.夜の女王様?が昼間にお仕事
先々週と先週に続いて3週連続となる~東北3連荘の最終回は583系で走る、臨時快速〔あいづ〕を狙いに磐越西線へ出撃します。5月の連休までは485系で走っていたやつです。
今回の出撃は8/13~15と、ちょうどお盆休みの帰省週間なので、何処も混みあって鬱陶しいですが、帰省のための臨時列車として運転される(一般の乗り鉄の他に、人間のクズ:転売屋が指定券を押さえてしまって本来の帰省客が乗れないらしい)ので、ここはそういうもんだとして割りきってまいりましょう。
改造車を除いて6月で引退した
485系が昼の王様 なら、さしずめ
583系は夜の女王様 とでも言うのでしょうか? 今回の記述では何度かこの女王様の表現を使います。
その
夜の国鉄特急色を追いかけて東へ北へと出撃が続いています。
.最悪の静岡地獄に見舞われる?
初日は移動のみになり、東海道線を日中に東進し、東北本線を北上するいつものパターンなのですが、次の日の仙台からの送り込み回送を何処で撮るかで、仙台泊りか福島泊りかに分かれます。
仙台泊りとした場合、18きっぷ鈍行乗り繋ぎでは福島(藤田)が最終地となるので、福島→仙台は、23時台の最終の新幹線に乗る必要がありますが、そこまでして仙台まで行く必要も無かろうとのことで、今日の終着地は福島にしました。
順調に浜松まで来たのですが、浜松を出たところで「
この先の清水-草薙間に於いて、列車と人との触車事故があったため、運転を見合わせており、当列車も運転を見合わせる場合があります。」とアナウンスが入り、何やら嫌な予感。
そして金谷駅で突然止まって動かなくなりました。
金谷で15分ほど止まった後、運転再開をしたものの、1駅進む毎に
「この先列車が詰まっております。」と5分~10分ずつ止まり、結局静岡には約1時間遅れで到着。
運転再開後に遅れがどんどん増えるとか、どんだけ列車司令が未熟なことでしょう。
しかも静岡から乗った沼津行きは途中の富士で運転を打ち切ってしまい、後続の熱海行きに降りた乗客を押し込んで熱海まで211系で立ちっぱなしと最悪(過去にはもっと最悪があったかも知れないが最近ではかなり最悪)の
静岡地獄となりました。
後で目撃者のツイート(グロ画像なし)によると、人の形が大の如く木っ端微塵に飛び散った。とあったので、肉片処理に余分に時間が掛かったのは分かりました。
これで当初の予定の黒磯20:46の列車には乗れなくなり、仕方なく1本遅らせて黒磯22:00の最終で下ります。
.初めての南東北ホリデーパス+新幹線で追っ掛け撮影
東北への往復は青春18きっぷを利用しますが、中日はほぼ福島県内しか移動しないので、普通乗車券でもよかったのですが、夜は仙台泊りなので、南東北ホリデーパスを利用することに。
昨夜は結局南福島で泊まったので、地元の福島交通のバスで福島駅までやってきました。
これは南福島駅から1番電車に乗ると福島駅での乗り換え時間が数分しかなく、その間に一旦改札を出て、ホリデーパスを買うような時間がないからです。
朝の送り込み回送は越河が既にかなりの人とのことで敬遠し、藤田で下車。
いつもの場所に来てみたのですが、誰もいません。その後練馬ナンバーの車が来て2人だけなのですが、理由は線路脇の草がぼうぼうに生えているから。
しかし歩き鉄なので、もう他の場所へ移動する事はできません。
天気も上々なので、生中継+特撮+動画+一眼カメラの4台体勢にしたのですが、また見事に一眼カメラのシャッターが下りてませんでした。何度も動作テストをしてシャッターは切れてたのに、ホント本番に弱い。ワイヤレス方式をを辞めてワイヤード式にするしかないか、一眼レフの撮影は行なわないか
(上の写真は例の如く、動画からの切り出しです。)
撮影後は、藤田8:50発の福島行きに乗り、福島からは新幹線でひと駅だけ飛びます。
福島駅では583系が停まっていたのですが、普通の到着が2分ほど遅れたので、撮ってる余裕などなく、大急ぎで新幹線に乗り換えますが、ホリデーパスでは新幹線には乗れないため、一旦改札を出て切符を買い直します。
そして新幹線を14分で乗り終えて、次は〔あいづ号〕の約30分前を走る、郡山9:40発の磐越西線下り電車に無事乗れ(座れ)て、撮影地を選びながら進みます。
今日は天気が良いので、光線的には翁島以西でないと厳しいのですが、駅から下車して25分後にやって来るので撮影地には間に合いません。
そのため今日は川桁のカーブで磐梯山を入れたケツ打ちアングルで陣取り、朝と同じくカメラ4種類体勢で待ちます。
今度は全台問題なく作動し(映像の出来よりも、ちゃんと動作するか否かに注意しなければならないのが辛い)順光でゲット。
そのまま次の撮影地へは行かずに、一旦会津若松駅に向かいます。
会津若松駅でしばしの昼寝をする夜の女王様に、たくさんの働きバチ(働いてないのも居るか)、じゃなくて鉄道ファンがカメラを向けていました。
そして午後の返しも定番の磐梯町-翁島の定番で撮影。磐梯山が昼から曇ったので、撮影者は晴れていた広田駅西側のストレートに集中したようで、485系の時の混雑ではありませんでした。
更に撮影25分ほど前になって保線係員による線路脇の撮影者の排除が行われ、ふて腐れた数人が別の撮影地へ急きょ移動して行ったのか撮影自体を諦めたのか、この場を去っていきましたが、そこまでしてカブリ付き写真が撮りたいのでしょうかね。
天気も列車の通過が近付いてくると曇ってたのが少し晴れてきて、まずまずのコンディションの中、通過していきました。立秋を過ぎて、秋の雰囲気が漂います。
撮影後は今夜の滞泊地である仙台まで移動ですが、郡山からは2本とも701系の乗り継ぎという大嫌いなパターンで、仙台に着く頃には腰が痛くなってました。
仙台に着いたらお楽しみが半田屋で晩飯とするのですが、楽天の試合がちょうど終わって、ヤキ豚たちが大勢帰る時間に当たってしまい、半田屋も大混雑。ここで安い飯食わずに野球場で高い飯でも食っとけや豚どもがと思いたくもなります。これで630円(東北価格)は安い。
ことごとくサンドイッチマンのデブみたいな奴が店内に溢れる姿は一見の価値があり・・・ませんね。
.2日連続で新幹線追っ掛け撮影
8/15旅程3日目は午後から帰路になりますが、午前中は頑張って2ヶ所で撮るため、昨日同様に福島→郡山を新幹線で飛んで追っ掛け撮影とします。
天気予報では、曇のち昼から雨というものでしたが、朝から快晴です。
昨日は福島県側で撮ったので、今日は宮城県側で撮ることにします。
槻木-岩沼は先週も来たので、白石-東白石で撮ることに。
予想より遅れてやって来ました。今日も生中継+特撮+動画+一眼カメラの4台体勢で撮ります。
気になる足回りの下草ですが、誰かが2両分ほど刈ってくれてるので、前2両はキレイに収まりました。
(1コマ前がベストショットかな)
撮影後は急いで駅へ戻って8:29発の福島行きに乗ります。途中の越河では8人ぐらいの撮影者が乗って来ましたが、6両編成なのでバラけたため車内は硫黄な雰囲気にはなりません。
ここから昨日と同じ列車で追っ掛けパターンをなぞります。
まもなく福島到着ですが、今日は遅れていないようなので、福島で1分程度の余裕がありそうです。1番線に止まっているのが見えます。
ということで、福島駅1番線に停車中の女王様をパチリ。
サイドからのスナップ。往年の〔はつかり〕〔ひばり〕の雰囲気が甦ります。後で見直すたびに後ろの排気ダクトがうざい。
余韻に浸る暇もなく、2分で階段を上がって改札口を出て、新幹線の切符を買います。既に後ろに連結する〔つばさ128号〕の入線放送が聞こえています。
福島から1駅だけ新幹線に乗るケースは今までも何回かあります。今日はお盆のUターンラッシュということで、地元のテレビ局も来ていました。しかしホームは昨日の方が混んでたので、取材陣も空振りを食らったようです。
〔やまびこ128号〕は福島を583系の回送が出た1分後に出発するのですが、駅南側の荒川はちょうど583が通り終えた後で、堤防に撮影者が数人いました。南福島駅の手前で583系を抜き去ります。
郡山から磐越西線で1駅進んだ喜久田で窓に雨粒が・・・、天気予報が悪い方に外れたというか、降るのが早まったようです。
そこで、晴れると逆光になるのですが、光線が関係なくなった関戸-川桁で撮るべく関戸で下車。何やら大学生のグループでしょうか?合宿かなんかで十数名が下車。
駅を降りてスマホの位置情報をONにすると、いきなり
「雨雲情報」の通知がなります。雨雲レーダーを見てみると、現在猪苗代湖の西側にある雨雲が、列車の通過時刻となる10:50分台にちょうど上空を覆うという悪い知らせが。
このため生中継と特撮は行わず、一眼カメラと動画のみでセッティング。
雨はパラパラという程度で傘の必要もないほどだったのですが、やっぱり暗い。
大勢の撮影者が踏切脇で超望遠でかぶりつきアングルで構えてましたが、ここは線路から15mほど離れた位置から首カックン狙いで捕獲。撮り上がった写真を見て、「あれ、カメラがいがんでた?」 いや、架線柱は水平です。
一応ケツ打ちもしましたが、こちらはこんなものかな?
これにて撮影終了、あとは帰路につきます。
.まさかの静岡地獄再襲
撮影を終えたところで、パラパラだった雨が霧雨状でじとっと降る感じに変わりましたが、傘をさす程でもなかったです。私の庭と化した猪苗代町を歩きます。
帰りの電車までは1時間半ほどあるので川桁駅まで歩き、何とか座って郡山まで戻ります。天気も明るくなってきました、もう撮影しないので関係ないけど。
ここからは先週と同様に東北新幹線で那須塩原まで行き、那須塩原からは在来線を乗り継いで帰ります。東北本線の大嫌いな満員の701系&黒磯乗り継ぎを回避するためです。
郡山工場にはわずかに485系の姿が見えました。解体待ちの中間車でしょうか?写真では651系の左側に僅かに国鉄色が見えます。
しかし、那須塩原から乗った宇都宮行きが関東へ帰るUターン帰省客で一杯、ここだけ立ちました。先週は座れたんですがね。
宇都宮から乗った列車もグリーンの階下席が小山迄にほぼ満席になるという、普段の3倍程度の乗りでしょうか。
これで、あとは沼津からホームライナーで浜松まで楽々通過して313系に乗り継げば帰路もほぼ終わりと思った矢先。
「大雨のため、この先の由比-興津間で徐行運転をします。」
まぁね、去年だか崖崩れで1週間ほど不通になった区間だから心配だわな。浜松で接続列車を3分待たせてくれればいいから。と余裕でした。
静岡に12分遅れで着いたのですが、これで大丈夫と思っていたら甘かった。
途中の掛川にも12分遅れの21:01に着いたのですが、なかなか発車しない。30分経っても何の動きもない。
無線機を取り出して交信を聞くと
「袋井-掛川間、降雨運転中止」と通告した後、無線自体全く行わなくなりました。
程なく駅の構内放送で、
「回復見込みが分からないため、名古屋方面へお急ぎの方は新幹線をご利用下さい。」と。当然乗車券と特急券は乗客持ちで。
何人かがブチ切れて駅員に詰め寄ってましたが、人数が少ないのと、結構手慣れた感じで18乞食、いや乗客をあしらっていたので、ここで駅員に詰め寄ってる時間があったら、1本でも早い列車に乗って急ぐしかないと判断、今日3度目となる新幹線の切符を買って改札を通ります。
私の前で切符を買っていた兄ちゃんが改札を通る時に
「ピヨ、ピヨ」と鳴ってたので、あぁそういう手もあったのねと。
でも自分の場合はクレジット購入+切符を手元に残す+豊橋で乗り換え改札を通るので、ピヨピヨはまずいです。
もう少し判断を早くしていれば、掛川-浜松だけで済んだかもしれないですが、後の祭り。
掛川から豊橋まで約30分の新幹線の旅、あ~あ、痛い出費です。お姉ちゃんもか?
雨は更に強くなり、新幹線の車体をバラバラと音を立てるように打ち付けます。
そして豊橋に着いて在来線の快速に乗り換えた途端に
「不通区間を通過の乗客全てに新幹線振替扱い」の情報が入って来ました。何だと!
つまり掛川以東に残っている乗客は青春18きっぷも含めて新幹線で振替輸送するということで、それならさっさとやっとけよ!と怒りが倍増します。
しかし、その数分後に
「東海道新幹線 運転見合わせ」のニュースが、多分オリンピック中継とか見てた人にもNHKの速報字幕などで見た人も多いと思いますが、そんな状況で、せっかく無料開放された新幹線に乗れたのに缶詰、だった人も結構いたようですね。
本当に運気を繋ぐような旅を皆さんされていたようです。
家に着いたのは午前様でした。
今日使った3枚の新幹線乗車券+特急券。東白石の撮影だけにして磐越西線に寄らずに帰ってきてたら買う必要の無かった切符です。それに3枚目の余分な出費までさせられて、来月末の引き落としが恐い。(JR:ウッシッシー、だから青春18きっぷは辞められねぇぜー)
行きも静岡地獄、帰りも静岡地獄。 もう静岡なんか通るか!
こうして最後はハチャメチャの怒涛の3週連続東北遠征が終わりました。東北地方は来月頭にわくドリでまた出撃を企てています。