朝から雨。
昨日はどうにか日中は守ったけど夜にはとうとう我慢出来なかったのだろう、
激しく泣きじゃくるように声を上げて降っていた雨、
その余韻が残り朝は静・・と気配を消して降っている。
雨・・・
久しぶりの雨、手のひらで受けると少し冷たいかな、
この冷たい雨が山の紅葉を駆け足で染め始めるだろう、
もう山では始まっている一枚の絵画展が。
9月
今日で9月が終わり
明日からは10月
何も考えないで . . . 本文を読む
消し炭の空。
久しぶりの灰色で蔽われた朝、
緩やかな坂道の地平線の空を階段上に積みあがった灰色が今にも崩れ落ちそう・・・
風が小枝に垂れ下がった木の葉を微妙にゆらしている。
少し重い微妙な風が作り出すこの清涼感、
待っていた紅葉前の一雨。
灰色
今日は空から青が消えている
そのせいかチョッピリ寂しい感じ
いつも青がないと
この街意外と佳作になる
坂道の彼方に広がる積重ねられた空の灰色
今に . . . 本文を読む
森のなかで、
もう街では聞かなくなった蝉の声、
それが以外や以外、きょう訪れた森のなかでは夏の感じで鳴いている。
耳を傾け聞き分ける・・・この声は法師だけど、この声は違うな・・・ミンミン蝉か、
何でまだミンミン蝉が、「おい・・もう10月だよ、それはないじゃない」
たしかに森のなかは蒸し暑く、夏の名残がいっぱい残っているとはいえそれはないだろう、
そう思う九月最期の日曜日。
名残
秋
・・・
9 . . . 本文を読む
水舞台。
私が週に一度行く府民の森にある小さな水溜り・・・いや池と呼ぶべきか、
その池の名前が水舞台である。
そのネーミングに誘われつい・・浮気心で脱線して尾根から下りてみたのがこの池、
丁度沢の中ほどを堰き止めたダム湖ならぬため池でお世辞にも素敵といいがたいけれど、
周りを森に囲まれて静かな雰囲気を保っている。
座って眺めていると以外にいい感じなのである。
赤トンボ
もう私の住んでいる街で . . . 本文を読む
蕎麦の花。
私の生まれた北陸、いまの時期は早場米の刈りいれが終わり後残っているのは晩生の稲。
その隙間を埋めるパッチワークは蕎麦の花、
純白の蕎麦の花が秋雨に煙るモノトーンの中に浮かび上がる風景こそ、
この時期にしか出会えないそば畑の花風景。
集落、モザイク、杉の林、背景の里山・・・
見慣れた素材を使って描かれた花の風景こそ、ある意味で新鮮な食の花に出会えるうれしい季節なのである。
そば
いま . . . 本文を読む