桜が咲いて来た。
3日続いた雨が止んだけれど寒い朝である。
北風がヒュー・・吹いて体温を奪うような朝でないけれど、歩いていると生身をさらしている部分がジン・・と冷たくなって感覚が薄れていく。
咲き始めた桜の一花に、
私の生きて来た時代の想い出が、桜の一花に走馬灯となって浮かぶ。
桜
春
・・・
桜の季節
人が恋人を待つように待っている
桜
それは私の憧れ
恋人
桜
・・・
ひと足先に咲く . . . 本文を読む
また雨か・・・
この雨も今日で3日である。
よくそれだけ空に存在するな・・・そう思うほどシト・・ショボ・・と降っている、
それにこの雨は冷たい、
ようやく温もり始めた大地をトークダウンさせている姿は冬の抵抗だろうか・・・
「北へ去れ」
そう言っているのに今日も嫌・・と駄々を捏ねて見えるのはこの空色のせいだろうか?
それともこの雨の冷たさか、
いずれにしても「うざい」そろそろそう思ってしまう。
. . . 本文を読む
雨のなかの東菊、
今日は雨の二日目、
自然のサイクルとわかっていても、つい考え込んでしまう雨の一日。
出鼻を挫くような激しい雨でない分まだましか、そう思って空を見上げるけれど、
亀裂が走りそうにもない一枚の塗り壁の空だ。
この分なら明日も雨だろう・・・
ああ・・・深い溜息が漏れる。
東菊
雨か・・・
その雨のなかで穏やかに咲いている
野辺の一花
都忘れ
順徳帝が流刑の地で京の都を偲び
花 . . . 本文を読む
時
月日の経つのは早いものである。
一月に一枚の新しいページをパラ・・めくって、読んだり、書いたりしながら来たけれど、
2月はいつもと違ってパラ・・風に煽られるようにめくられて、
もうこの3月のページも少なくなって、
後は何となくパラ・・めくるだけで終わってしまう気がする。
後8枚のページ・・・
何か想い出に残るようなことが書けるかな、そう思いながら空を見ると、
空色は哀しい灰色。
時
私 . . . 本文を読む
薄い水色
目覚めはひんやりした水で洗った水色気分、
雪解け水みたいに冷たいから、愛犬が体を洗った後にブル・・するみたいに、
思わず私も身震いしたけれど、土曜が春を通り越して初夏の陽気に近い暖かさだったので、
今日の冷え込みは少し応えたかな・・・
予報は晴れ、午後から白が散らばり始め、「明日から崩れるから」そう空が告げている。
ああ・・・明日からは桜を迎える雨になるか。
ムスカリー
綺麗な紫 . . . 本文を読む