久しぶりの山行き、桜がすっかり葉桜になってヒラドツツジの蕾が大きく膨らんで、
時折花が咲いているのを観ると、次はツツジか・・・そう想いながら山に分け入ると三つ葉ツツジが至る所で花弁を落とし、花に変わって落葉樹の芽吹きが始まり、一部では新芽が葉となって広がっている。
鮮やかな新緑、一枚・・丁寧に綺麗な透明感のある緑で描かれて、光があたると光が透けて見える優しい一枚に仕上がっている春の作品、この彩り . . . 本文を読む
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出会いの一花“花水木
透明水彩で描かれた空が、北から染み出した雨水で不透明に覆われた空、
影でかなり激しく泣きじゃくったのか朝の路面の濡れが著しい。
咲き始めの花水木、日本の桜のような鮮やかさはないけれど、異国生れのこの花が桜の後を追うように咲き始めて来た。
花、何て表現したらいいのだろう・・・
色、形、姿、香り、匂わないかな・・・花は空に向かって広げるように咲いているのに、香りこぼれて来な . . . 本文を読む
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朝の散歩、
昨日はめちゃくちゃ暑かった、俗に言う夏日。
この陽気が一気に高まれば初夏への突入、そうはいかないか・・・
そう想いながら朝の散策のなかで歩いて見つけたのはライラック。
清涼地を好むこの花が内地で咲くのは今頃、憧れの北の大地をこの花が埋めるのは内地では6月の入梅の頃、淡い紫の花びらが密生するライラック、華やかさはないけれどパステルカラーが4月の終わりの空によく映える。
ライラック
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朝の散歩、
なんか薄汚れたカーテンの隙間から覗く今朝の明るさはぼんやりした灯り、
雨かな・・・そう思って外を見ると町全体が薄い灰色。
そんな街を歩きながら目に映り消えていく数枚のなかの一枚に誘われたのは一鉢の勿忘草、
単なる野草に見えるのは、不順な心を持っている私の心の貧しさか。
でも、一度観たらなぜか心に沁みるように残るのは、この素敵な青色のせいかな・・・
そう想いながら鉢植えの忘れ名草 . . . 本文を読む
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朝の散歩道、
朝、東の地平には弱々しい太陽の光、空は靄のかかった青空、浮かぶのは真綿の塊、
どう観ても冬の終わりに空が見せる表情かな、
桜が散って、その小枝に鮮やかな一葉を一枚・・丁寧に並べ、花の表情になっている。
樹の下には春の萌黄が延びて、「さあ、伸びて埋め尽くすぞ」そう叫んでいる。
萎れ始めた韮花、色が薄くなり始めたムスカリ、
押しのけるように深みを増した紫陽花がいい感じになってきてい . . . 本文を読む