六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

約四半世紀ぶりの近鉄一般車両新造

2022-05-20 | 交通その他

         ↑ 近鉄HPより抜粋
 .ようやく始める旧車の置き換え話
 さる5月17日に近畿日本鉄道(近鉄)より公式発表があり、昭和40年代に製造された約450両の車両について、必要な分を新造車両で置き換える旨のアナウンスがありました。
 新型車両は白をベースに鮮烈な赤を配すということで、昭和中期以降の近鉄の伝統色であったえんじ色に近い『近鉄マルーン』から少し脱却して、名鉄の新車に近い赤色になっています。まぁ前回の「シリーズ21」が出た時点で、伝統色のマルーンからは既に脱却していましたが・・・
 第1陣は2024年度で、奈良線系統に4両×10編成の40両を投入ということ。
 そこでどの形式が置き換えになるかの対象を上げてみました。

 上の表が昭和40年代に製造初年がある近鉄通勤車の一覧で、全部を上げると542両にもなりますから、今回の対象が450両ということなので、それよりも80両近くが対象外となります(多分8600系辺りか?)
 この中で最も古い形式が奈良線の主力であった8000系で、200両以上の大所帯を誇った形式でしたが、徐々に廃車が進んで、既に2両固定編成は全滅、4連と6連の8編成34両が残存しています。投入される40両で全て消滅となりそうです。残りの6両分は8400系2編成あたりとなりそうです。

 .名古屋線に新車が入るのは相当先?
 今回発表された新車の仕様は4両固定編成となり、まずは奈良線系統に投入し、その後は大阪線の2410・2430系辺りを置き換え、続いて急行系の2610系などを置き換えることになると思われます。
 名古屋線の所属車両を見てみると、化石に近い1810系がいまだに元気に急行として走っていたり、旧型車両の部品を流用して造った1010系や、大阪線から転属してきた2430系などが走っていますが、これらは編成が2~3両と短いため、新車に置き換えになることは無いでしょう。一方急行用の2610系や2800系はJR東海とのサービス競争のためL/C改造された比較的製造年度の新しい車両なので、これも置き換えの順番は遅くなると思われます。
 シリーズ21が入った時も、わざわざ名古屋線内で試運転までしていたのに、結局投入はされずに終わりましたからね。
 おそらく先に南大阪線系統の6020・6200系を置き換えてから、最後に名古屋線の急行用の4連を置き換える形になると思われます。
 そうすると最もボロい1000・1010などはどうするかというと、これまでの経緯からして、奈良線や大阪線に残っている8800・8810系辺りからT車を1両抜いて3連化して名古屋線に持ってくるのではと予想しています。「必要な分だけ」と言っているので、3連の名古屋線一般用向けにわざわざ新車を造ることなどはしません。私個人としては名古屋線の急行系では最悪車両である1211F・1212Fの4連2編成をまず駆逐してほしいと思いますがどうでしょうか? 異形式混結の珍編成なのでマニアの人たちは怒るでしょうがw

 新形式になると、①一般用と②トイレ付の急行用 そして③狭軌の南大阪線用の3つの形式になるのではと思われます。
 形式番号をどうするのかも楽しみですね。近鉄お得意の差し込み方式で、どこかの空き番に差し込んでくるのか、まさかの4000番台などを名乗り・・・はいないか。
 1810系が4両だけなので、ダイヤ改正で運用減にして余らせた2連のインバータ車(1230系など)を名古屋線にぶち込んで形式消滅させれば、1800番台が空くので、その辺りに落ち着くのかも知れません。4両固定編成なので、1800(Mc)ー1950(T)ー1850(M)ー1900(Tc) のような感じで。
 いずれにしても1810系などの残存車両は早めに記録しておかなとね・・・・
コメント
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