朝から
意外と早いと言っていた台風・・・
未だに訪れていないから今宵の月は雲の上か。
今日は十五夜、
人の操られた心が一匹の狼に変身して雄叫びを上げる、そんな一日?
私の一匹の狼になって月に向って雄叫びを上げて、募る想いを声上げて開放したい衝動に駆られるが・・・そのやるせなさは封印され、その想いの一滴の涙が瞳からこぼれる。
街の隙間からでなく、灯りのない、夏の想い出の消えた砂浜に座って眺める . . . 本文を読む
空が濃い青色になって、このキバナのオレンジが際立つ、
今日この頃、日中は未だに暑い。
キバナコスモス
コスモスより一足早く咲くキバナコスモス、
コスモスのファジーな花色と違い、濃い不透明水彩で描かれた花は、
コスモスほど話題性がなく、いつも晩夏の片隅に追いやられ、秋濃い今となっても、
花に遊び、立ち止ってみる人は少ない。
それは印象の薄い幼い恋心、その野性味溢れる無骨さゆえ余り気に留められない街 . . . 本文を読む
小高い社の上に広がる素敵な濃い青
この青、秋の青
秋の空、
目覚めた空に広がる真っ青な空、
爽やかな空気が空から降臨して、いい表情を魅せている今朝の空。
樹木の木の葉は未だに青く、残り火のように咲く百日紅、
最後の恋を求めるように咲くヒガンバナに焼き尽くされる感情を覚える9月も終わり、
ヒガンバナは野の畦を真っ赤に染め、やがて始まる彩りの旬を告げている。
彩りの舞う秋がもう直ぐ町にも届くこの頃 . . . 本文を読む
朝晩は涼しいけれど・・・
まだ日中は暑い今日はそんな一日
最終章、
彼岸が過ぎて暑さが和らいでホットひと息つける9月、その9月も残り数枚となってしまい、慌てて何かを追うように町の中を歩く。
何かを引きずるように咲く百日紅、芙蓉、この体感スイッチが落ちるのを待って咲くヒガンバナ、キバナコスモス、町に訪れた一枚の絵手紙。
この町を蔽っていた夏模様がようやくトークダウンして、流れ込む空気、広がる深い青 . . . 本文を読む
も普通に考えないで、
時には心を全開してして雨を見ると楽しい
雨
彼岸に降るこの雨は、私の視界から消えて行った、愛する人たちの想いが黄泉の国からもう一度私を想い出して、そう言っている雨に思える。
強く、激しく、感情を剝きだしにして、叩きつけるような降り方でなく、
私の心から去って行ったあの人の存在を今一度気づかせ、空を見上げさせる、
そんな優しい心遣いを見せる雨、
濡れても芯まで冷 . . . 本文を読む