アオサギのクチバシから長い舌が見えていました。シャッターチャンス。
あれ?よく見ると舌がゴツゴツしています。こ、これは!舌に何か刺さっている??
もしや、大きな魚を食べた際に、骨が刺さってしまったのでしょうか??
本気で心配になりましたが、当のアオサギはとても元気そうに見えます。
帰宅後、札幌在住のまつさんが運営する『アオサギを議論するページ』で調べてみました。
私と同じような勘違いをして疑問を抱いた方からのコメントを見つけました。
これは、間違いなく健康なアオサギの舌とのことです。
以下、青い字の部分にまつさんの返信コメントから引用させて頂きました。
「人間の舌と違ってのっぺりしてないのは、たぶん歯に替わる機能があるのではないか…」
「少なくとも餌を落とさないように引っかけることはできそうです…」
http://www.grey-heron.net/forum/19-morphology/
まつさんによると、この突起は、舌骨(ぜっこつ)とのことです。
舌骨は人の場合は奥のほうにありますが、鳥は舌の中心を通って先の方まで伸びているようです。
まつさん、ご親切にありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いします。
舌骨について調べてみると、鳥の他にも魚など食べ物を丸飲みにする種族は舌骨が下の先まで伸びているとのこと。
形は違いますが、アオサギだけでなく、カシラダカやカワラヒワ、ヒヨドリなど小型の鳥にも舌骨はあるそうです。
木の実や昆虫を丸飲みする際にも、舌骨が役立っているのでしょうね。
アオサギはかなり大きな魚でも丸飲みにしてしまいますが、
途中で戻すことなく飲み込めるのは、舌にこんな秘密があるからなんですね。
この日も湿度が高く気温も30℃近く上がったためか、アオサギは体温調節のために口から放熱していたようです。
私が観察していた数分間、ずっと口を開けたままでした。
おまけ画像。葛の花とアオサギ。
葛は秋の七草のひとつですが、生命力が強く10mを超す長さにまでツルをのばし、周りの草木を覆い尽くしてしまうほどたくましい植物です。
葛餅や葛湯、葛根湯など、食用や薬用にもなっている役に立つ植物としてもおなじみです。
葛とアオサギ、なんだかちょっと似ているような気がします。
アオサギは増えすぎて悪役扱いされることも少なくないですが、
こんなに大きくて立派な野鳥を身近で観察できるのは、やはり素晴らしいことだと思うのです。
アオサギ(青鷺)全長 90~98cm 体重 1020~2073g
本当に、見た瞬間、私も どひゃーー!(*_*;!!でした。
未消化の魚の骨が喉に刺さっているのでは??とか心配しましたが、
これがアオサギの舌だそうです。びっくりですね。
大きな魚を丸飲みにしても、舌の突起で押さえながらならうまくいきそうですね。
私も初めて見てビックリです。舌に鋭い突起があるとは・・・
ずっと口を開けたままで、よく見せてくれたので何枚も撮ってしまいました(^^ゞ
私は、カメラを向けると、グアッ!と文句を言いながら飛び去っていくことが多いです。
人間とカワウやアオサギ、なんとかうまく住み分けて共存できる道を探したいですね。
上手い方法を考えるのは、やっぱり人間の役目ですよね。
流石に鳥撮のロメオさんですね。凄い写真が撮れましたね。
ロメオさんにとっても満足の一枚ではないでしょうか。
嘴を閉じると丸まって引っ込んでいくんでしょうね、まさかこのままではないですよね。
それにしても凄いの一文字です。二文字目もまた凄い!
この舌の構造なら餌の魚を逃さないですね。
良く観察されていて感心いたします(^^)
それにしてもアオサギは存在感ありますよね。鳴きながら飛んでくると怪鳥が現れたかと思います(@@)
カワウもアオサギも増えすぎると人間にとって害鳥になるのですね。
なんとか知恵のある人間が工夫して、野鳥たちと共存できる方法を見つけてもらいたいですね。