晩秋ですね。
きょう雨かな・・・そう思ったけど降りそうにない
弱々しい太陽は灰色の雲を、おもいきり退ける力もなく、雲は未だに居座って太陽が昇るのを拒んでいる。
風はないけど、冷え込んでいるせいか体が震える。
寒いな・・・そう感じる朝、欅と桜が染まり始めている。
路に散らばる枯れ葉を視ると、そろそろ晩秋か?そう想う。
そろそろ。
いま季節が
晩秋に向かっている
北の地から
短文の寒い便りが届 . . . 本文を読む
そろそろ晩秋に向かっている。
木の葉が去るように染まって悲しみの色を見せている。
それをあざ笑うように咲き乱れる、人の創作と愛情で育てられたバラたち、
この秋の色に負けない、そう言って咲くバラ、
いまこの花に一人の愛した女の意地を見る。
バラ
美の頂点
人が愛情と情熱を注げば
これほど応えてくれる花はない
素敵
その鮮やかさ
春と秋
一年に二度咲くこのバラこそ
バラの個性
一枚のアート
確か . . . 本文を読む
季節はそれでもやってくる。
私が住んでいた、いや生まれ育った北陸のとある地。
いつだっただろうか私が好きになり愛したあの人と旅した能登路・・・
あれは晩秋が過ぎて時雨が毎日のように訪れる初冬の頃。
寒くて・・手が凍えそうで、二人の手を擦りあって暖めたひと時の時間、
「寒いね、大丈夫」
「うん、大丈夫」
たった交わしたのはこの言葉だけ、
「行こうか」車を七尾から珠洲に向かって走らせる。
九十九か . . . 本文を読む
いつもの事ながら朝の空けるのが遅い。
晩秋の趣である。
今日の空は一面平筆を使って無造作に塗られたような空で、気温も低く20度前後だろうか?少し肌寒く感じ、犬がブルッとするように震える。
囲炉裏端に座って真綿を解すように雲が途切れはじめると少し冷たい感じの青が見える。
冷めたブルー・・・
そう言えばこの色、パミール高原に住むタジク族の瞳の色。
冷たいけれど澄んで綺麗な色をしている、
私の心、まだ . . . 本文を読む
嬉しい
暗さが取れた翌朝。
昨日は空一面暗い灰色。
魔物に喰らいつかれた空が悲鳴をあげて泣いて、涙が搾り出されてこぼれるような感じで一日中降っていて、気温も上がらず肌寒い一日でしたが、
今日は朝から闇が解れ青空が地平まで広がって、
おお!そんな一日の朝でした。
でも感激してもなぜか涙がこぼれない。
一粒。
なぜ
最近涙が流れない
確かに
怒りや嘆きに遭遇しても
不思議と涙がこぼれない
な . . . 本文を読む