笑うかどには福きたる

日常生活で見たこと、聞いたこと、感じたことを牧歌的にのんびりと書いています。

「軒を貸して母屋を取られる」

2009年01月17日 11時42分43秒 | 日々雑記
現在担当しているWEB講習でリンク設定の説明をしていた時のことです。
丁度「target="_blank"」の意味を話していて、いつものように「つまり『軒を貸して母屋を取られる』という状態ですね」と説明したのです。
ちなみにこの「target="_blank"」は、リンク元をクリックすると別ウィンドウにリンク先のページが表示される設定のことで、この設定をしない場合、例えばリンク集などで自分のページがリンク先に入れ替わってしまい、まさにユーザーをリンク先に「取られてしまう」とう結果になります。このことを私は講座で「軒を貸して母屋を取られる」と例えているのです。
で、ここで、これもまたいつものように「この『軒を貸して母屋を取られる』という言葉の意味がわからないゾという方。手を挙げていただけますか?」と聞きました。24名の受講者中10名ほどいました。。。。。(^^;)わぁ。。

ここ数年の研修で同様の質問をすると、かなりの割合でこの言葉を知らない受講者がいることにちょっと驚きます。別に知っているからエラい、ということではありません。私が思うにこれは生活スタイルが変化した結果だと思うのです。集合住宅の場合、まず「軒」がありません。ひょっとしたら「軒先」という言葉を知らない人もいるかも。。
そして「母屋」。「オモヤ」という音では漢字を思い浮かべることは難しいかもしれません。漢字がわかれば意味がわかるかも知れませんね。

で、この後必ず「では、ネットで『軒を貸して母屋を取られる、とは』と検索してみましょう」で締めます(^^;)
ちなみに『軒を貸して母屋を取られる』とは、家の隅っこを貸していたのにいつの間にか家を乗っ取られてしまうこと(状態)を言います。
これで受講者はことわざの意味を理解し、更にこのエピソードとともに「target="_blank"」が定着します。一石二鳥。メデタシメデタシ。。。。

それにしても、こんなちょっとした「ことわざ」すら死語になりつつあるとは(^^;)
わかりやすい表現も進化させないとね~、などと改めて思うセンセイ業であります。
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お正月明けの「ウェスト」

2009年01月12日 19時05分20秒 | 日々雑記
測ったわけではありませんが、あきらかに「肥えて」ます(^^;)
体重はさほど増えていないのですが(まぁ、ほんのちょっぴりはね)、自分のウェストを後ろから両手で触ると、「これわ、マズくないのか?」という感触です。
スーツのスカートは問題なく入りますし、モンダイは「何も」ないのです。でも「これわ、マズい」感触。。。

昨日見たNHK特集で、(生物的に)男性は女性を「目」で判断し、女性は男性を「記憶」で判断する、というようなことを言っていました。
男性は「自分の子供を生んでくれるかどうか」という基準を女性のウェストサイズを見て判断するそうで(正確にはウェストとヒップの比率)、番組によれば女性は10代で生理を迎える年齢でウィストが一番細くなるのだとか。男性の「目」はそんな「産ませるタイミング」を判断すように進化したそうですよ。
ちなみに女性の「記憶」による判断とは、生まれた子供を長期にわたり一緒にきちんと育ててくれる相手かどうか、つまり「約束を守る相手かどうか」を憶えるべく進化してきた結果とか。だから「女はナンデモ憶えている」って言われるのですね(^^)。

さて私のウェストの話に戻ると、「子供を生めるかどうか」という視線で見られたいとは全く思いませんが(^^;)、せめてこんな感じでいたいなぁ、という自分の美意識からは外れたくはないですよね。他人の目より自分の美意識です。だからこれでは「イカン」、のです。。

というわけで、今夜から運動&明日からダイエット、を心に誓ったのでした(^^;)
でも寒い時期のカロリーのお高い食べ物は、なんともかんとも美味しいものなのですよね~。。。あぁ。
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なにが「ヤバい」のですか?

2009年01月10日 17時04分22秒 | 日々雑記
私は自宅で作業をするときは、よくラジカセでテレビ音声を流します。
取り立てて「絵」を見なくても楽しめる番組はありますし、逆に「絵のないテレビ」に慣れると、失礼ながら出演者のある種の「見苦しさ」から解放される面もあります。
そしてそのような「音声」だけのテレビ番組で気になるのが、言葉使いや話し方です。

私は仕事柄この「言葉使い」や「話し方」がとても気になります。
例えば最近某報道番組の女性アナウンサーが使った「とても耳ざわりが良い」という言い方。
私の経験では「みみざわり」の漢字は「耳障り」、つまり「支障がある、障りがある、聞き苦しい音」のことを指すもので、「耳触り」以外の言い方はありません。当然この言葉に「良い」はないのです。決して「肌触り」と同じ使い方にはならないのですね。「肌触り」ならそのあとに「良い」「悪い」という言葉が続きます。

さて今日の午後、例によってテレビを「聞き」ながら仕事をしていた時のことです。
丁度「全国大学ラグビー選手権」が流れていて、結果早稲田が優勝したようです。インタビュアーが優勝した早稲田のキャプテンに優勝の感想を聞いていました。
「優勝おめでとうございます、今の気持ちはいかがですか?」と。感想を求められた彼の返答は一言、

 「ヤバい、です。」

私は彼の応えに耳を疑ってしまいました(ちなみに他の質問の答えも同様です)。
もちろん「優勝できて本当にうれしい」「チームの努力の結果です」、そんなもろもろの気持ちが溢れていたこととは思います。でも仮にも、

早稲田の大学生
ラグビー部所属の選手
優勝チームのキャプテン   ですよね。

思わず目を閉じて溜息をついてしまいました(^^;)

早稲田のキャプテン殿。本来「ヤバい」とはネガティブワードであり、失敗をした時、心ならずも非を犯してしまった時に使う言葉です。もちろん言葉は生き物ですから使われ方が変化するのは否めないことでもあるでしょう。
でもキャプテンの言葉はチーム全体の気持ちの代弁でもあるわけですよね。
それを流行とはいえ、子供じみた「ヤバい」の一言でまとめてしまうのは、「キャプテンの立場」としていかがなものか、と私は感じてしまうのですね。北島康介選手の「ナンも言えねえ」とは違うのです。

「なんだか残念でアル」と、感じてしまうのは私だけでしょうか?
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