笑うかどには福きたる

日常生活で見たこと、聞いたこと、感じたことを牧歌的にのんびりと書いています。

超人気俳優が超大手企業のCMに出ることについての個人的感想

2014年03月27日 20時53分53秒 | テレビ
堺雅人さんは好きな俳優です。
おそらく「(自分を惜しむことなく)なんでも演じることができる才能」を持つ稀有な方。

で、その彼が大ヒット作「半沢直樹」と「リーガルハイ」のキャラクターさながらに出ているのが、ソフトバンクとトヨタとキリンのCM

ソフトバンクとトヨタは半沢テイスト
キリンは古美門テイスト

どれも彼自身の存在感があまりにもありすぎて、もはや「どこが、何を売るCMだっけ?」状態(^_^.)
キリンなんか、もうねぇアサヒでもサッポロでもいいじゃん、みたいで「アルコール飲料のCMらしい」程度の認識しか私にはありません。

失礼な言い方かもしれませんが、ソフトバンクにもトヨタにもキリンにも「人気俳優だし、とにかく、なんとか、突っ込みたい」程度の感じしか、正直感じられないのです。
出せば彼が何とかしてくれるだろう的な「丸投げ感」がプンプンします。
なので、堺さんが出ているにも関わらずCMが入るとチャンネルを切り替える自分がいるのです。

大きなお金が絡むわけですし、俳優の意向がどうこうの話ではないのでしょうが、メディアが求める姿が「半沢的なもの」か「古美門的なもの」しかなく、多くの人が俳優をその面でしか知ることができないのは「どうなんだろう」と感じてしまうのですね。

堺さんは「副業なしの生粋の俳優」でしょうし「1年ほど音楽活動でリフレッシュします」というわけにもいかないでしょうから、そろそろ普通の、俳優堺雅人に戻っていただく頃なのではないかな、と感じています。(堺さんご本人の意向は存じませんが)

半沢でも古美門でもなく、地方発単発ドラマみたいな「こじんまりした秀作」。堺雅人さんって、そんな作品でキラキラ光る存在感や透明感を出せる俳優さんでもあるはずです。
そんな堺雅人さんに、もうそろそろ「会わせて欲しいなぁ」と感じる今日この頃なのです。
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「馬医」のサントラは番組を超える良さ♪

2014年03月25日 20時45分09秒 | 音楽
日曜の夜9時、NHKBS3で「宮廷女官 チャングムの誓い」「イ・サン」「トンイ」とすっかりNHKでおなじみになったイ・ビョンフン監督作品の「馬医」が放送中なのですが、前々から「音楽がいいな~」と思っていました。

先日他局の紀行番組で作品中の曲が使われていて「やっぱ、良いわ」と即Amazonへ。
実は「宮廷女官 チャングムの誓い」のサントラは持っていて、これもとても気に入っているのです。
先日届き、さっそく聴いているのですが期待を裏切らない良さでした。
このCDは2枚組でCD単体としても十分に聴きごたえがあります。
韓国独特の民族楽器もところどころに使われていて、テレビのサントラとは思えないほどの「気合」を感じます。
「ただひとつの」のヴォーカルはちょっとないくらいとてもきれい♪

ドラマのほうですが、お約束通り主人公がこれでもか!、これでもか!、これでもかぁぁ~!! というくらい辛い目に遭います(^_^;)男子だけに、もうねぇこれが容赦なくボコボコに…。
でも「主人公」ですから決して負けることもありません(こちらもお約束(^^)v)

「宮廷女官 チャングムの誓い」も好きな作品ですが、チャングムとクアンヒョンに共通なのは「常に知識を高めたいと願っていること。学ぶこと(そして生きることを)をあきらめないこと」でしょうか。あきらめずに進め。そんな意味でも「馬医」はとてもいい作品だと思います。

ところでCDのタイトル画像なのですが、権利関係なのか主人公の写真が一枚もありません。
そうですか、とうわけで番組サイトの画像を拝借してこのようにアレンジしてみました!


べたな感じですが…(^_^;)あくまでも個人的利用ですので、ご容赦を

「馬医」の番組サイトはこちら
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「ホビット」2回目鑑賞~タウリエルのこと

2014年03月20日 22時41分58秒 | 映画
「小さなものでも世界を変えることができる」

タウリエルを見ていて、「ロード…」の中でガラドリエルがフロドに言ったそんな言葉を思い出していました。
それは、ホビットの存在をガラ様が敬意をこめて言ったことなのですけれど。

言い方を変えれば「ほんの小さなことで世界が変わってしまうことだってある」
「世界」ほど大きくなくても、それって、私たちひとりひとりにも当てはまることなんだろうな、って思えませんか?

自分の小さな心の声が、あるきっかけで大きく目覚め、どうしても抑えることができなくなり、人生の、歩いてゆく方向を(良くも悪くも)変えてしまうことだってある。。。

で、タウリエル。強い! 美しい! 仕事完璧!
600年もクモ退治で働き続け、でも王国の将来を考えた提案は否定され、女性としての存在まで禁止される始末。私の人生っていったい…、って気分になっていくのは人間族にもわかります(涙)。

そんな彼女の前に、無鉄砲でやんちゃな、子犬のような年下男の子が現れて「あんたに興味がある!」みたいに見つめられたら、正直かまってあげたくもなるかもしれません(^_^;)とても今風なテーマで、難解なこの作品の唯一の共感ポイントだと私には思えます。

彼が話したのは、タウリエルが見たいと願い、でも見たことない美しい星の話。
その話が聞きたい、と感じた時点で、もう彼女の気持ちは動いているわけです。なぜならば、彼女自身がいろいろなことに何らかの変化をず~っと求めていたから。彼はそんな変化のきっかけだったわけです。
このあたりって、もうねぇ、脚本家の勝利じゃないでしょうか(^_^;)

「閉じこもることが掟の世界」から飛び出したタウリエルは自分の声に従うエルフになったんですね。
彼女の行動が、今度は何かの、誰かの気持ちを動かすことになるのでしょうか。
この作品のためにわざわざ設定したキャラクターです。きっとそんな「何かを変える」意味を持たされているのだと信じています。

このあたり、脚本を書いたフラン・ウォルシュのオーディオコメンタリーを早く聞きたいな~と思っています。(「ロード…」の時のように)
それにしても、本当に3作目が待ち遠しいよぅ~

2作目の「ホビット通信」はこちら
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お悔み・ 宇津井健さん

2014年03月14日 23時35分32秒 | テレビ
ある年代には、二枚目俳優として一世を風靡した俳優さんだったと思います。
百恵ちゃんのお父さん役、というのが私の記憶です。

演技云々ではなく、とても真面目で誠実感にあふれた、そんな印象の俳優さんだった気がしています。
ご冥福をお祈りいたします。
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「ホビット 竜に奪われた王国」を観た!~オーランド・ブルームは正真正銘の「エルフ族」

2014年03月12日 23時29分14秒 | 映画
本日レディスデーなので、さっそく観てきました!
レゴラスご出演、ということもあってか、同じようなタイミングで去年観た「ホビット 思いがけない冒険」に比べると観客多し? な印象です(^_^;)。

「三部作の真ん中」なので、いきなり始まります。え~っとたしか、オークの親分みたいなのに追われていたところで終わってたかな? などと記憶を辿りながら徐々に「ロード…」の世界に入っていきます。
そうそう、この雰囲気。そうよ、いとしいしと…。(でも、今回ゴラムは出てきません)

第二部の本作は「戦闘編」でございます。

追う、追われる、そして戦う。

もうねぇ、全員がこれでもかっ! てくらい戦っています。
で思ったのですが、できたらこの作品は映画館で観てほしいな、と。大画面がイイから、というよりも戦闘シーンがかなり長いわけです。「二つの塔」でのオークとの戦闘もかなり長いものでしたが、人間対オークでしたから。対してこちらは、ドラゴンとドワーフ(^_^;)
もし自宅のテレビ画面で観ていたら、

コーヒー沸かしに行っちゃうかも。
お米研ぎに行っちゃうかも。

で、戻ってきてもまだ戦ってる! ってくらい長い。
なのでこの作品は映画館で「集中して」ご覧いただきたい、と思います。

で、レゴラス。
かなり戦闘的なエルフで早々と登場します。筋骨たくましく「ロード…」の頃の印象とはかなり違います。
「ロード…」の頃に感じた「遠くを見つめる、物静かな、詩人のような」印象、ありません。

オーランド・ブルームは(本人にとって良くも悪くも)この役をやるために生まれてきたのね~、と改めて感じさせるほどの「レゴラス」でした。役じゃなく、そのもの。
オーランド・ブルームは正真正銘のエルフ族です。

さて、「三部作の真ん中」は「え!? ここで!」ってところで終わります(^_^;)え~!?。
三作目は今年のクリスマスまでお預けです。

ビルボは指輪の魔力でどうなってしまうのか?
ドワーフとエルフの恋の行方は?
ゴラムは最後にどうからむのか?
さてさてどんなラストに仕上がっているのか、12月を楽しみに待ちたいと思います。
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この作品、ジャクソン監督が時々画面を横切ります(^_^:)2回くらい見たような。。
あと、ひょっとしたら監督の息子さん、娘さんもご出演? 娘さんは表情に特徴があるんですよね~(^^)
コメント (1)
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「軍師 官兵衛」を更に面白く!~「反逆」/遠藤周作を読む

2014年03月01日 14時29分59秒 | 読書
主人公は、荒木村重と明智光秀。
信長に心酔し、自らを崩壊させてゆく二人の物語です。

荒木村重という人は「黒田(小寺)官兵衛を土牢に閉じ込めた人」程度の認識しかなかったのですが(勉強不足)、意外に最後まで戦国の世を生き抜いてゆきます。(52歳で病死)
大河は官兵衛が主人公ですから、村重の妻「だし」の最後をもって荒木村重の出番はなくなると予想しているのですが、ドラマでは描ききれない荒木家のあり方などを知っておけば、やや端折り気味な展開もある程度理解できそうです。
村重がなぜいきなり城持ち大名になれたのか、なぜ「だし」のような女性を妻に持てたのか、なぜ信長に謀反を起こしたのか。。で、そう考えると、個人的には村重演じる田中哲司さんのキャスティングって意外にはまっている気もします(^^)精神的にだんだん崩れてゆく村重を田中さんがどのように演じるのか? ちょっと楽しみです。

さて、もう一人の主人公、明智光秀はもうご存知の通り「敵は本能寺にあり」でございます。
村重の長男(30代で病死)の妻は光秀の娘だったんですね。
「反逆」によると村重が謀反を起こした時、光秀のもとに返されたということですが、上下巻を通してこの二人の存在はとても心に残るものでした。

で、この光秀を演じるのが、春風亭小朝さん(^_^;)おや?
個人的には以前大河で光秀を演じた坂東三津五郎さんあたりがイメージなのですが、、、、小朝さん。
光秀は濃姫に恋していて、恋敵の信長を討ったのだぁ、なんてドラマも昔見ましたが、内田有紀さん(濃姫役)に恋する小朝さんって(^_^;)なんとなくミュージカル?
とりあえず、こちらも精神的にだんだん壊れてゆく光秀を小朝さんがどのように演じるか。前半の見所であることは確かです。

「反逆」は、秀吉の北ノ庄での勝利までが描かれていて、物語前半の官兵衛を取り巻く人々の「生き様や生き抜くための苦悩」を知ったことはとてもよかったと思います。

それにしても、信長。
権力を欲しがる男たちを心酔させ翻弄し狂わしてゆく、まさに魔王でございます。。

「軍師 官兵衛」のサブガイドとして、まだ読んでいない方はぜひ(^^)
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