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ひと時の晴れ間かな、
長い闇のトンネルを抜け出るように、明るさを閉ざしていた闇が、細い裂け目から差し込む一筋の光となって飛び込んでくる。
朝、久しぶりの止み、思い切りカーテンを引き、窓を全開して、朝の光を誘い込む。
このひんやり感、梅雨時にしては珍しい爽やかさ。
この感触を確めるように、窓から身をのりだして思い切り抱きしめたい。
閉じ
一年の42%消化
早いな・・・
そう思う5月の最後の . . . 本文を読む
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入梅、
入梅した雨の朝、しかしよく降ったな・・・次から次へと生まれるように降った雨。
この雨で潤い、洗われ、化粧され、磨かれた樹木の木の葉、
この一葉の緑、何て表現したらこの鮮やかさを語れるのだろう。
そう思いながら一枚を手にとって繁々と眺めた雨が一休みしたひと時、
水滴の眩しい瑞々しい一葉を眺める。
心が一雨で洗われ、少しだけ人の優しさを取り戻せた朝、
一滴の大切さ、重みを感じる。
木の . . . 本文を読む
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空気、
まだ乾いているな・・・この空、
いつもなら湿って重い澱んだなかに、あの忌まわしい梅雨空のはしりを感じるのに、
いまは爽やかな空気の流れを味わっている。
東から昇る太陽を遮る森から、あの鶯の鳴き声が?
もうこの時期になると涼しい里山に帰っていくのにまだ鳴いている。
この分だともう少しこのコールド珈琲の爽やかさ味わえるかな?
そう思うと朝食が美味しい。
朝食
作るか・・・
久しぶりの . . . 本文を読む
ー夜は
朝、いつもの明るさが消えている。
窓越しに外を見ると、雨が激しく叩きつけるように降って、夜明けを遅らせていて、
外の空気もひんやりとしている。
この時期にしては珍しく雨にぬれるとひんやりと感じる。
そのせいもあるのだろうか、花たちは何も抵抗できず只管耐えている。
花は俯いてこの雨が止むのを待っている。
いつの間にか
皐月
・・・
比較的雨の少ない晴れ間の多い季節
花も多種多様に咲いて . . . 本文を読む
-26はかな・・・
もう直ぐ6月、
花と緑がソロ・・ページを閉じようとしている5月。
考えてみれば何所にも旅に出ることなく終わって行った私の5月、
人も多いし、休みも疎ら、おまけにトラブルがあって近場でお茶を濁すように終わり、
「ああ・・・何所かに行きたかった」
そんな呟きで終わる5月、皐月が眠い目を擦り、目覚めか・・・そう言いながら眠い目を擦り、ぼんやり瞳が明いて一花・・咲いて行く。
この皐 . . . 本文を読む