.予定を組み替えて石北方面へ
撮影2日目となる2/19(土)は、当初の予定では釧路近辺でSL湿原号や特急おおぞらを撮影する予定でしたが、2/21(月)におおぞらと北斗を兼ねた撮影で室蘭本線・石勝線周辺で撮ることにして、予定を宗谷本線のラッセルなどの撮影にすべく、新得町での撮影を終えた後に富良野経由で旭川に到着しました。
しかし20日以降の天気予報がどうも悪そうで、晴れる日が明日2/19しか無さそうなため、2/20に予定をしていた石北本線方面を先に撮影することにして、さらに旅程を組み替えることにしました。こういう事があるので、予め宿を取る旅程が組めないんですね。
旭川から稚内方面なら何度かラッセル撮影で走っているのですが、北見方面へは冬場は走ったことがないため、時間的な見通しができないので早々に出発することにし、旭川では結局ネットカフェでシャワーを浴びて3時間程休憩をしただけにして、午前0時半に出発しました。
真冬の夜間に大雪の峠超えをするのはさすがに運転もしんどいと思うので、20kmほど遠回りになりますが、旭川紋別道路を走る事にしました。無料の高速道路なので、クネクネと39号線を走るよりは楽かと思ったからです。図の青いルートが国道39号線、灰色のルートが旭川紋別道路経由です。
上川から先は「凍結50km規制」が出ていましたが、遠軽まで2時間、留辺蘂まで3時間程で到着。西留辺蘂にあるローソン隣の広い空き地?で2時間ほど休憩して夜明けを待ちます。
.遂に氷点下22度の世界へ
遠軽から留辺蘂へ向けて走っている時に、道路脇にある温度表示が-21℃と表示されており、車に付いている温度計を見たところ、やはり-21℃を示していたので、かなり車の温度計は正確なんだなと思って信頼しておりましたが、朝6時を回って更に1度下がって-22℃の表示になりました。放射冷却でもっと下がるのかも。
西留辺蘂の西側にあるカーブの踏切に到着。
太陽が出てきましたが、気温は-22℃のままです、実は2017年の出撃の時に、旭川から稚内に向かっている途中に士別市内でやはり温度計が-22℃を示した事があったので、どんなものかと車から出ようとしたのですが、3秒で撃沈。恐ろしく寒くて体半分出しただけですぐに車のドアを閉めました。その時の寒さの記憶があるので、どれだけ寒いのか分かっているのですが、今回は撮影のため車の外で最低5分は居ることになります。写真を撮るだけなら踏切が鳴ってからカメラを持って車の外に出ればいいのですが、ビデオパン撮影をするため、三脚を立てて「水平出し」の作業が必要ですし、踏切が鳴り始める音も入れるとなると、列車の通過の結構前からカメラを回す必要があるので、それの画角調整作業のためには余裕を持って10分前にはスタンバイしたところ。
意を決して車の外に出ました。・・・・・・あれれ、そんなに寒くない。
外へ出ると全くの無風状態、確かにキンキンと冷える感じはしますが、以前感じた恐ろしい寒さはなぜかありません。
三脚を立てて、パン撮影の準備をして、寒かったら一旦車に戻ろうと思ったのですが、結局そのまま外で待機できました。風が吹いていないという事がどれだけ有難い事か実感しました。
7:08 183系による特急〔オホーツク2号〕がやってきました。
正面から撮ると完全逆光になりますが、後追い側で撮れば顔だけですが順光になります。
7:17 続いて遠軽発網走行きの普通 4653Dがやってきます。
単行かと思いきや、豪華3両編成でした。ちょうど北見地域の通勤・通学輸送を担っているからでしょうか。
2本撮影して次の場所に移動します。結局-22℃の外に30分も居ました。
.憧れのたまねぎ列車 直線撮り
たまねぎ列車については牽引機がDD51の時代に2度ほど来たことがありますが、いずれも常紋峠での撮影に終始し、北見盆地での平らな所での撮影の機会はありませんでした。機関車は変わっても、一度ストレートの区間で順光撮影してみたかったので、今日の2ヶ所目は留辺蘂ー相内で撮ることにしました。
8:30 まずは西留辺蘂発の下り4657Dがやってきます。送り込みとなる西留辺蘂行も逆光ながら撮りました。
なお西留辺蘂駅は単線ホームのため、この駅で折り返しをするのではなく、次の金華信号所まで行って折り返すので、先ほどのカーブの場所でも撮ることはできます。
8:45 いよいよやってきました8071レ
雪煙を上げてたまねぎ列車(回送)がやってきました。快晴・バリ順で最高です。
雪煙のため後方の機関車は残念ながら見えませんが、もう通った瞬間に感動物です。しかし鉄道写真を撮りに来たのではないので、ここで興奮するのではなく、落ち着いてカメラをパンして列車が通り過ぎるまで録画を続けます。
完全に列車が通り過ぎて踏切が鳴り止んで、録画ボタンを止めるまでが勝負なのです。録画ボタンを止めてようやく「ハァ~、やったぜ!」
9:12 最後は今日2本目となる、183系の特急〔大雪2号です〕
こちらも西へ向いて進むため、正面は影になりますが、側面が日を浴びて美しく光ります。
気温も-15℃まで上がってきて、寒さもいか程か和んだ感じは・・・しませんでした。
これで北見地区での撮影は終わりにして、来た道を逆方向に帰ることにします。
10:52 途中の生田原の山の中で下り特急〔オホーツク1号〕を撮影、261系ラベンダー編成でした。
気温も-5℃まで上がってきて、結構温かく感じるところがもう感覚マヒでしょうか。
ということで、自身2度目の-22℃を体験して、しかも外で30分もじっと列車の通過を待つとか、通常では考えられない経験をしました。基本的に寒いのは苦手なので冬の季節は大嫌いなのですが、甘い物だけは別腹、いや冬の北海道だけは別です。
この日の午後の模様は次の記事で。
撮影2日目となる2/19(土)は、当初の予定では釧路近辺でSL湿原号や特急おおぞらを撮影する予定でしたが、2/21(月)におおぞらと北斗を兼ねた撮影で室蘭本線・石勝線周辺で撮ることにして、予定を宗谷本線のラッセルなどの撮影にすべく、新得町での撮影を終えた後に富良野経由で旭川に到着しました。
しかし20日以降の天気予報がどうも悪そうで、晴れる日が明日2/19しか無さそうなため、2/20に予定をしていた石北本線方面を先に撮影することにして、さらに旅程を組み替えることにしました。こういう事があるので、予め宿を取る旅程が組めないんですね。
旭川から稚内方面なら何度かラッセル撮影で走っているのですが、北見方面へは冬場は走ったことがないため、時間的な見通しができないので早々に出発することにし、旭川では結局ネットカフェでシャワーを浴びて3時間程休憩をしただけにして、午前0時半に出発しました。
真冬の夜間に大雪の峠超えをするのはさすがに運転もしんどいと思うので、20kmほど遠回りになりますが、旭川紋別道路を走る事にしました。無料の高速道路なので、クネクネと39号線を走るよりは楽かと思ったからです。図の青いルートが国道39号線、灰色のルートが旭川紋別道路経由です。
上川から先は「凍結50km規制」が出ていましたが、遠軽まで2時間、留辺蘂まで3時間程で到着。西留辺蘂にあるローソン隣の広い空き地?で2時間ほど休憩して夜明けを待ちます。
.遂に氷点下22度の世界へ
遠軽から留辺蘂へ向けて走っている時に、道路脇にある温度表示が-21℃と表示されており、車に付いている温度計を見たところ、やはり-21℃を示していたので、かなり車の温度計は正確なんだなと思って信頼しておりましたが、朝6時を回って更に1度下がって-22℃の表示になりました。放射冷却でもっと下がるのかも。
西留辺蘂の西側にあるカーブの踏切に到着。
太陽が出てきましたが、気温は-22℃のままです、実は2017年の出撃の時に、旭川から稚内に向かっている途中に士別市内でやはり温度計が-22℃を示した事があったので、どんなものかと車から出ようとしたのですが、3秒で撃沈。恐ろしく寒くて体半分出しただけですぐに車のドアを閉めました。その時の寒さの記憶があるので、どれだけ寒いのか分かっているのですが、今回は撮影のため車の外で最低5分は居ることになります。写真を撮るだけなら踏切が鳴ってからカメラを持って車の外に出ればいいのですが、ビデオパン撮影をするため、三脚を立てて「水平出し」の作業が必要ですし、踏切が鳴り始める音も入れるとなると、列車の通過の結構前からカメラを回す必要があるので、それの画角調整作業のためには余裕を持って10分前にはスタンバイしたところ。
意を決して車の外に出ました。・・・・・・あれれ、そんなに寒くない。
外へ出ると全くの無風状態、確かにキンキンと冷える感じはしますが、以前感じた恐ろしい寒さはなぜかありません。
三脚を立てて、パン撮影の準備をして、寒かったら一旦車に戻ろうと思ったのですが、結局そのまま外で待機できました。風が吹いていないという事がどれだけ有難い事か実感しました。
7:08 183系による特急〔オホーツク2号〕がやってきました。
正面から撮ると完全逆光になりますが、後追い側で撮れば顔だけですが順光になります。
7:17 続いて遠軽発網走行きの普通 4653Dがやってきます。
単行かと思いきや、豪華3両編成でした。ちょうど北見地域の通勤・通学輸送を担っているからでしょうか。
2本撮影して次の場所に移動します。結局-22℃の外に30分も居ました。
.憧れのたまねぎ列車 直線撮り
たまねぎ列車については牽引機がDD51の時代に2度ほど来たことがありますが、いずれも常紋峠での撮影に終始し、北見盆地での平らな所での撮影の機会はありませんでした。機関車は変わっても、一度ストレートの区間で順光撮影してみたかったので、今日の2ヶ所目は留辺蘂ー相内で撮ることにしました。
8:30 まずは西留辺蘂発の下り4657Dがやってきます。送り込みとなる西留辺蘂行も逆光ながら撮りました。
なお西留辺蘂駅は単線ホームのため、この駅で折り返しをするのではなく、次の金華信号所まで行って折り返すので、先ほどのカーブの場所でも撮ることはできます。
8:45 いよいよやってきました8071レ
雪煙を上げてたまねぎ列車(回送)がやってきました。快晴・バリ順で最高です。
雪煙のため後方の機関車は残念ながら見えませんが、もう通った瞬間に感動物です。しかし鉄道写真を撮りに来たのではないので、ここで興奮するのではなく、落ち着いてカメラをパンして列車が通り過ぎるまで録画を続けます。
完全に列車が通り過ぎて踏切が鳴り止んで、録画ボタンを止めるまでが勝負なのです。録画ボタンを止めてようやく「ハァ~、やったぜ!」
9:12 最後は今日2本目となる、183系の特急〔大雪2号です〕
こちらも西へ向いて進むため、正面は影になりますが、側面が日を浴びて美しく光ります。
気温も-15℃まで上がってきて、寒さもいか程か和んだ感じは・・・しませんでした。
これで北見地区での撮影は終わりにして、来た道を逆方向に帰ることにします。
10:52 途中の生田原の山の中で下り特急〔オホーツク1号〕を撮影、261系ラベンダー編成でした。
気温も-5℃まで上がってきて、結構温かく感じるところがもう感覚マヒでしょうか。
ということで、自身2度目の-22℃を体験して、しかも外で30分もじっと列車の通過を待つとか、通常では考えられない経験をしました。基本的に寒いのは苦手なので冬の季節は大嫌いなのですが、甘い物だけは別腹、いや冬の北海道だけは別です。
この日の午後の模様は次の記事で。