六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

カシオペア紀行撮影 青森・宮城へ出撃

2016-07-14 |  出撃 at 東北地方
 3月のダイヤ改正で運行を終了した寝台特急〔カシオペア〕号ですが、関係各所の努力で限定ながら上野-札幌間で復活運行してくれることになり、撮影魂に火が付いたようです(中火ですけど)
 撮影の狙いとしては
  1.道内でDF200牽引は初めての走行
  2.青函間でのEH800牽引も初めての走行
  3.久しぶりとなるEF81牽引での東北本線内走行
この3点が挙げられますが、そのどれを選ぶかで悩ましいところですが、折からの天候の悪さが行き先をすんなり決めることとなりました。
 北海道は寒気の影響で局地的に大雨・・・この気象情報が決定打となりました。
 というのも、以前夏の北海道出撃で4日中3日が雨という最悪の経験が脳裏をよぎったので、直前で飛行機運賃も高いし、選択肢の1.は捨てて、2.と3.狙いで東北へ行くことに、夜間の移動・待機があるので名古屋まで電車、そこから先は全行程レンタカーとして、昨年の北斗星撮影よろしくロングドライブ強行出撃します。

 .下りEH800牽引シーンを狙う
 青森-五稜郭間はJR貨物のEH800が牽引するので、これを何とか撮りたいところです。従前なら蟹田付近の海沿いで日の出を迎えて、順光で下るシーンを期待していたのですが、時刻を調べて唖然、青森の発車時刻が1時間繰り上がっています。
 やばい、蟹田だと真っ暗だ、どうしよう。
 しかも天気予報は悪い側に外れており、雨が止みません。ツイートには中小国信号場停車中を撮影とか書いているのですが、やっぱり走行中の映像が撮りたいという贅沢な欲望を叶えるべく、出来るだけ北へ進むことに。
 結局本州最北端の電化区間撮影地となる、青函トンネル口まで来てしまいました。あとは撮影できるだけの光量があるかどうか。

 3:20 車の中で待つこと1時間、雨が上がったので、セッティングしますが、まだ真っ暗です。中小国の発車は3:50頃と聞いているので、何とか明けてくれないかな・・・そして

 4:07 ボーボーと接近警報音が鳴り響き、プァ~ンとタイフォンの音が。えっ、電車?と一瞬錯覚になりましたが、やってきましたEH800牽引のカシオペア。青函トンネルに入る瞬間はピーと汽笛を鳴らして入っていきました。一コマ前のがベストショットでした。
 何とか撮影した後、また雨が降ってきたので、車を下の駐車場まで動かして朝まで仮眠します、名古屋から19時間ほとんど休みなしで走ってきたので、すぐに爆睡。
 せっかくですから、朝起きて北海道新幹線の写真も撮ることにします。

 8時台が強めの雨だったので2時間待って10時台の新幹線を撮影しましたが、ワゴンタクシーから降りたオッサン達がざわざわと、「俺ここの補強材注入してんでぇ~」とどうやら工事関係者が観光を兼ねた再訪のようです。

 午後は明日の撮影へ向けて南下するのですが、田舎館村と秋田内陸などで撮影して国道13号を南下することに。

 秋田内陸縦貫鉄道の有名スポットである、阿仁川のデッキトラスで1枚、ちょうど雨が上がってラッキー。

 少し角館よりに進んだ所で、上り列車を捉えます。オリジナル色が来てラッキー。

 .上りEF81牽引シーンを狙う
 月曜日は1日年休を取って、東北本線を上ってくる返しの列車を撮ります。
 福島に8時過ぎであることから、どのみち大半の場所で正面は影になるので、数少ない順光撮影地は激込みが予想されることから敬遠し、それ以外の撮影地で選択。
 数年ぶりに馬牛沼の撮影地へ行くことにしました。

 アングルは定番の俯瞰アングルですが、本番の列車が来るまでの間は日が当たってるサイド側から撮って遊びます。

 7:44 「上り接近」の列警が鳴って約1分半、パーイチの唸りが聞こえてきて、さすがに勾配がきついのでゆっくりと通過していきます。
 月曜の朝ということもあってか、ギャラリーは30~40名程度、2ヵ月で8回ほど走るので、そこまで混雑はしていませんでした。

 .帰路に磐西・信越で撮影
 朝8時で本番撮影を終えたので、帰りがてらに沿線の磐越西線の非電化区間や信越本線での撮影をします。

 最初に来たのが荻野-尾登の川から見上げる場所ですが、かなり線路脇の木が伸びていました。

 次に来たのが、SL撮影で有名な尾登駅北側のカーブですが、この時間帯は光線的にインカーブから、ちょうど咲いている花を入れて撮ってみましたが、肉眼でみるよりは花が印象薄くなっています。

 次に訪れたのは、橋が架かって環境が変化した徳沢-豊実間の場所で、橋が架かった事で南側の対岸からの撮影は出来なくなりましたが、橋の上から楽に撮影できるようになりました。

 磐越西線で最後に寄ったのは北五泉-新関間の直線区間で、最初は駅近くの踏切付近に行ったものの、下草が伸びていたので、結局駅から離れた場所へ移動、下草なくスッキリ収められました。
 続いて信越本線の撮影に移ります。
 時間が押してきたことから1箇所に絞り込み、昨年日中に一度来た東光寺駅の、今度は西側から撮影します。

 17:49 到着してすぐに来たのが新井快速。N編成3連でしたが、既に速度が乗っていたのか、あまり爆音感がなく、あっさりと通過していきました。

 18:01 続いて線路から少し離れた場所で待機、下り457MがN編成×2の6連で出て行くのを後追い撮影。

 18:46 日没前に急に光線が弱まってきた中、糸魚川快速が通過。光量は落ちましたが、ボディの白い部分に夕陽を反射した独特の写真が撮れました。

   お ま け 

 今回の出撃のお供は2月に北海道でも使ったヴィッツ。本来は最近のお気に入りであるハスラーを予約していたのですが、前客が延長したのでしょう、車両のやり繰りができず、「Sクラスを1日3,000円でレンタルしますので…」ということで割安に借りることができました。(ハスラーは軽なのですが、料金はSクラスと同じ1日5,000円)
 でもヴィッツはリクライニング角が浅いので、車中泊は辛いです。最悪だった初期タイプに比べればKAIZENされてますが。

 今週末はわくドリ撮影で再び青森出撃を計画してましたが、雨・強風の予報なので出掛けるのは中止としました。




コメント
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