススはすくすく真っ直ぐで、キは草や茎のいみで八月から十月にかけ花穂を付ける芒も今では忘れられた花になっている。
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