私の持ち時間
あるようでない私の持ち時間は
推測に過ぎず
きょうの時間は24時間で
朝起きて行動する
この16時間が実感できる時間で
残りの8時間は眠りで使う
私が確認できない時間外。
持ち時間
生を受けてから私が手にするのはまずは24時間、その後ほ補助を得て加算され積みあがっていく私の持ち時間は基本24時間。
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私に来る朽ち
生あるもの全てに訪れる朽ち
その朽ちが私にも訪れる
そう思うと
素直に受け入れるか
思考が残っていれば
おそらく
嘆き
足掻き
苦悩し
病み果てるか
その答えがみえるようでみえない
その朽ちが近い私。
朽ち
生あるもの全てに訪れる朽ちという終焉、私もその一人でその朽ちが近いひとりであり、その思いというか心の内を書けばこうなるかな。
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空の青
秋晴れの青は醒めた蒼で
冬の冷たさはないが
きれいで少し温もりを秘め
朝のキャンバスを青でベタ塗している
この不透明色の青は
染まりいく多種多様な色彩に美を与え
濁りのない微弱な潤いを含む
秋空の青に忍び寄る別れをみる。
秋の空
10月も終わりになると夏彩と混濁した空に冬彩が混ざり、冬彩に変わっていく立冬が近い秋の空。
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秋の花
秋の花のひとりである彼岸花
花を彩で捉えるか群れでみるか
Soloを一輪差しに活けてみるか
その観かた捉えは
みる人の想いと感性で違い
咲はArtになり山野が絵画展二なり
私は一枚のArtから秋を知り
咲きから冷めとときめきを味わう。
ヒガンバナ
この秋の彼岸花の咲は九月の暑さで開花が遅く、その花の赤に酔ったのが10月に入ってから、その褪めは一週間ほどで冷めた花との別れ。
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10月の桜
秋に咲く桜もあるなか
いつも私がこの時期見に行く桜は
春の桜と違い
鮮やかさも華やかさもなく
山間の崖で人目を避けて
数輪の花を点け淡い花彩をみせる
咲く花姿はでしゃばらず控えめで
別れを指折り数える秋の桜・
さくら
私の住む町の谷間に在る小さな桜の一本が10月のこの時期花をパラ・・咲かせる、その咲は春の桜と違いでしゃばらず、控えめにひっそり咲く、その花との逢瀬が楽しい。
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