気楽にとり(鳥&撮り)歩き

近場で身近な野鳥たちを観察しながら撮影しています。

猫に気をつけて! シジュウカラの若

2018年07月10日 | シジュウカラの仲間
まだ幼いシジュウカラの若鳥。
クリクリの黒目は、好奇心で輝いているかのようです。

成鳥になると、黒い頭部にまぎれてしまい目が写りにくいシジュウカラですが、
まだ頭部が灰色がかった色をしているので、黒くて丸い目がはっきりみえます。

















この辺りは野良猫が多いので、草むらに降りているとちょっと心配になります。
野良猫の餌食になる巣立ち雛や幼鳥も少なくないようです。
弱肉強食は自然界の掟ですが、もともと猫は野生動物ではなく、
人間に捨てられたペットなので、野鳥が犠牲になるのは複雑な気持ちです。

万が一、ご自宅で飼育しているネコが、開けた窓からうっかり外にでてしまい、
野鳥を狩って家に持ち帰ってきたら、飼い主さんは、どうされるのでしょう。
その鳥がまだ生きていたら、ぜひ、すぐに動物病院に運んでいただきたいです。
絶滅危惧種や稀少な海外からの迷鳥の可能性も考えられます。
飼い鳥ではなくても、その野鳥を眺めて愛でて心を和ませている者も少なからずいるのです。

以前「トリビアの泉」という人気番組でも紹介されたお話ですが、、
1890年代、ニュージーランドの無人島に灯台が建設されることになり、三人の灯台守とその家族が移住したそうです。
ペットとして飼われていた猫たちが半野生化し、時折、飼い主のところへ見たこともない小鳥を狩ってきました。
何か非常に珍しい鳥ではないかと気づいた灯台守は、鳥類学者のもとにその鳥の標本を送ります。
予想通り、その鳥は、いまだ誰も見たことのない新種の鳥であると断定されましたが、時すでに遅し。
調査団が島を探索した時には、その珍しい鳥は、猫たちによって絶滅させられてしまった後だったそうです。

幻の鳥は、島の名前から「スティーブ ンイワサザイ ( Stephens Island Wren)」と名付けられました。
名前から察するに、ミソサザイに似たかわいい小鳥だったのでしょう。

その後、スティーブン島で大繁殖した猫たちは、島の生態系を脅かす怖れがあるためすべて駆除されてしまったそうです。


シジュウカラ(四十雀)全長約14cm

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コメント (8)
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