ひとコマ
瞳に映る昨夜に降った雨後のひとコマ、
濡れた路面から感じるのは、気まぐれ模様の梅雨空。
煙突からもくもく湧き上がる煙の絡み合い、色彩は崩れ、そこに蒸し暑さの纏わり、微妙に姿態が絡み合う様子は男と女。
爽やかさからは程遠い夏空のパステルブルー、
ひとコマから見えるのはにわか雨と蒸し暑さの予感。
終わり
明日はもう7月
・・・
6月では彩を競い
変化を見せた紫陽花も最後の美をみせる
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かか?
ひとコマ
朝、ひとコマの中に見えるのは優しい青、
周りからあのムッとする忌まわしい熱気が激写となって襲い、朝から感情のボルテージは上がったまま。
くそ・・・この忌まわしいベタ・・した纏わり、
「離れろ!」・・
そう言ってはがしても抱きついてくる嫌な奴、
朝から実に不愉快。
朝の顔
表情はいまいちの曇り
深く濃い
冴えない表情
その強張った顔を
半ば強引に緩ませようとしている朝の空
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ひとコマ
朝のひとコマは、重く低い地平まで広がる灰色。
毎日・・雨と灰色のひとコマの中で過していると諦めを超えてこれが普通化・・・
そう思ってしまうのがこの時期の空。
私がいま住むのは卵の殻の中の空間、
開放されるのは何時だろう。
想いで
過した時の長さで決まる人の想いで
人から
時には消え
時には薄れ
時には残像として残る
想いで
神は罪深いものを創造したものだ
人は薄れていく想いで . . . 本文を読む
彩り
昨日の青が白絵の具で消され、朝の太陽に勢いはなくぼかされている。
風の彩り・・・それはこの雨の時期に不似合いの爽やかさ、思わず爽やかな風に目を閉じて身を任せてしまう私。
この彩このまま吹いていて、そう言ってみたけれど、
彩りはひと夏の恋のように直ぐに消滅してしまう。
風
雨の季節
梅雨の中で吹く風はぐちゃぐちゃ
自由を奪い
身体を濡らすし
もう好き放題の勝手・・・
手がつけられない子供 . . . 本文を読む
彩り
いつもは濃い灰色の陽射しに遮られ、
夏色がくすんで見えるのに今日の風には彩があってひんやりとしている。
西の地平に見える淡い青、拡がる灰色が白で薄められ、太陽の光がその白布を通し陽炎になって見える。
彩りは風の薫るテラスで味合う深い夏色の一杯。
梔子
雨の中で咲き始めた夏の一花梔子
その香り
その匂い
風呂上り女の香り
擽る余韻
そう
・・・
私の美しさはこの匂い
漂う
ときめく
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